海王星で見るあなたの人生の絶頂期と絶望期3(ページ2)

海王星で見るあなたの人生の絶頂期と絶望期3
前回の「海王星で見るあなたの人生の絶頂期と絶望期2」では、海王星と木星が出生のホロスコープ上でアスペクトを取った場合の影響について見ていきました。

今回は、出生のホロスコープ上の海王星(木星)と運行中の木星(海王星)がアスペクトを取った場合の影響について見ていきましょう。
生涯における絶頂期と絶望期を知ることになりますので、重要なアスペクトになります。

■出生の海王星(木星)と運行の木星(海王星)のアスペクト

■出生の海王星(木星)と運行の木星(海王星)のアスペクト

<ソフトアスペクトの場合>

生まれた時のホロスコープ上の海王星(木星)と現行のホロスコープ上の木星(海王星)が60度や120度のソフトアスペクトを取るときは、人生におけるバブルの時期と言っていいでしょう。
実力以上に周囲から取り立てられ、評価が高まる時期だと言えます。
名誉運、飛躍運が上がる時期ですね。
ただし、バブルですので、ソフトアスペクトの時期が過ぎれば終わるその場限りのものですので、調子にのり過ぎないよう注意が必要です。

特に0度のときは、普通は吉凶混合なのですが海王星と木星については60度や120度よりも強く幸運が発現します。
「あの時期はめちゃくちゃよかったなあ」と思うような時期がポンと降ってわくような感じです。
私も経験がありますが、本当にその時期だけお給料が跳ね上がるという経験をしました。
ただ、やはりバブルなので数ヵ月で過ぎてしまいましたが。

木星は12年周期でホロスコープ上を一周しますから、運行中の木星が出生のホロスコープ上の海王星と0度で重なるのは、12年に一度になります。
しかし、海王星の公転周期は約160年ですので、運行中の海王星が出生のホロスコープの木星に0度で重なるのは、およそ160年に一度になります。
後者はすべての人に訪れるわけではありませんが、もし訪れた場合には軽く5年は続きますから、非常に強力な幸運期となります。

もしタイミングよく人生でその時期に出くわしたなら、その時期が自分の人生において一生に一度の最高のバブル期であることを念頭に置いて、十二分に楽しんでおきましょう。
後には残らない幸運ですから、楽しんだもの勝ちですよ。

 


■出生の海王星(木星)と運行の木星(海王星)のアスペクト-2

<ハードアスペクトの場合>

生まれた時のホロスコープ上の海王星(木星)と現行のホロスコープ上の木星(海王星)が90度や180度のハードアスペクトを取るときは、バブルとは一転して、絶望的な状況になります。
特に金銭面におけるダメージが大きく出る場合が多く、その原因となる事象によっても心が不安定になり疲弊することが多くあるでしょう。金銭面が問題なくとも、心底好きだった恋人と別れたり、家族や親しい人が亡くなったり、治るかどうかそのときには分からないような病気になるなど、絶望的な気持ちになる状況に襲われます。

運行中の木星が出生のホロスコープ上の海王星と180度になるのは12年に一度ですが、この時期にも、信じられないくらい金銭的にダメージを負う可能性があります。
私の場合は、病気によって医療費がとんでもないことになった経験があります。
いつ治るかも分からない病気で、たった半年でしたがノイローゼに似た状態になってしまいました。

運行中の海王星が出生のホロスコープ上の木星に180度を取るのは160年に一度のことですが、そのぶん影響が長く、5年から予兆まで含めれば10年くらい続きます。
当然ダメージも大きくなりますし、財運をどん底まで落としたり、大病を患ったり家族を失ったりということもよくあります。
その人のその後の人生観自体を変えてしまう出来事になりますが、大抵の場合この時期を越えると慎重派になりますので、成長のための時期とも言えます。

 

■出生の海王星(木星)と運行の木星(海王星)のアスペクト-3
海王星の夢を見る力が、苦しみの原因になってしまうこともしばしばあります。
調子に乗り過ぎたり、夢を見過ぎたことにより、苦しみを負うことになるのです。

先程、12年に一度のタイミングで私自身病気になりひどい目にあったと書きましたが、それは元々投資に失敗し、それを取り返そうと無理をして働いたからでした。
投資という夢を見てしまったために、その後の苦しみに繋がったのです。

同じように、木星と海王星が最もタイトなハードアスペクトをとる時から5年~6年前に、その後の苦しみの兆しがあったりします。
ヒントは「妄想」や「夢」です。投資に近い真似は避けた方が懸命です。
この星回りが巡ってくることが分かっている場合は、5、6年前から堅実さを心がけて行動するようにした方が良いでしょう。
この時期は、自分自身をより堅実にさせ、現実的な行動を促すための試練の時であり、反省と学びの時期でもありますので、希望を見失わずにじっと耐え抜くことが大切です。

■出生の海王星(木星)と運行の木星(海王星)のアスペクト-4

海王星は夢の星、木星は拡大の星です。
海王星が木星と緊張関係にあると、悪い方への妄想が拡大します。
悲観主義があなたを支配し、明るい未来を考えられなくなってしまいます。
単純に言って、夢が見れなくなるのです。

ですからこの時期こそ、ホロスコープでいつ絶望期を脱するかを探ることが大切です。
そこに希望があります。
どうしてもこの時期は悲観が悲観を呼びいつまでも絶望的な状況が続く気がしてしまいますが、終わらない夜はないのです。