ホロスコープと四柱推命のW効果であなたにもプロ級の占いが可能!1(ページ2)

「職業運・男性運を傷つける「傷官運」をホロスコープで見る方法3」においては、ある人の傷官年、傷官月、傷官日が重なる時期のホロスコープチャートを実際に見て、傷官としての性質がホロスコープチャート上でどのような出方をするかについて触れていきました。
更にその前提として、傷官星とかかわりの深いホロスコープにおける星は、「海王星」「天王星」「月」「土星」「火星」であると、「職業運・男性運を傷つける「傷官運」をホロスコープで見る方法1」において説明していきました。

傷官、というのは四柱推命の考え方ですが、それをホロスコープとあわせてみる中で、より精密な占い結果を得ることができます。

「職業運・男性運を傷つける「傷官運」をホロスコープで見る方法2」「職業運・男性運を傷つける「傷官運」のホロスコープでの見方」において、実際に傷官年、傷官月、傷官日が重なる時期のホロスコープ上での運気の見方についてお話ししていきましたので、こちらも参考にご覧ください。

その際用いたチャートが以下のものになります。上記のリンクも参考にしつつ、このチャートにおけるアスペクトを見ていきましょう。
ホロスコープと四柱推命のW効果であなたにもプロ級の占いが可能!1

■傷官の重なる時期のホロスコープについて

<金星と天王星のコンジャンクションについて>

傷官星は芸術的才能と縁の深い星であり、それだけに芸術家的な繊細さや神経質さを示す星でもありますが、金星と天王星のコンジャンクション(0度で重なる状態)は、傷官星のそういった要素が非常に出やすい配置のアスペクトであると言えます。

この配置の星並びを持つ人は、「芸術家」を絵に書いたような性格であり、優れた芸術的才能を持っていますがその分人と違った感性を持っているため、他者の中で浮いてしまいやすいという特性があります。金星は芸術のほかに、娯楽や喜び、美しさを示す星でもあるため、これが天王星の影響を強く受ける金星と天王星のコンジャンクションは、娯楽分野での変革、美的感覚の変化、美しさに対する意識の転換、趣味の変化などにも及ぶことがあります。

ホロスコープにおける娯楽は恋愛も含みますので、恋愛面でもびっくりするような大きな変化が起こりやすい時期です。
具体的に言うと、人目ぼれをしたり、突然気になる人ができたりする時期ですね。

想像力、創造力が高まる時期ですので、仕事においても自然と向上心が高まります。現状を変化させ、より良い形にしていくことを求める時期です。予期しないプロジェクトや、創造的な仕事を任されやすい時期であり、一風変わったアプローチからの仕事への関わり方ができるため、ビジネス面ではこれまでと違った面から飛躍のチャンスが得られるかもしれません。

ただし、傷官星は繊細さが強くなる星であり、表現力が上がる分、火星などが悪い影響を同時に与えていたりすると表現による攻撃性が増す星周りでもあります。特に男性や上司に対するきつい物言いをしてしまったり、不満が言葉として外に出ていきやすい時期でもあるので、他の星との関係性も注視しておくべきであると言えます。
また、この時期の恋愛は、変化の星である天王星の影響であるため、一過性のものである可能性も高いので、この愛情が本物かどうかは、注意深く自分の心を分析してみる必要があります。

<金星と冥王星のセクスタイルについて>

金星は愛情や美しさ、楽しみや喜び、快楽などを司る星です。
その星が極端な影響を及ぼす冥王星のパワーを受けることによって、金星の司る分野への影響が極端になります。

愛情面では、人を惹きつける力がパワーアップする時期です。性的な魅力が増し、常にないほどの力で異性を強力に魅了します。自分自身も性的な欲求が強くなるため、異性へのアピールが強くなります。美意識に対してブーストがかかるという面もあるため、おしゃれにも力が入り、それが更に異性へのアピールになるという状態になることもあるでしょう。
また、障害があればあるほど燃える、自分が手に入れたいと思ったらとことんまでその愛情におぼれていく、そういった意味での愛情の極端さとして金星と冥王星の関係性が発現することもありえます。

ただ、確かに金星と冥王星のソフトアスペクトの関係性としてこういった象意はあるのですが(そしてほとんどのホロスコープの解説書やインターネットのサイトでも、金星と冥王星の関係についてはこういった説明がされているのではないかと思います)、傷官運における働きという意味では、こういった象意が出るということについては私はやや懐疑的です。
どちらかと言えば、この場合の冥王星の極端さは、金星が持つ美的感覚にこそ発揮されると考える方がより傷官的だからです。

ですから傷官運であるということを考えると、モテ期というよりは、表現活動へのこだわりが強くなり、ものづくりや創作活動に傾倒する時期になるのではないかと思われます。
金運においても出費はあるものの、その元が取れるくらいに楽しい思いをすることができると言われていますが、傷官運による金星と冥王星のソフトアスペクトの場合、効果として金運が上がるというのは他に木星などが絡んでいない限りは難しいと思われます。

 

次回は、上記のチャートの残りの四つのアスペクトから、傷官運の特徴について解説していきましょう。