子への呪詛(1)『はないちもんめ』は人買いの歌?子の遊びにかけられた呪詛とは【芦屋道顕の現代の呪2】

子への呪詛(1)『はないちもんめ』は人買いの歌?子の遊びにかけられた呪詛とは【芦屋道顕の現代の呪2】

子への呪詛(1)『はないちもんめ』は人買いの歌?子の遊びにかけられた呪詛とは

■最近はする機会が減っている?昔からあるこどもの遊びや「わらべうた」

昨今はソーシャルディスタンスとやらで子ども同士の触れ合いの機会が奪われているゆえ、昔からある、手を繋いだり体に触れたりすることの多いあそびは、未就学児童の間でもあまりしなくなったやもしれぬのう。しかし、この芦屋が幼かった十数年前の田舎では、まだ「はないちもんめ」や「かごめかごめ」「かくれんぼ」など、幼稚園でやらされたものじゃ。

「やらされたもの」と、表現したのは、喘息とアトピーで他の男児よりも虚弱だったゆえ『はないちもんめ』では「あの子がほしい」と言われず残り者となり、かくれんぼではかくれていても誰も探しにきてくれず幼稚園の先生が探しに来てくれるという惨めな思いばかりしてきたからじゃ。

かごめかごめはやった記憶がないものの、特に「はないちもんめ」には恨みしかなく、ふと思い出してその来歴を探るうち、それらのこどものための遊びやわらべうたが、日本の子どもに長い年月かけられ続けている恐ろしい『呪詛』であることを知ってしまったのじゃ。

しかし、まずは芦屋以外にも世の中では嫌な思い出のある者が多そうな『はないちもんめ』の、比較的よく知られていて根拠もある由来について。

■『はないちもんめ』は人買いの歌が由来?

はないちもんめ

地域によって、また時代によって歌詞の中身は変化しているやもしれぬが、恐らくある程度広い範囲で長い年月知られているであろう『はないちもんめ』の歌詞は以下ではなかろうか?

『はないちもんめ』の歌詞

勝って嬉しいはないちもんめ
負けて悔しいはないちもんめ

隣のおばさんちょっと来ておくれ
鬼が怖くて行かれない 

お布団かぶってちょっと来ておくれ 
お布団ぼろぼろ行かれない 

おかまかぶってちょっと来ておくれ 
おかま底抜け行かれない

鉄砲担いでちょっと来ておくれ 
鉄砲あるけど弾がない

あの子が欲しい 
あの子じゃ分からん

この子が欲しい 
この子じゃ分からん

相談しよう
そうしよう

・・・決まった ◯◯ちゃんがほしい
××ちゃんがほしい

じゃんけんぽん!

★『はないちもんめ』は『花一匁』

『はないちもんめ』は、漢字で書くと『花一匁』となり、花を売り買いするときの価格交渉の駆け引きの歌だったという説が主流であるようじゃ。

★花は隠語

しかし『花』は実は若い女性の隠語で、要は女郎として売り飛ばすための人買いと、貧しさから娘を売らねばならない親の悲しき駆け引きであったのだと。

恵方巻きの由来が、遊郭で女郎が太巻きを男性のあれに見立て『太い客がつくように』の験担ぎであったとか、他にも世の中には遊郭や夜の街界隈の独特の風習や言葉が一般化して、由来は忘れられたか隠蔽されたものは多い。『はないちもんめ』も、さまざまな理由がつけられ最初の頃とは違う形となっている。今では幼稚園や幼児向けの遊びの場ではないちもんめをやろうと言っても、イジメに繋がるとの指摘はあれど「人買いの歌を子どもに歌わせるなんて!」と怒鳴り込む親はさすがにおるまい。

さて、ここまではこういった話に興味のある人々ならば知っているであろう『周知の事実』じゃ。

しかし、ここからはあまりにも日本の一般庶民に知られるのが不都合であるゆえ、隠されてきた薄気味の悪い話。

■人買いの歌と遊びを現代でも子どもにさせる理由は過去の恨みを現代に受け継ぐための『呪詛』

子どもが仲良く楽しく興じることのできる昔ながらの遊びは他に多数ある。全てがそうとは言わぬが、それでも不思議なことにこの『はないちもんめ』や、後に紹介する他の有名な遊びやわらべうたにはいずれも不気味な由来がある。決して、子どもの健康と幸せを願って作られたもの、取り入れられたものとは思えぬものが多いのじゃ。

まず『はないちもんめ』はすでに話した由来があるが、それらを遊郭も無くなり、貧しいからと親が子どもを売ることなど有り得なくなった(一部には実はあるやもしれぬが、表向きはなくなった)現代にわざわざ受け継ぐのはなぜか?

それは、人買いに子どもを売ることになった親の恨み、売られた子の恨み、人買いが背負った業などを、子ども達の潜在意識に植え付けるためなのじゃ。売られる悲しみや不安、売らざるおえない悔しさ、人買いという下賎な職業を行う者の狡賢さ、残忍さ……。

無垢な子どもの心に、魂に、一見すると無害なあそびの形で、そのように過去の怨念を刻みつけることは、実はこの世界を支配する闇側の所業であり、彼らが子ども達を操りやすくするため、さらには過去に犠牲になってきた子ども達と同じように、ゆくゆくは犠牲にするためでもあるのじゃ。

続く。

芦屋道顕の過去記事はこちらから

**. **. **. **. **. **. **.

不幸の原因は自分のせいではなく「呪い」かも!呪いの解き方・今からできる運命の転換方法etc.

辛口オネエ式★引き寄せの法則~不幸な人生を自分で脱却する方法
子への呪詛(1)『はないちもんめ』は人買いの歌?子の遊びにかけられた呪詛とは【芦屋道顕の現代の呪2】
『現代の呪(芦屋道顕)』電子書籍はこちら