四柱推命とホロスコープの合わせ技でワンランク上の運勢判断を!3

四柱推命とホロスコープの合わせ技でワンランク上の運勢判断を!3

前回の■「四柱推命とホロスコープの合わせ技でワンランク上の運勢判断を!2」では、ホロスコープを用いる西洋占星術と、四柱推命の使い分けによって、どのようなメリットがあるかについてお話ししました。

今回は、それをもう少し深く紐解いていきましょう。

 

例えば、どちらの占いでも、「転職しがちな時期」は見ることができます。
転職しやすい時期とは、一例を挙げれば西洋占星術であれば天王星にプレッシャーがかかる時期ですし、四柱推命であれば官星または官星を傷付ける傷官星にまつわる時期がその代表的な運気になります。

しかし、西洋占星術は、その時期が本人にとって楽になる時期なのか逆に大変になる時期なのかまでは正確に見ることができません。
西洋占星術はキリスト教の影響を受けた占術のため、「辛いことは神様から与えられた現世での修行」という考えがあるからです。

ですから、その時は辛くても、最終的にその人にとって財産になる出来事は悪いものではないと判断します。
逆に言うと、プレッシャーがかかる時期イコール必ずしも悪い時期という見方ができないのです。

四柱推命とホロスコープの合わせ技でワンランク上の運勢判断を!3

先程の転職を例に取ると、天王星にプレッシャーがかかる時期と一口に言っても、それが良い意味でなのか悪い意味でなのかは判断が難しいところです。
もちろん、オポジションと言われる180度の時期や、スクエアと言われる90度の時期などは、ほとんどの場合辛い事象として現れますが、コンジャンクションと言われる吉凶混合の運気の場合、非常に見るのが難しくなります。

その上、ホロスコープは見るべき要素が非常に多く、吉星である木星や、凶星である火星が同時に働いていたりするので、結局この時期はその人にとっていい時期なのか悪い時期なのかが判断しづらいことが多いのです。
結果的な成長に繋がる時期かどうかは見ることができますが、それが本人にとって辛い時期なのかどうかが分からないというのは、意外と不便な面もあるのです。

四柱推命とホロスコープの合わせ技でワンランク上の運勢判断を!3

一方の四柱推命は、中国の大昔のセレブが考え出した占法ですから、辛いこと、しんどいことはその後の成長に繋がろうが繋がるまいが大嫌いです。

そもそも四柱推命は当時の官僚を雇う際、元々良い運気を持っている人を雇うために使われたものですから、悪い運気の人がその後成長することなど知ったことではないのです。
ですから四柱推命は、人物鑑定では「この人はこういう長所と短所があるよ!」と断定しますし、「この時期はすごくいいよ!この時期は最悪だよ!」ととても分かりやすく教えてくれます。

西洋占星術が、「この人はこういう傾向にあるけど、育ちかたによっては長所に変わりますよ」「この時期はもしかしたら辛い時期かもしれないけれど、もし辛い時期でも乗り越えたら人間的に次のステージに行けますよ」とアドバイスしてくれるのに対して、冷たいと言えば冷たい占術です。

ですが、だからこそ吉凶判断には向いています。
四柱推命にとって、気持ちや経済状態が楽な時期はイコール良い時期ですし、逆の時期は悪い時期なのです。
ホロスコープが時に厳しいことも言う先生だとすると、四柱推命は容赦のない人事部長と言ったところでしょうか。

 

さて、このことを踏まえて、具体的なホロスコープと四柱推命の使い分けについて見ていきましょう。

■四柱推命とホロスコープの具体的な使い分け方法

■四柱推命とホロスコープの具体的な使い分け方法

先程もお話しした通り、四柱推命の強みは「吉凶判断」にあります。

では、どうすれば自分にとっての吉凶が分かるのか?
まずは、自分自身の五行のバランスを知ることが大切です。

四柱推命は、命式と呼ばれる自分自身のもつ運勢表が、その年、その月、その日の運気によってどのように変化するかを見る占術です。
その年ごと、その月ごと、その日ごと、果ては時間に至るまで、60の干支が割り振られており、その「時」が持つ運勢が、自分自身の運勢にどう影響するかを見るのです。

例えば、2017年12月24日20時は、丁酉年の壬子月の乙酉日の丙戌時です。
この瞬間に生まれた人の命式もまたこれと同じになります。

丁と丙は火、壬と子は水、乙は木、酉は金、戌は土の気を持っています。
この日は五行すべてが揃う日で、このような時に生まれた人は波乱の少ない人生になります。

四柱推命では五行のバランスが整っていることが大切であり、そのバランスが片寄ると、いわゆる凶運になるのです。

 

五行のバランスについては、別の機会に詳しく説明しますが、ひとまず、四柱推命の命式が作れるサイトで、自分自身の命式を知ることをおすすめします。命式が作れるサイトとしては、
「マニアック運命式作成」や、「歴と占いの部屋」などが挙げられます。
(なお、もしも両者の結果が違った場合、「歴と占いの部屋」の方が正確性は高いようです。)

更に、「干支カレンダー」などで、特定の日の年、月、日の干支を調べれば、命式とその「時」を合わせた五行のバランスを見ることができます。
五行のバランスが崩れれば要注意の運気です。

 

こうして基本的な運気を把握した上で、ホロスコープによってその吉凶がどのような分野で出てくるのかについて判断するようにすれば、精度の高い占いに繋がります。