自分はどんな人と結婚する?四柱推命で占う夫婦運、結婚運2

自分はどんな人と結婚する?四柱推命で占う夫婦運、結婚運2

前回から、四柱推命の日支通変星を見ることで配偶者運、結婚運について占う方法についてお話しています。

通変星によって、柔和で扱いやすい頑固で扱いにくいといった性質の違いはあるものの、通変星自体は、良い悪いということはありません。その通変星がその人にとって良く働くか悪い影響があるのかは、通変星そのものではなく、命式全体の五行などのバランスによって決まります。

四柱推命においては、一般的には良いものとされるもの……例えばお金や異性にもてる、愛情などについても、「多すぎれば害となる」という考えのもと、全体の命式のバランス次第で悪い影響を及ぼすものとして判断します。
配偶者も同じで、配偶者の座にあたる日支がその人自身の表の顔である日干部分に害をなす存在である場合は、その人の人生においてよい影響を与えないものとして判断します。

さて今回は、日支の通変星が「劫財」以降の人の配偶者運、夫婦運についてみていきましょう。

■日支が劫財の人

<男性の場合>
劫財は良く言えば「泥臭い」星です。昭和っぽいというか。比肩ほどではないものの我が強く、お金の管理が甘く、ギャンブルなんかにも走りやすいところがあります。家のこともあまりせず、出て行ってしまう。
日支劫財の人は、そういうちょっとだらしないところのある女性に惹かれてしまいがちです。
金銭関係や愛情問題で夫婦間の問題が起きやすい運勢です。

<女性の場合>
日支劫財の女性は、家庭におさまりたがらず、独身主義者や晩婚の人が多い傾向にあります。基本的に家事が嫌いで、またくせのある個性の強い男性やふらふらしたところのある男性に惹かれがちなので、なかなか結婚に結び付きにくいところがあります。を通したり、晩婚の傾向が出やすい。
家事全般が苦手なカップルなので、結婚生活に不満がたまりやすく、金銭トラブルも起きがちです。
ただ、物欲も強いので、物質的な成功の可能性も高い傾向にあります。

■日支が食神の人

<男性の場合>
食神は、衣食住に困らない福の神。性格も朗らかで、人に好かれるタイプ。
日支食神の人は、子供っぽいというか、大人になりきれない面があるので、世話焼きの女性に惹かれます。母親のようにあれこれ面倒を見てくれる相手にいろいろ世話されたい欲求が強いのです。
女性に母性を求めすぎて捨てられないように注意が必要です。
十二運が長生・冠帯・建禄・胎の場合、夫婦運が良いと見ます。

<女性の場合>
縁のあるタイプも自分も大きな子供のようなところがあり、お互いに大人として自立しきれず、わがままで遊び好きなタイプなので、家庭のことがおろそかになり衝突しやすいところがあります。
離婚も多い傾向にあります。気が多いタイプで、遊びたいんですね。
相手への尊敬や思いやりを持てる相手を選ばないと、結婚が長続きしません。
男性と同じく、十二運が長生・冠帯・建禄・胎の場合、夫婦運が良いと見ます。

■日支が傷官の人

<男性の場合>
神経質で感情的な女性に縁があります。傷官は職業運を示す官星を傷つける星なので、夫婦の問題が仕事に悪影響を及ぼす可能性があり、注意が必要です。
日支傷官の場合、トラブルの原因が自分の行いからくることが多いため、 浮気やギャンブルなど会社に知られて困るようなことはしないことです。

<女性の場合>
イマジネーション豊富で、芸術家気質なところのある、ちょっと口の悪い感じの男性に惹かれやすい傾向にあります。夢追い人、アーティストタイプと結婚しやすい。
日支傷官の女性は美人が多い傾向にありますが、本人も口が悪く、相手を批判しがちなので、思いやりを持てる相手と結婚しないとなにかと相手を責めてしまい、結婚がうまくいきませんので注意が必要です。

■日支が偏財の人

<男性の場合>
出入りのあるお金を示す財星、また財星は異性の星なので、基本的に結婚運は良いほうです。
良き妻、良きパートナーに恵まれます。
お互いに精神的に安定・自立しており、それぞれに仕事や家事に打ち込むことができるので、共働き夫婦としてもよい縁に恵まれます。
生活力のある良い夫婦になるでしょう。
ただし財星は男性にとっては異性を示す星なので、この星が日支にある人はモテます。浮気には十分注意してください。

<女性の場合>
女性の場合は、晩婚の傾向があります。また、出入りの激しいお金を示す星なので、経済的に安定しない、浪費家だったり収入に乏しい男性に縁があります。
自分自身が稼いでくるタイプなので、そういう男性と縁ができやすいのです。
この星が日柱にある場合、女性のほうが男性よりも稼ぐような夫婦になることも珍しくありません。
夫が抱える問題(金銭トラブルや浮気問題など)に悩まされることもありますが、基本的に自分自身が財運があるので、あまり心配することはありません。
十二運が長生や冠帯の場合、良い結婚になります。

次回は、日支が正財以降の人の配偶者運、結婚運についてみていきましょう。