職業運・男性運を傷つける「傷官運」をホロスコープで見る方法3

職業運・男性運を傷つける「傷官運」をホロスコープで見る方法3

職業運・男性運を傷つける「傷官運」をホロスコープで見る方法3
前々回の「職業運・男性運を傷つける「傷官運」をホロスコープで見る方法1」においては、傷官星と関わりの深い星である海王星、月、天王星、土星の特長について、前回の■「職業運・男性運を傷つける「傷官運」をホロスコープで見る方法2」においては、傷官星が傷つける官星の特徴について説明をしてきました。

今回はこれらを受けて、いよいよ、傷官が重なる時期の運勢の見方について見ていきましょう。

■実践!傷官が重なる時期の運勢の見方

人にとって四柱推命で見たときに傷官が重なる時期が、ホロスコープで見るとどういう状態になっているのかを分析していきます。
このチャートにおいて、特にタイトなアスペクトを取っているのは、以下の星同士です。吉凶に分けて分類しています。

 

<凶要素>

月と水星のスクエア
火星と冥王星のスクエア
冥王星と天王星のスクエア
太陽と月のスクエア

<吉凶混合の要素>

天王星と冥王星のコンジャンクション
月と海王星のコンジャンクション
金星と天王星のコンジャンクション

<吉要素>

金星と冥王星のセクスタイル
月と土星のセクスタイル
土星と木星のセクスタイル
木星と木星のセクスタイル
金星と太陽のトライン

■実践!星同士の関係性を具体的に見ていきましょう

■実践!星同士の関係性を具体的に見ていきましょう
以前、、傷官が重なる時期に特に関係してくる星は、海王星、月、天王星、土星であるとお話ししました。上記に挙げた12個の関係性のうち、実に8つ、三分の二が傷官絡みの星ですね。ホロスコープで扱う燃やす主な星は12個ですから、そのうちの4つ、三分の一の星について見ている条件下であれば結果も三分の一の占有率になるはずです。

しかし実際の結果は全体のうちの三分の二。このことからも、やはり傷官が重なる時期は上記に挙げた星が関係してくる確率が顕著に多い状態であると言えるでしょう。

 

<月と水星のスクエアについて>

■実践!星同士の関係性を具体的に見ていきましょう-2
月は女性の心身を表すと言ってもよい星です。その月がコミュニケーションを司る水星とハードアスペクトを取っていますので、女性的な精神性がコミュニケーションに支障をきたすと考えられます。ホルモンバランスのアンバランスさから来る、月経前症候群のような精神の不安定さや迷いが生まれる可能性のある星並びです。

 

<火星と冥王星のスクエアについて>

■実践!星同士の関係性を具体的に見ていきましょう-3
傷官星と関わりのある星として触れた4つの星の枠には入りませんが、補足で触れた2惑星がこの二つになります。
傷官星は悪い出方をすると攻撃性や体が傷付く意味があるので、星ならび次第では攻撃的になりやすく事故運を示す火星が絡んでくることもあります。

また、傷官星がいくつも重なるような時期は運勢が極端になりやすいので、極端さや徹底的な面を持つ冥王星の力が働いていることもあります。
火星と冥王星のスクエアは、まさに極端に攻撃的になり、また冥王星の激烈な効果と火星の攻撃的な効果の相乗効果により事故やケガにも注意が必要な時期です。

冥王星は傷官星に限らず、いくつも同じ変通星が重なる時期には絡んできやすい惑星なので、逆に言えば冥王星がアスペクトを取っている時は、重なっている変通星の効果が目に見えて起こりやすいと解釈すると良いでしょう。

その運気がどれくらいの強さで出るかという点は、運勢を見たい人にとっては重要な問題ですから、冥王星はそれについての一つの指針になってくれる星だと言えます。

<冥王星と天王星のスクエアについて>

冥王星の負の面としては極端さが、天王星の負の面としては、反抗的、孤独、変り者な面が出てきます。
つまり、極端に反抗的になり、孤立化しやすいということです。

特にコミュニケーションを司る3ハウスや7ハウス、家庭を司る4ハウス、恋愛を司る5ハウス、労働環境を司る6ハウスでこのアスペクトが生じるときは、そのハウスが示す事象の上で孤立化しやすかったり、気むずかしくなって周囲と軋轢が生まれやすかったりします。

 

<太陽と月のスクエアについて>

■実践!星同士の関係性を具体的に見ていきましょう-4
太陽は自分自身の社会的な側面を示します。その太陽が内面や精神性を表す月と緊張関係にあるということは、その人を取り巻く社会のありかたが本当の気持ちにプレッシャーをかけているということになります。自分自身の心と、自分が属す社会の目指す方向性が揃わず、周囲と理解しあえずに苦しい思いをすることがある可能性があります。ただし、月も太陽も足が早いのでこの影響があるのはせいぜい数日間です。

なお、これらは90度のスクエアだけでなく180度のオポジションの時にも言える傾向です。スクエアよりもオポジションの方が緊張性は高いので、オポジションの配置の方が悪い出方をする可能性が高いでしょう。

 

次回は、これ以外の関係性、吉凶混合と言われるコンジャンクションや吉要素であるトラインについても見ていくと共に、様々な組み合わせについても見ていきましょう。