自分はどんな人と結婚する?四柱推命で占う夫婦運、結婚運1

自分はどんな人と結婚する?四柱推命で占う夫婦運、結婚運1

四柱推命でよく占うものの一つに、「配偶者運」があります。
配偶者とは妻から見れば夫、夫から見れば妻。つまり配偶者運とは、要は結婚相手がどういう人になるかという運ですね。

四柱推命における配偶者運は、日柱の地支、日支で占います。日柱の天干である日干はその人自身の社会的側面を表すものですが、日支はその人自身の精神性を示します。ホロスコープでいえば月にあたる部分で、四柱推命においてはこの部分が配偶者を示すこととなっています。

ちなみに西洋占星術においても、月は夫婦運に関係しています。自分の太陽に相手の月が、また相手の太陽に自分の月が重なる場合、西洋占星術においては非常によい夫婦運として判断されます。これは、自分が相手に見せる表の顔(太陽)と相手のプライベートの顔(月)、相手が他人に見せる表の顔と自分のプライベートの顔が重なる配置であり、簡単に言うと表裏のギャップや違和感のない相性ということになります。相手のプライベートな面が自分にとって、また自分のプライベートな面が相手にとって違和感のないものであれば夫婦になっても問題ない相性であるということです。

四柱推命においても、こういった理由から自分自身の精神的な土台、本質の部分を示す日柱の地支が配偶者運を示すものとされています。西洋占星術との違いは、四柱推命の場合、日干にとって日支がよい働きをしていれば良い配偶者に恵まれ、逆に日干にとって日支が悪い働きをしていれば配偶者に恵まれないということを占える点です。ホロスコープでは自分の太陽に対する自分の月の位置から配偶者運そのものを占うと言うことはないため、ここは西洋占星術と四柱推命との顕著な差であると言えます。

さて、それでは、四柱推命における配偶者運、夫婦運は具体的にどのようなものになるのか。
いろいろな見方がありますが、まずはスタンダードに、日支の通変星を用いた方法についてお話しします。

通変星は、比肩・劫財・食神・傷官・偏財・正財・偏官・正官・偏印・印綬の10種類からなるもので、自分自身を表す日干が、ほかの柱の干とどのような関係性になるかを示したものです。
天「干」、地「支」と言うように四柱推命は干と支からなるものですので(現在では年の支をもって干支(えと)とされていますが、本当は「干支」はこのような干と支の組み合わせを示したものです)、一見地支には干がないように見えます。しかし実際には地支の通変星も求めることが可能です。地支は、「蔵干(ぞうかん)」と呼ばれる地支に含まれる十干を含んでおり、その蔵干の中でも主に働くものをもとに地支の通変星が求められます。

具体的にどの蔵干が採用されるかは、流派によっても異なるため、複数の自動占いサイトを参考に自分にとって一番しっくりくる通変星で考えるようにするとよいでしょう。

ちなみに四柱推命を嗜む人の中で信頼されている自動命式サイトをご紹介しますと、以下のサイトになります。

四柱命式計算 (by八字仙人)

「四柱推命」のロゴがある下の辺り、
「性別」から「出生地」までの各項目を入力し、「計算開始」を押してください。
出生の時刻は母子手帳に載っていますが、どうしても分からないようでしたら正午で占ってください。
ちなみに出生時刻が分からない場合の的中率は三割ほど落ちることになりますので、可能な限り入力した方が良いでしょう。

占い結果が表示されたら、日柱の「通変星」の「地支」と、その右側の「十二運」のうちの「地支」を見ます。
十二運とは運気の強さを示したもので、分かりやすく言うと運のボリューム表示です。
十二運が強ければその上の通変星のエネルギーも強くなると言うわけです。

さてそれでは、具体的に通変星ごとの配偶者運、十二運について見ていきましょう!

■日支が比肩の人

<男性の場合>
比肩は独立自尊の星。この星を日柱地支に持つ男性は、プライドが高く働き者で、自分はこう!という主張がはっきりしている女性と縁があります。
男性自身もプライドが高くはっきりした性格のため、相手を尊重できないと喧嘩になります。決断力もお互いにあるため、譲り合う心を大切にしないと離婚に発展することも…。
十二運が冠帯や建禄であれば、結婚運は良いでしょう。

<女性の場合>
自己主張がはっきりしており、俺が俺が、という感じの、リーダー気質ではあるものの気難しいところのある男性に縁があります。
頼りがいのある相手と言えなくもないですが、気性が激しく面倒見がいいわけではない相手で、お互いに自己主張が強い者同士の結婚になりやすいため、お互いを尊重し、相手の言葉に耳を傾けるように心がけなければ離婚に発展しやすい傾向にあります。
専業主婦向きの性格ではないので、外に出てバリバリ働いている方が性に合います。
男性の場合と同様、十二運が長生や冠帯であれば、結婚運は良いでしょう。

次回は、日支通変星が劫財の人以降についてみていきましょう。