神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る4

神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る4

神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る4
前回の「神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る3」では、自分にとって大運も含めた傷官運が重なる時期がいつになるか、その算出方法を説明しました。

傷官の時期は、特に女性にとっては、神経質になり男性を傷つけやすくなり、恋愛運も職業運も下がる時期です。そんな傷官星が10年運である大運、その年の年運(歳運とも言います)、月運にまで及ぶ場合、傷官星が三つも重なることになります。

そういった時期は、特に精神的に不安定になりやすく、神経質さが前面に出て非常に攻撃的になりやすくなります。また、この時期が厄介なのは、本人が攻撃性を自覚していないことが多いということもあります。精神的に不安定だと、自分が安心したい思いから言わなくてもいいことを言ってしまうことってありますよね。

冷静な判断力があれば黙っているようなことをつい言ってしまう、普段陰口を言わないような人が陰口を言ってしまう、攻撃しているつもりはなく、よかれと思って言ったことが誰かに対する攻撃になっている、そんな星回りの時期だとも言えます。

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「あのときあんな風に言ってしまったけど、相手の立場になってよく考えたら反感を買うんじゃないか!?」と思ってしまうことってありませんか?思い返して後悔するパターンです。

傷官はこういう「口は災いの門」と言えるような出来事が顕著になります。昔から傷官は「口に刃がついている」と言われるくらいの運廻りです。気付かなくても嫌味になってしまっている、誰かを悪く言う内容になってしまっている、そんな時期です。極力口数を減らし、主観の混ざることは言わない方が身のため、「沈黙は金」の時期なのです。

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また、傷官が悪く働く時期には、今お話ししているように傷官星が運勢上重なる場合と、正官や偏官といった官星と出会う時期の二通りがあります。後者の例としては、年運で官星が、月運で傷官が来たり、年運や月運で官星が重なっているときに傷官日が来るような時にその悪い性質が出やすくなります。

日運、月運、年運等は、スパンが大きいものほど影響が大きいと言われていますが、私の実感としては、どれも強さ自体は変わらないと思います。ただ、時期が長いか短いかの違いでしかありません。時期が短いものは、少しイライラしているかなというくらいですぐ忘れてしまいますが、長期的になるとずっとイライラしていることになりますのでその分影響も大きくなります。

日運はすぐに過ぎ去ってしまうので何か問題発言をしたとしても後からフォローをするように意志が働くので方向修正も容易ですが、月運以上になるとある程度続くので修正が難しくなります。ほんの一日感じの悪い人であれば、機嫌が悪かったのかな、て済みますが、それが続くと「この人はこういう人」という評価になってしまいま
すよね。そうやって長期運の影響下にある場合、周囲(特に男性)の評価が下がってしまうのです。まさに「官(キャリア・男性)」を傷つける時期なのです。

しかし、あらかじめそういう時期なのだと言うことを知っておけば、軽減するための対策や心づもりもできるでしょう。四柱推命は言ってみれば天命なので、運勢自体は変えられませんが、自分の心の持ちようで乗りきり方自体は変えられます。悪い時期にはとにかく永遠にその状況が続くような気がして悲観的になりがちですが、いつかは抜けるトンネルだということを意識しておくことが大切です。

■傷官が重なる時期の運勢の見方について

■傷官が重なる時期の運勢の見方について
さて、その傷官が重なる時期の実際の運勢についてですが、四柱推命とホロスコープの合わせ技によってより詳細にその時期の運勢について知ることが可能です。
ホロスコープと四柱推命を合わせて見ていく時には、四柱推命でその時期の運勢が良いか悪いかと大まかな運勢を判断し、ホロスコープで具体的な運勢を見ていく、というやり方が、初心者向きであると言えます。

これは、ホロスコープが苦手とする「吉凶」を見る部分を四柱推命で補い、四柱推命が苦手とする「細かい具体的な運勢を見る」部分をホロスコープで補う占いかたです。
もちろんどちらの占いもベテランになれば細かい部分や吉凶まで見ることができますが、初心者レベルではそこまで見ることが難しいため、こういった方法を用いるのです。

四柱推命の運勢傾向は、傷官のような「干」だけでなく、その下につく「支」との組み合わせによっても違うということは以前「運勢の強弱を知る「12運」について1」でもお話ししました。自分にとっていつの時期がどの支にあたるかは、「運勢の強弱を知る「12運」について1」で自分自身の日干から導きだすということを説明しています。自分の日干がどの十干になるかについては「歴と暦の部屋」で自分の誕生日によって命式を導きだして把握してください。

次回は、傷官と12の支の組み合わせ別の傾向についてまとめると共に、ホロスコープと合わせて見る見方についても詳しくお話ししていきます。