人生のテーマが分かる!ホロスコープの太陽の位置での生き方の違い3

人生のテーマが分かる!ホロスコープの太陽の位置での生き方の違い3

前回までの
■「四柱推命や星占いに使う出生時刻がズバリ分かる裏ワザ!」
■「【ホロスコープ講座】2ハウスと3ハウスに太陽がある影響」
■「【ホロスコープ講座】4ハウスと5ハウスに太陽がある影響」
■「人生のテーマが分かる!ホロスコープの太陽の位置による生き方の違い」
■「人生のテーマが分かる!ホロスコープの太陽の位置での生き方の違い2」では、ホロスコープや四柱推命で誰かの運勢や性格を占うにあたって、出生時刻が分からない人の出生時刻を推測するために、ホロスコープの各ハウスに太陽が入っていたときの影響について見ていきました。

前回までは第7ハウスまでを見ていきましたので、今回は、第8ハウス以降について見ていきましょう。

<第8ハウスの意味>

第8ハウスは、自分だけの力ではどうにもならないもの、血縁関係や性的関係など、他者との深いかかわりによってもたらされるものを表すハウスです。
血縁関係によってもたらされるものとは、すなわち家柄や先祖、遺伝的要素、才能、相続や遺産、借金、結婚生活などです。

第8ハウスの性質はちょっとピンとこない人もいるかもしれませんが、そのハウスの性質を読み解くためには、そのハウスと緊張関係にあるハウスの性質について見ていくことも一つの方法です。

たとえば、前回触れた他者との人間関係を示す第7ハウスは、3つ離れたハウスである、第4ハウス・第10ハウスと90度の関係性、かつ第1ハウスとは180度の関係性になります。90度も180度も緊張関係にある、特に180度は対立関係にあるハウスです。
第10ハウスは指示待ち人間が嫌いなキャリアのハウス。
第4ハウスは他人の言うことに左右されていたら守れなくなってしまう家族のハウス。
第1ハウスはそれこそ他人とは対称となる自分自身のハウスです。
第7ハウスに太陽がある人は、誰かの意見を自分の意見としてしてしまう人で、これらのハウスと調和しません。

同じように、第8ハウスは3つ離れた第5ハウス、第11ハウス、正反対にある第2ハウスと対立関係に当たります。第5ハウスは個人の娯楽や楽しみのハウス、第11ハウスは他者と共有する楽しみのハウス、第2ハウスは個人の資産のハウスです。第8ハウスは実家の状況や遺産・借金、遺伝、結婚後の生活を示すハウスであり、これらが個人の娯楽や他者との楽しみごと、自分の資産に害をなす要素になりうるものであることはなんとなく理解できるのではないでしょうか。

特に第8ハウスに天体がある人で、対抗ハウスである第2ハウスにも天体が入る場合は、所有物や経済状況に関する緊張関係が生じます。

そのため、必要以上に人と自分を比較し、他者を批判して自分の優位性を保とうとしたり、逆に劣等感に苛まれたり自己卑下に走ったりします。
隣の芝が青く見える、経済的なことに対する嫉妬心や自意識の強いタイプですね。

<第8ハウスに太陽がある影響>

太陽が入っているハウスは、その人にとって人生のテーマとなる場所であり、自分が最も重きを置く場所、生き方や自分の価値観の根本基準になる場所です。8ハウスは先祖や親から譲り受けるもののハウスであり、このハウスに太陽がある人は、先祖や親から様々な才能や遺産を受け継ぎ、それによって自分自身の人生が決定づけられる宿命を背負っています。

受け継いだものによって、自分の人生や生活が形成され、血縁や家系から逃れられないものになります。(ちなみにこの家系は、結婚相手の家系や、一般に見れば家族にあたるくらい親密な他者との関係性である可能性もあります。)
遺産に関しては幸運に恵まれ、親や先祖から、様々な形で遺産を受け継ぐ後継者であり、またその受け継いだものを重要視し生かそうとします。受け継いだものを人生における最重要要素だと考えています。そこにプライドがあるのです。長く続いた名家の長子などがピッタリのタイプですね。先ほども触れましたが、そのプライドが、対抗ハウスの2ハウスに天体が入った場合に他の家に対する対抗意識として出てしまうことがあります。

太陽のあるハウスは、その人が何によって自分の価値を形成するか、どんな自分に価値を置いているかという部分を見るための要素となります。
第8ハウスに太陽が入っている人は、家系、家のために尽くすこと、家系のために貢献することや自分の行動によって家を盛り立てることが存在意義になっています。家系そのものだったり、単純に親だったりと「家」の規模はまちまちですが、いくつになっても親や親族からの評価、どれだけ近親に誉められるか、家のために尽くしているかを気にします。

この人にとっては、家系の中での評価を高めることが生き甲斐なのです。他人にも由緒ある血筋を求める傾向があり、権力志向・血統意識が強い人です。

次回は、第9ハウス以降に太陽がある場合について見ていきましょう。