【幻の陰陽師・芦屋道顕】海水浴シーズン!自分で作れる海のお守り『セーマン・ドーマン』で魔を遠ざける方法(ページ2)

暑いのう。もうすっかり夏じゃ・・・夏じゃの!!

さて、おぬし、海は行くか?
実はな、海水浴シーズンにピッタリ、海辺で楽しい夏休みを過ごそうと考えておるおぬしにうってつけの、しかもとてつもなく簡単な魔除けがあるのじゃ。

■自分で簡単に書ける海のお守り『セーマン・ドーマン』

『セーマン・ドーマン』とは、☆型と九字を合わせた魔除けの印のこと。・・・説明するより図を見たほうが早いかのう。

これじゃ。

せーまんどーまん

五芒星を一筆書きしたものを「セーマン」横に5本、縦に4本直線を引いて格子状にしたものを「ドーマン」と呼ぶ。2つ合わせてセーマンドーマンじゃ。

■セーマンドーマンは元々は海女の魔除けだった

これはそもそも、海女(あま)が海に棲む魑魅魍魎に襲われぬように、身に付ける襦袢(じゅばん)に縫い付けていた印。

五芒星は一筆書きで、開始点と終点が同一になるゆえ、「元の場所に戻れる」すなわち、無事に帰れる縁起担ぎになっておったのじゃな。

また、ドーマンは有名な「九字切り」の九字じゃ。格子の目の一つ一つが、魔物を見張り遠ざけてくれるのじゃ。

■水着やタオルに縫うか、紙に書いて持ち歩くか

本当は水着に黒糸あるいは紫色で縫うといいのじゃが、せっかくの水着に穴を空けたくなかろう。もし刺繍が苦ではないというおぬしは水着のタグの部分やタオルに縫うでも、面倒ならば油性マジックで書くもよし。

あるいは、海辺に持っていくビニールポーチの中やお財布の中にでも、白い紙にこのセーマンドーマンを書いて忍ばせておくのでもよし。

とはいえ、悪天候や不測の事態、魔除けすら効かぬ強引なナンパもあるかもしれぬゆえ、魔除けがあるからと油断をしてはならぬぞ。

では、おぬしに楽しい夏の思い出ができるよう、この道顕も祈っておるぞ。

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