↑道顕オリジナルタロットの「呪（しゅ）」じゃ。見た目は怖いが、毎日の占い結果で出た場合は、それほど悪い意味ではないぞ。
さまよえる霊は、墓場や森の奥深くや沼地などにいるばかりではない。むしろ、そういったところにいるのは元々は動物や鳥など自然界の生き物だった者が妖怪や鬼と化した魑魅魍魎のたぐいであって、人の霊ではないことが多い。
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人霊は、多くの場合この世には留まらず成仏する。誰かが亡くなった場所でしばらく霊的現象が起きる場合も、以前に「霊には２種類ある」で話した「魂魄」の肉体に宿る念のような「魄（ぱく）」であって、時間と共にその念は散逸しやがて霊現象は起きなくなる。
しかし、まれにこの世に未練を残し、あるいは死んだことが分からずパニック状態でさまよって、多少なり霊感のある人間にその存在を知らしめる霊もおるのじゃな。
さて、そのような霊が、おぬしの家、学校、オフィス、あるいは旅先のホテルや宿の部屋、気がかりな場所にいるかの簡単チェック方法を２つ紹介するぞ。これは、心霊が怖い！というおぬしでもそれほど怖い想いをせずにできる方法じゃ。
むしろ、こういう方面に興味があり心霊写真を見るのも怖くないというおぬしには、またもう少し踏み込んだ別の方法を紹介するからしばし待たれよ。
■霊がいるかもチェック（１）ロウソクに火を灯す
まずは、ロウソクに火を灯し、その炎の揺れ具合で霊の有無を確認する方法じゃ。危ないこともあるゆえ、必ず可燃物は取り払い、いざというときのために消火手段も用意して行うが良い。
さて、このロウソクじゃが、風のない部屋で灯せば、炎はまっすぐに立ち、燃え方もジリジリと均一であろう。しかし、何者かがその部屋にいる場合は、風もないのに炎がユラユラと揺れ、燃え方も急に激しくなったと思えば小さくなり、悪しき霊や妖魔がいる場合は火を消されてしまう、最悪は服などに燃え移らせて住人を害そうとする。ゆえに、簡単じゃが、注意が必要な方法じゃ。
これを、線香でやる方法もあるが、万が一そこに未浄化で成仏を願う霊がいる場合は、線香の香りにすがって寄ってくるので危険なことがある。火が怖いのであれば、ロウソクではなく、線香ではないただのお香、西洋の魔除けに使うセージの葉などを使うと良いぞ。
■霊がいるかもチェック（２）杯に清酒を入れておく
小さな杯で良いので、清酒をなみなみと注いで、気になる場所に置く。一日経ってから確認すると、減っているはずじゃが、ただの蒸発ではないと思えるほど、顕著に減っていることがあれば、それは何者かが酒を飲んだからじゃ。
見た瞬間、直感的に「これほど蒸発するはずがない！」と思える量が減っている、あるいは「ここから飲んだな」と分かる、何者かが口をつけた跡、盃までの小さな足あとが見つかることもある。
もし、見分けがつかぬようであれば、ただの蒸発や神仏が飲んだ可能性と比較するためには、酒を置く時に同じように、神棚や神社で授かった御札の前にも同じ種類の杯に同量の酒を注いでおいて、翌日比較すると良いぞ。
■もし、部屋に霊がいると分かったら？
もしも、これらのチェック中にどうも「霊がいる」と思えることがあっても、それまで特に何も恐ろしいことがなかったなら気にせんで良い。小さな魑魅魍魎のたぐいは、どこにでもいるものじゃ。Gのつく虫のカサカサ音程度には恐ろしく不快かもしれぬが、そこまで害はない。
しかし、何かしらの不快な現象に困ってこれをやり、霊がいるとわかった場合は、
・常に風通しを良くする。日が入る部屋なら日を入れる
⇒小さな妖魔などはこれでもいなくなるか弱体化する。
・信頼する神社仏閣で札をもらって貼る
⇒悪霊退散するであろう。
・部屋の中や屋根裏、床下にいわくつきのものがないか確認する（古い人形、誰かの形見、動物や虫の死骸等々、気になるものは何でも）あれば、そういったものを供養してくれる神社仏閣に頼む
⇒死霊や妖魔が集まる根本原因から断つわけじゃ。
・生花を飾るようにする
⇒他の何事もない部屋に比べ、生花の枯れ具合が激しいはず。枯れても地道に新たな花を飾り続け、枯れた花には「ありがとうございました」と声をかけ、白い紙に包んでから指定のゴミ袋に入れて燃えるゴミの日に捨てる。他のゴミとは一緒にせず、別にすること。
すると、花に乗り移った魑魅魍魎にそのままおさらばできるわけじゃ。やがて、花が枯れる速度が遅くなったら、部屋の空気も一変しておるじゃろうて。
まあ、おぬしになんぞのことがあれば、わしが駆けつけて妖（あやかし）など追い払うてやりたいのが本音じゃがな♡
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