鬼にされた神(2)ずっと不幸なおぬしは『国譲り』をした自分の神を毎年追い払っている?【芦屋道顕】

鬼にされた神(2)ずっと不幸なおぬしは『国譲り』をした自分の神を毎年追い払っている?【芦屋道顕】

鬼にされた神(2)ずっと不幸なおぬしは『国譲り』をした自分の神を毎年追い払っている?【芦屋道顕】

この記事はこれの続きじゃ↓
鬼にされた神(1)これまでの人生が不幸なおぬしは『節分行事』を止めてみよ

※(1)でも話したが、この記事を書いている段階ではまだ、声を大きくしては言えぬこともある。身の安全のために……。ゆえに、またある一族については、ぼかした表現をさせてもらうぞよ。

■詳細な表(おもて)の歴史は省くが『鬼』扱いの『神』の正体は……。本来の日本の神で本来はその子孫こそ『天◯』

★縄文時代から弥生時代へ。そのとき何が起きたのか?

まず、日本史で『縄文時代』が終わり『弥生時代』が到来したことは、日本に生まれ育った日本人であれば、誰もが知っておろう。しかし、なぜ時代と、文化が激変したのか。縄文人と弥生人では、顔立ちもまったく異なることも有名じゃな。

昨今は隠蔽されてきた日本の真実の歴史が紐解かれてきているゆえ、すでに知っている人もおろうが、

日本列島に元々いたのは狩猟採集民の縄文人。1万2000年以上、平和に暮らしていたところに、中国大陸から渡来人がやってきた。彼らは『弥生人』呼ばれる稲作農耕民で、日本土着の縄文文化を破壊した。そして、弥生人のある一族が『天皇』として即位した。それが『大和朝廷』なのじゃ。そして、弥生人をルーツに持つ大和朝廷が、現代まで続いている……。

★『国譲り神話』は譲ったのではなく強奪された?

鬼にされた神(2)ずっと不幸なおぬしは『国譲り』をした自分の神を毎年追い払っている?【芦屋道顕】

『古事記』の『国譲り神話』では、大和族(弥生人、渡来人)の天照大御神(アマテラス)が、3度に渡って出雲族(縄文人、土着の日本人)の王であり、スサノオの子孫=神である大国主に『出雲の統治権を高天原に譲れ』と迫り、3度目についに出雲を明け渡した話なのじゃな。※詳細は省いたぞよ。

★大和朝廷は大国主を怨霊・鬼として封印し続けている

縄文人の一般庶民はそのまま大和朝廷の支配を受け入れていったが、縄文時代の『王』であったスサノオの子孫、大国主やその兄弟達は『処刑』されたとも、処刑される屈辱を味わわぬよう自殺したとも。『自殺に追い込まれた』とも言えよう。いずれにせよ、大和朝廷のために命を断つことになったのじゃな。その際、「国譲り」どころか強奪であったゆえに、大和朝廷の血筋を怨んで呪ってこの世を去ったという。(いや、去らずに留まっているが)

大和朝廷はこの大国主一族の祟りを恐れて、まずは出雲に出雲大社を、各地に御霊神社を建てて、祀るといえば聞こえは良いが、つまりは祟り神を『封印』したのじゃな。

さらには、一般庶民には節分の豆まきとして伝わる宮中の鬼祓い儀式である追儺に始まり、年中儀式を行っているが、その多くは『鬼や怨霊と称して、政敵の霊を封印し続ける』ためなのじゃ。

■大国主を崇めていた縄文時代の魂の生まれ変わりの現代人は『節分の豆まき』で自身の神を追い払っている!

現代の日本人の『肉体』は、縄文と弥生の混血が進み、どちらか一方だけのDNAや歴史を持つ者は少なかろう。しかし、その魂はどれほど輪廻転生しても本質は変わらず、いわゆるソウルメイト、ソウルグループは『縄文人』と共にあり、その守護神は今も本当は大国主に連なる神々なのじゃな。

にも関わらず、己の守護神を毎年鬼扱いして追い払っていては、やはりその人生は明るきものとはなるまい。

他の人々は節分やひな祭りや、年中行事をきちんとやって『やっぱり日本の伝統を大切にすると運も良くなる』などと言うているのに、己はなぜかあらゆる行事を真面目にやっているのに人並みの幸せが訪れない、と感じているおぬしは、今年の節分には豆をまかず鬼を追いやらず、むしろ鬼扱いされている何やらの霊的な安寧を祈るが良いぞ。

鬼にされた神(2)ずっと不幸なおぬしは『国譲り』をした自分の神を毎年追い払っている?【芦屋道顕】

とはいえ、窓なども締め切りがちになる時期、家に風を通すために窓を開け放ち、年末に出来なかった、あるいは不十分だったならば【大掃除】はすると良いな。風通しが良く清潔になった家には、豆まきなどして追いやらなければ、鬼と称された『神』が機嫌を良くして目をかけてくれることであろう。

芦屋道顕の現代の呪(キュンコレ)記事一覧

【関連記事】
前編【芦屋道顕】受け継がれた雛人形を手放したら結婚できた名家の娘【現代の呪2】

芦屋道顕の過去記事はこちらから

★努力しているのに不幸な人生は知らぬ間にかけられている『呪い』のせいかも?生まれる前、生まれた後、身に覚えがないのに妬まれたり嫌われたり……。呪いを解けば本当の自由と幸せを取り戻せる!
『現代の呪(芦屋道顕)』電子書籍はこちら