太陽星座と月星座から見る表の顔、裏の顔

太陽星座と月星座から見る表の顔、裏の顔

太陽星座と月星座から見る表の顔、裏の顔
ホロスコープで見る!本当の自分の性質についてでは、普段星座占いをする際に用いる「太陽星座」の他にも、「月星座」で運勢や性格傾向を占う方法があることについてお話しました。

月は太陽と対をなす存在で、ホロスコープを見たときに自分自身の「太陽が属する星座」と「月が属する星座」で、大まかな性格特性を見ることができるのです。
たとえば、太陽星座が職場などで見せる社会的な性格を示すことに対し、月星座はプライベートの性格を示します。
太陽星座は建前や理性の部分であり、月星座は本音や感情の部分です。
星占いを見るときに、どうも自分の性格と違うなと感じる人は、月星座の影響について見てみると良いでしょう。
例として、太陽星座が社交的でクールと言われる水瓶座で、月星座が実直で内向的な山羊座の人は、職場の人などからは人当たりがよくクールと言われやすく、プライベートでは人見知りをしやすいというふうに、表と裏の顔が極端に出たりします。

太陽が牡羊座や獅子座など、勢いのある星座で、逆に月が魚座や蟹座などの優しい星座の場合、表面的には活発に見えるけれど根は繊細ですし、太陽が優しい星座で月が勢いのある星座の場合、表面的には大人しいけれど根は情熱家というふうに、「公的に見せる顔」と、「家族に見せる顔」が違っていたりします。
ホロスコープチャートを見て、太陽星座と月星座の性質が真逆の人などは、仲良くなってからイメージががらりと変わることもあるでしょう。
であれば、自分の中での葛藤や矛盾はわりと少ない。
逆に、太陽と月が同じ星座の人は、表裏がなく、本人の建前と本音が一致していて、外面と内面の違いに悩むことの少ない人であると言えます。
もちろん、他の惑星の位置する星座の性質や惑星同士の干渉により、性格も微妙に違ってきます。

また、太陽星座の性質は表に出てくる性質ですので、自分でコントロールすることができる性格でもあります。
会社などで素の自分を出さずに勤めている人も多いと思いますが、表向きの顔が「本当の自分と違う」と感じるのは太陽星座が月星座と違う性質だからです。
逆に、月星座の性質は素の自分であり、コントロールができません。
装うことが不可能な部分であり、家族や親しい友人に見せる、本当の自分の姿ということになります。
ですから、例えばお付き合いをする人や結婚したい相手については、太陽星座だけではなく、月星座も見てみると、素の部分の性格が掴みやすいと言えます。
また、その人の月が別の惑星と悪い位置関係にないかどうかもチェックしてみると良いでしょう。
例えば、月と冥王星が90度や180度の関係性にある場合、感情が極端で一度怒ると手がつけられないような面を家族に対して見せるような人だったりするのです。

また月は女性原理の象徴であり、「母親」を示す星です。
男女の愛情や性愛としての意味合いを持つ金星の女性性に対して、月が持つ女性性はあくまでも母性的なものです。
ですから、男女の恋愛相性は金星と火星で見ますが、結婚相性を見るのは太陽と月の関係性を見ることになります。
そういった、月と他の惑星の関係性については、また別の機会にお話しすることとします。

■月とハウスの大まかな関係性について

■月とハウスの大まかな関係性について
以前、その人の性格や特性を詳しく見るには、星座だけでなくハウスも重要であるという話をしました。

月が入るハウスは、その人にとって心の安定を図ることのできる分野を指します。
実際の月が満ち欠けをするように、月は不安定さや感情の揺れを表す天体でもあります。
疲れたときや精神的に不安定な時ほど月の性質は出やすく、月の状態が悪いときには、月が入っているハウスの分野によって心の安定を図ろうとします。
月は「素質」の部分であり、その月が入っているハウスは、その人にとって無意識にできてしまう分野を指すものでもあります。
ですから、自分自身や特定の誰かの素の部分について知りたいときには、月の入ったハウスに注目し、ハウスと月との関係性について以下のような特性があることを意識してみると良いでしょう。

・月が入っているハウスの分野に精神的な安定を求め、依存しやすい。
・月が入っているハウスの分野についての状況の変化や、周囲の影響を受けやすい。
・月が入っているハウスの分野について敏感であり、時勢をキャッチしやすい。
・月が入っているハウスの事柄は無意識に行うことができる。
・月が入っているハウスの分野で素が出るので我が儘になったり気難しくなりやすい。
・月が入っているハウスの分野で人気を得やすい。
・月が入っているハウスの事柄が不安定、変化が起こりやすい。
・月が入っているハウスの分野に関して女性の影響や援助があったり、女性的・母性的な役割を負いやすい。

このように、月が入るハウスによって、その人の素の部分を見ることができます。
結婚相性を見るときに月星座を見るのは、結婚生活は素の部分で行うものだからです。
ただ、月は出生時間が分からなければ見れない点でもありますので、何とか相手の出生時間を知ることができると良いですね。