さて、占星術でもっと正確な自分の運勢を知るために、まずは、ホロスコープでの自分の惑星の配列を出すところから始めましょう。
普段皆さんが星占いで自分の星座を探して見るようなものは、実は占星術のほんの一部分だけをピックアップして見ているだけに過ぎません。
通常自分のことを「○○座の生まれ」と言う場合、それは正確には「太陽星座」のことを言っています。
太陽星座とは、自分が生まれたときに太陽が何座の位置にあったかを示すものです。
実際は、星座にはほかにも、月星座、水星星座、金星星座、火星星座、木星星座、土星星座、天王星星座、海王星星座、冥王星星座があり、これらが複合的に影響しあって、その人の運命を決定付けています。
例えば、自分は○○座だけど当たっていないなあ……と思う人も多いのではないかと思います。
その原因として、太陽星座以外……女性であれば特に月星座の影響が強いから、という場合が多くあるのです。
月星座、水星星座、金星星座、火星星座、木星星座、土星星座、天王星星座、海王星星座、冥王星星は、すべて異なる特性を持っており、それぞれの星座を知ると、性格、仕事、恋愛、人間関係など、自分の適正や運命をより詳細につかめるようになります。
そのなかでも、月星座は、女性にとっては特に「真の自分」とも言えるものを写し出すものです。
精神状態と密接に関係するこの月星座は、恋愛にも大きく影響してきますので、自分の月と現在の惑星配置の関係性に注意して生活すると、気持ちのコントロールがしやすくなると思います。
■自分自身のネイタルチャートを知りましょう
さて、ホロスコープで運勢を見る場合、自分の生まれたときの惑星配置（以下、ネイタルチャートと言います）を出し、現在の天上の惑星配置（以下、トランジットチャートと言います）の関係性で見ていくことになりますが、まずはネイタルチャートを知るところから始まります。
ネイタルチャートを知るには、様々なサイトがありますが、例として以下のサイトを用いると良いでしょう。
MyAstroChart 無料ホロスコープ作成
（シングルチャートを選択）
ホロスコープ作成サービス – nekomata’s tarot page
（ネイタルチャートを選択）
metropolitan ホロスコープを無料で作成！初心者でも簡単 運勢も診断できる。
ホロスコープチャート作成（西洋占星術）| 無料占い GoisuNet
これらの中でも、特に「MyAstroChart 無料ホロスコープ作成」と「ホロスコープ作成サービス」は、ネイタルチャートとトランジットチャートを照らし合わせて見るのに便利なサイトです。
自分のチャートをがっつり分析してみたい！というかたには、これらの２サイトをおすすめします。
さて、月星座の説明に入る前に、もうひとつ説明しておかなければならない、基本的なことがあります。
それは、ホロスコープのチャートの作成の上でも欠かせない「ハウス」という概念です。
ホロスコープの作成にあたって、「ハウス」の選択に悩んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「MyAstroChart 無料ホロスコープ作成」では、イコールハウスとプラシーダハウス、「ホロスコープ作成サービス」では、ポーフィリーハウスとイコールハウスとコッホハウスが選べるようになっています。
イコールハウスは最も基本的なハウス方式であり、古典的な方式とも言えます。
プラシーダハウスは、比較的精度が高いと言われている方式ですが、高緯度地方で日照時間が短くなったり長くなったりするため、ハウスのサイズが極端にいびつになるのでやや見辛いという欠点もあります。
コッホハウスは、近年人気のでてきたハウス方式です。
他にも、上記リンクのうち「さくっとホロスコープ作成」では、ソーラーリターン方式やキャンパナス方式（これも最近人気のある方式です）を取り入れています。
これらのうち、どれが一番精度が高いかというと、人による部分も大きいので一概には言えないのですが、歴史の長いものの方が占星術のテキストで例示されていることも多いため、初心者のうちはイコールハウスかプラシーダハウスを用いると良いでしょう。
ハウスが何かと言うことについては、これからお話ししていきます。
■占星術における「ハウス」とは何か？
占星術においては、「星座（サインと言います）」の他に、ホロスコープを12に分けた「ハウス」という概念があります。
人間の運命を決めているのは、ネイタルチャートやトランジットチャートの惑星が位置する星座だけではありません。
惑星がどのハウスに入っているかもとても重要なのです。
星座（サイン）とは、火や水、柔軟や不動など、その人自身やその人の運勢が持つエネルギーの性質を表すものです。それに対してハウスは、そのエネルギーが具体的に発揮される分野や場所を示すものです。
ハウスはとても重要なものですが、反面、出生時間が分からなければ割り出せないものでもあります。
ですから、占星術で自分のことを見るときは、自分の出生時刻を把握して挑むと良いでしょう。
次は、それぞれのハウスが持つ意味について見てみましょう。
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