科学的な観点から見る「相性診断」の最先端1

科学的な観点から見る「相性診断」の最先端1

誰かに対して「この人、何となく合わないなー」っていうこと、ありませんか?
逆に、「この人、めちゃくちゃ合うなー」っていうこともありますよね。
それは会話の多さや関わりの多さに関係せず、ほとんどフィーリングと言っていい感覚だということは、皆さんも経験で感じているのではないかと思います。

それでは、「何となく合わない」人と「何となく合う」人は何が違うのか?
それは、その人との「相性」によるものです。

相性、と一口に言いますが、相性って何だと思いますか?
もちろん占い記事ですから、ここでは占いの観点から相性を論じます。
ホロスコープや四柱推命における相性というのは、お互いのエネルギーが良い循環をもたらす組み合わせのことを言います。

エネルギーが良い循環をもたらす、というと、漠然としているようですが、要は何か行動を起こしたときに、スムーズに事が運ぶ組み合わせだということです。

■相性がいい=エネルギーの関係性が良いということ

例をあげて説明しましょう。世の中の流れ、個人単位で言えば人生というものは、川の流れのようなものです。そのなかで石があったり支流があったり、様々な障害や選択肢が生じ、それに対してどのように対処するか、どの選択肢を選ぶかによって人生は変わっていきます。

自分の持っているエネルギーが高い人は、少々の障害にも負けず、一番エネルギー良の大きな本流の波に乗ることができます。その結果大成することができる。自分の持っているエネルギー量が低い人は、支流に入ってしまったりちょっとした障害で流れることができなくなってしまったりと、途中で流れを止めてしまいやすい状態にあります。

人間関係の相性というのは、この流れに対してどのように関わってくるか、その方向性によるものです。逆向きのエネルギーを持つ人や、同じ方向性を向いていてもスムーズに動くことができない人は、当然流れを阻害する一因になります。

逆に、同じ方向を向いて流れを助けるような動きをする人は、流れの邪魔をしませんしむしろ助けてくれるような形になります。
邪魔になるような動きをする人は、川の中でわだかわまっている流れのない部分のようなものです。

うまく人生という名の川を流れていく上では、流れている人と流れを阻害している人とは様々なタイミングが合いませんし、時には明確な「邪魔だな」と思うようなことも起こります。一つ一つはちょっとしたことでも、そういうことが重なれば、結果的に、「どうもこの人とは合わない」ということが起こります。逆に、自分自身が「じっとしていたい相手にとっての邪魔な流れ」になってしまっていることもあるでしょう。

しかし、一見そこにとどまっているだけの邪魔な流れのように見える人でも、動かずに美しい景色を写し出すことが本来のあり方である湖と考えると、単純にあるべき場所にいないだけの人であることが分かります。世の中は適材適所なのです。

しかし、世の中では往々にして、その場所に本来はいるべきてはない人、その人にとってもっと輝ける場所があるはずなのに不承不承今の場所にいる人が紛れ込むことがあります。
類は友を呼びますから、大抵はその場所に合っている、もしくは特にその場所に居続けることに苦痛を感じることのない人が多くを占めるものですが、中にはそうではない人がいるのです。そういう人は、集団自体にとって邪魔な存在になってしまいますし、その集団に苦もなく溶け込める人にとっては合わない存在になってしまいます。

ですから、「何となく合わないな」という程度の人であれば、その人自身の問題と考えるよりも、その人がその場所にいること自体を憂いる方が気持ち的にも楽になります。根本的な解決にはなりませんので、もしあなたが環境作りができる立場であれば、そういう人には環境を変えるような手伝いをしてあげれば良いですし、もしあなた自身が流れを阻害する存在になってしまっているのであれば、その場所からはさっさと移動することをおすすめします。

よほどの高いエネルギーを持った人でない限り、川の流れの中でその流れ自体を変えるというのは相当な労力を伴います。もっとも、天才と言われる一握りの人たちは、その偉業を成し遂げてしまうのですが。

■ホロスコープや占星術でエネルギーの関係性を見るために

さてこのように、人と人との相性というのは、エネルギーの方向性の違いによって生じるものであるということをご理解いただけたでしょうか。私が扱っているのは四柱推命とホロスコープですが、二者の相性診断の方向性は、東洋と西洋の違いがあるにも関わらず、全く同じものになります。すなわち、「エネルギーの流れを阻害し合う関係性の相性は悪く、エネルギーの流れを助け合う関係性の相性は良い」というものです。

そしてこのことは、決して「単なる占い」の枠にとどまるものではなく、きちんとした科学的根拠があるものなのです。

次回は、この科学的根拠についてお話していきましょう。