人生のテーマが分かる!ホロスコープの太陽の位置での生き方の違い2

人生のテーマが分かる!ホロスコープの太陽の位置での生き方の違い2

前回までの
■「四柱推命や星占いに使う出生時刻がズバリ分かる裏ワザ!」
■「【ホロスコープ講座】2ハウスと3ハウスに太陽がある影響」
■「【ホロスコープ講座】4ハウスと5ハウスに太陽がある影響」
■「人生のテーマが分かる!ホロスコープの太陽の位置による生き方の違い」では、ホロスコープや四柱推命で誰かの運勢や性格を占うにあたって、出生時刻が分からない人の出生時刻を推測するために、ホロスコープの各ハウスに太陽が入っていたときの影響について見ていきました。

前回までは第6ハウスまでを見ていきましたので、今回は、第7ハウス以降について見ていきましょう。

<第7ハウスの意味>

第7ハウスは、他人とのパートナーシップを示すハウスです。結婚やビジネスにおけるパートナー、対人関係や協調性を表します。

第3ハウスがコミュニケーションや近しい他人を示すハウスなので少し違いが分かりにくいのですが、ホロスコープにおいては第1ハウスが自分自身、第2ハウスが自分自身の持ち物、第3ハウスが自分のすぐ近くにいる人とのコミュニケ―ション、というふうに段々と自己から社会へと視点が移り変わっていきます。
第3ハウスがその人自身のコミュニケーションのあり方だとしたら、当然人間関係にも作用するものではありますがそれそのものがその人の対人関係のあり方を示すわけではありません。

例えば第3ハウスにベネフィック天体(ホロスコープにおいて良い影響、他の天体へのポジティブな影響をもたらす吉星とされる天体)、第7ハウスにマレフィック天体(ホロスコープにおいてよくない影響、他の天体へのプレッシャーを及ぼしやすい天体)が入っている場合は、本人は社交的で対人スキルも高いのに人間関係そのものに恵まれない人になりますし、逆に第3ハウスにマレフィック天体、第7ハウスにベネフィック天体が入っている場合は、本人の社交性には難があるのに周囲の人間関係には不思議と恵まれる、といったふうになったりします。
本人のコミュニケーションスキルとパートナーシップのあり方は必ずしも正の相関にならないのですね。

とはいえ、第7ハウスは第3ハウスから数えて4つ目のハウスです。あるハウスから数えて4つ目のハウスは、結果が出るハウスと言われています。第3ハウスの要素の結果として、第7ハウスの要素が表れるということです。
ですから先程の例のように正反対の吉凶の天体が在室していない限りは、第3ハウスが良ければ第7ハウスも良い結果になりやすくなりますし、第3ハウスが悪ければ第7ハウスも悪くなりやすいと言えます。

これには一つ仕組みがあり、ホロスコープではある天体から120度の角度にあたる場所はその天体のエネルギーが流れ込みやすいという要素があるためです。あるハウスから4つ目のハウスはホロスコープ上ではあるハウスと120度の関係性になります。結果的に、あるハウスの影響を受けることになるのが、4つ目のハウスなのです。

さて、話を第7ハウスに戻しましょう。
このハウスは、他人との関係性、それも自分対集団ではなく、自分対個人の関係性やパートナーシップを示します。単純な協調関係だけでなく、契約などのビジネスライクな形も含まれます。他者あってこそのハウスであり、このハウスの意味が重い人は、人生における他人との関係性が非常に重要な意味を持つ人となります。

<第7ハウスに太陽がある影響>

太陽が入っているハウスは、その人にとって人生のテーマとなる場所であり、自分が最も重きを置く場所になります。逆に言うと、そのハウスが示す事象にその人の行動が引っ張られてしまう、そのハウスが持つ意味を高めるために行動してしまうのです。
ですからこのハウスに太陽がある人は、より良いパートナーシップを築くことが人生の目的になります。他者との協調、他人とともに足並みをそろえて生きることこそが最も重要なことであるという価値観なのです。

ですから自然とパートナーの目指す方向性についていくことになりますし、パートナーによって自分自身の人生が大きく左右されてしまいます。自分で何かを決定することが大の苦手で、引っ張って行ってくれる人がいると安心するタイプです。
悪く言えば、指示待ち人間で、他者の言うことに左右されすぎて家族とも折り合いが悪くなりがち。そして自分自身の意見というものがない。依存傾向が強く、簡単に他人の意見に靡いてしまう優柔不断で八方美人なところがあります。

とはいえ、人間関係を良いものにすること、より良いパートナーシップを築くことが最重要ですから、他人との付き合いも他人も大切にします。他人の意見をどれだけ大切にできるか、他人の人生にどれだけ貢献できるかということが、自分自身の価値につながります。

幸福な結婚イコール最高の人生という考え方で、結婚できないことは人生の敗者と考え、また特に女性の場合、夫の成功を自分の成功と考えるため、結婚相手の社会的地位向上のために尽力します。

次回は、第8ハウス以降に太陽がある場合について見ていきましょう。