運命の恋人がわかる!火星と金星の相性診断1

運命の恋人がわかる!火星と金星の相性診断1

西洋占星術では、人と人との相性を見る場合、お互いのホロスコープ上の、太陽・月・金星・火星・アセンダントの状態を見て判断します。
中でも、情熱の星である火星と愛の星である金星の相性は、恋愛相性を見る上では最も重要視されるものです。

金星が司る愛情とは、センスなど何を美しい、愛しいと思うかという部分です。たとえば猫が好きな人は猫の見た目が大好きですね。猫のデザインそのものが猫好きの人にとっては魅力です。見た目だけではなく、猫の仕草、猫の行動にも愛しさを感じているものでしょう。猫に限らず犬でも鳥でも、その動物が好きな人はそういうものなはずです。金星はそういう、性愛を伴わない愛しさや、心の豊かさの星なのですね。

その金星が、情熱や性的エネルギーを示す火星と絡むと、それはもう大変なことになります。だって大好きな動物を可愛いとか可愛がりたいとか触りたいとか思う気持ちに加えて、そこに性的なエネルギーが加わるわけです。

元々大好きな友達に対して恋愛感情を抱いてしまうのにもにているかもしれません。ですから金星と火星の相性が良い場合、とにかく相手のことが大好きで、離れがたく、四六時中一緒にいたがるような関係になります。

火星は非常に衝動的な星ですから、そのエネルギーは爆発的です。

ただし、性的エネルギーを原動力として一気に燃え上がる相性な分、交際期間が長くなってしまうと結婚にそのまま結びつきにくくなってしまう星でもあります。

普通この組み合わせで強烈に惹かれ合う関係性の場合、スピード結婚になってもおかしくないのにいつまでも結婚しないということは、結婚に結びつきにくい何かほかの要素があり、それが障害になっている可能性が大いにあります。
そこまで相性が良いのに何年も結婚しないのですから、たとえば相手が遊び人で、体の相性の良い相手を言ってみればセフレのように見ているとか、非常に腰が重く現状維持を好む相手であるとか、そもそも恋愛欲求はあっても結婚願望が薄いとか、その理由は人によって様々ですが、ともかく火星と金星の良い関係性を持っているにもかかわらず何年も結婚の意思が見られない場合は、要注意であるといえます。
別に何年も結婚してくれない相手が要注意なのは金星と火星の相性に関係なくそうでしょう、と思われるかもしれませんが、この組み合わせの何が要注意かと言いますと、相性が良すぎることなのです。

金星は愛の星ですが、甘えの星でもあります。動物を愛する気持ちに近いと先ほども書きましたが、動物好きな人はペットのことを可愛がりますよね。金星はこのように、相手に甘えたり、甘やかされたりする星です。
この作用があるからこそこの甘えの星が情熱の火星と結びついたときにはベタベタのカップルになるわけですが、甘え甘やかされる相性でありかつ体の相性もいい相手が結婚意思のない相手であった場合、どんなことが起こると思いますか?

この人と一緒にいても生産性がないと分かっていつつも、相手から離れられなくなってしまうのです。

さらにこの関係性に、破壊的な作用や極端すぎる作用をもたらす冥王星や、イマジネーションの星であり妄想を生む海王星が絡んできたりした日には、とんでもないことになってしまいます。

<恋愛をドラマティックにする海王星や冥王星>

海王星は、夢を見る力を司る星です。夢は良いものであることもあれば悪いものであることもあります。

どちらにしろ、その人のイメージを膨らませる効果があるのが海王星であり、それがいいものかわるいものかはべつとして、酔っ払っているような精神状態を作り出す星です。
酔っ払っている人に冷静な判断能力はありませんよね。普段冷静な人でも、酔っ払ってしまったらきちんとした判断をすることは難しくなります。

そして、冥王星は破壊的な効果をもたらす星。その恋しか見えないくらい、その恋に残りの人生すべてをかけてしまいたくなるほどにのめりこんでしまいやすくなる星です。極端な星ですので、冥王星が悪く働くと、時には死をもいとわないほどになってしまいます。ですからこの星は死を示すこともあるのです。

衝動性をつかさどる火星だけでもコントロールが大変なのに、二人のホロスコープの相性によっては、または恋をした時期によっては、この海王星や冥王星の影響が出てきてしまうことがあります。
そうなると、たとえその恋が悪い夢の部類であってもそこから抜け出すことは容易ではありません。

「相手が悪い男(女)と分かっていて付き合いをやめられない人」「不倫など、常識から逸脱した行為を悪いとわかっていても止められない人」は、このような星配置を抱えていることが多いのです。

先ほども書きましたが、金星は甘え、火星は性的衝動を示す星でもあるため、肉体の快楽に負けてしまいがちな相性であるのがこの火星と金星の組み合わせであるとも言えます。

さて、次回は、実際に火星と金星のアスペクトによってどのような相性の違いがあるのかについて詳しくみていきましょう。