神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る2

神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る2

神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る2
前回の「神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る1」では、自分にとって傷官にあたる年の探し方について見ていきました。
今回は、傷官にあたる月の探し方と、「大運」の考え方について見ていきましょう。

前回の「神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る1」によって、傷官にあたる年は探すことができたでしょうか?
これに加えて、さらにその傷官年のうち、傷官にあたる月を探していきます。

傷官にあたる月を探すには、「干支カレンダー – 高精度計算サイト」を利用すると良いでしょう。
このサイトで、「節月適用」にチェックを入れた状態で、前回導き出したあなたにとって傷官にあたる年を入力し、右端のプルダウンメニューを6か月に設定して、その年の2月から6か月、7月から6か月をそれぞれ見て、月干が年干と同じになる月を探します。

なぜ2月からかと言うと、四柱推命の暦は太陰暦によって成り立っており、2月4日を新年とするためです。2月3日を節分と言いますが、これは翌日を新年とする節目の日だからです。日本も昔は太陰暦を使用していましたからね。
その証拠に、先程の「干支カレンダー 高精度計算サイト」で2月から見ると、2月3日までは年の干支が違っています。これが前年の干支なのですね。

例えば、2018年の6月から6か月間を見ると、6月6日から年干と月干がどちらも戊になっています。これは、自分自身の日干が丁の人にとって、年干も月干も傷官になる運であるということです。

これで、あなたにとって年干と月干がどちらも傷官になる時期が導き出されました。

ここで更に、「大運」が傷官になる時期も押さえておくと良いですね。
「大運」について、少し詳しくお話ししましょう。

■人生の運勢模様を大きく左右する「大運」とは?

■人生の運勢模様を大きく左右する「大運」とは?
干の影響は、年、月、日と、同じ干が重なれば重なるほど大きくなることは、「自分の運勢の強弱を知る「12運」について」の笹井教授の例でもお話ししました。
元々命式に傷官を持っている人や、傷官によって悪い影響を受ける正官を持っている人は、特に傷官の影響を悪い方向で受けやすいので、傷官の力が強くなる時期はそれだけで要注意な時期であると言えます。

ここまで、年と月の両方に傷官にあたる星が訪れる時期について導き出してきました。
ここで注目したいのが、「大運」の考え方です。
四柱推命においては、自分自身の生まれ日の年、月、日、時の各干支を示した四柱である「命式」を、ホロスコープで言うところのネイタルチャート(出生図)として扱いますが、ホロスコープで言うところのトランジットチャート(運行表)の役割を果たすのが、「行運(こううん)」の考え方になります。

命式が生まれたときに持っている先天的な運であるのに対し、行運とは後天的に訪れる運気の波になります。そしてこの行運には、大きく分けて「大運」と「流運」があります。
流運とは、そのときそのときの運気のことを言います。すべての年、月、日、時にはそれぞれ干支が割り振られているということは既にお話ししましたが、流運はその年、その月、その日の干支が、命式から見てどのようなはたらきをするかによって運勢を見るものです。命式から見てその時々の干支が、どのような変通星や十二運になるかで運気を判断するものです。命式と流運だけでなく、大運との関係も大切になってきます。

そして大運とは、命式ごとに割りふられる、大きな周期性を持った運の流れのことです。その周期は10年であり、その人の一生の運勢の流れを判断するのに重要な役割を果たします。
この大運の考え方は、西洋占星術には存在しません。
その分、運気の善し悪しを見ることにおいては、四柱推命はホロスコープよりも優れた点を持っているということになります。

インド占星術であれば、ダシャーという大運にあたるものがあり、周期的にも四柱推命の大運とほぼ一致すると言われていますが、インド占星術は自動占いのサイトも少なく、専門的に学んでいる方でなければ敷居が高いものになっています。(個人的には、インドと中国は近いですしシルクロードで繋がっているので、中国の四柱推命の大運の考え方を西洋占星術に取り入れたものがインド占星術なのではないかと思っています。)

■人生の運勢模様を大きく左右する「大運」とは?-2
さて、この大運は、人生における重要な節目節目、運の流れを見るものになります。
四柱推命は命式自体に喜忌(吉凶)や貴賎(貧富)があり、生まれ日の命式である程度人生が決まってしまいますが、それを逆転するのがこの大運の考え方です。
命式自体が良くても、または悪くても、大運の流れが悪ければ、または良ければ、人生は波乱にもなりますし穏やかにもなるのです。
大運の影響としては、一般的には生活環境や置かれている立場、身体的な変化として出ることが多くあります。また場合によっては、思考や心境への大きな変化として現れます。

 

さてそれでは次回は、自分自身の大運の見方についてお話ししましょう。
「大運」と「流運」をすべて並べて、極端に傷官星が多くなる時期はいつなのか…?
それによって、あなたが非常に神経質になり男性を攻撃したり、逆に上司から攻撃されたり、恋愛や結婚の破たんにつながりやすい時期を見ることができるのです。