四柱推命とホロスコープの合わせ技でワンランク上の運勢判断を!1

四柱推命とホロスコープの合わせ技でワンランク上の運勢判断を!1

四柱推命とホロスコープの合わせ技でワンランク上の運勢判断を!1

これまでは、土星によってもたらされるサターンリターンという困難期について解説してきました。
さて、ここで少し休憩して、西洋占星術と四柱推命の関係性と、占い師さんの取り扱う占術の種類と的中率についてお話ししたいと思います。

西洋占星術は、皆さんが知っての通り、ホロスコープをもとにした「星占い」です。
太陽と月、地球以外の太陽系の惑星、最近惑星から外された冥王星、その他のいくつかの天体を使って占います。

四柱推命は、東洋占術の一つで、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の「十干」と、子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の「十二支」の組み合わせからなる「六十干支」を用いて占います。

四柱推命とホロスコープの合わせ技でワンランク上の運勢判断を!1

あまり言われることはありませんが、西洋占星術も四柱推命も、元になる原理は同じなのだろうと私は思っています。
あまりそういった視点からこの二つの占法を解説している理論を見かけないのですが、両者を見比べたとき、共通している部分がたくさんあることに気付きます。

そのことについては次回詳しくお話ししようと思いますが、二つとも、やり方も発達してきた歴史も全く違いますが、この世の中を渦巻くエネルギーの流れを、一定の法則性のもとに体系化したのがこの二つの占いなのだろうと私は考えています。
それが個人にどのように影響していくのかを見ていくのですから、どちらか片方だけ見るのではもったいないと思います。

■複数の占いを組み合わせることのメリットについて

■複数の占いを組み合わせることのメリットについて

占い師さんの中にも、西洋占星術と四柱推命を組み合わせて占う方は多くいらっしゃいますが、皆さんはそんな占い師さんに対してどのような印象を持ちますか?

「なんだか色々なことに手を出している、専門性の低そうな人だなあ」
「そんなに色々やっていて、的中率が低いから種類でカバーしているのかな」
などと思ったりはしていないでしょうか。

総合病院でもないのに色々なことをやっているお医者様が胡散臭く見られるのと同じ原理ですね。
これは、ある意味では正しいと言えますし、ある意味では正しくないとも言えます。

 

確かに、様々な占い方法を取り入れていらっしゃる占い師さんは、様々な占い方法をいわゆる大家や第一人者といわれるようなその道の大先生に比べれば、一つの占い自体の精度は低いかもしれません。
ただ、占いというのは結局は一つの結果を出すための方法論に過ぎませんから、一つの占いであろうが複数を組み合わせようが「要は当たればいい」わけです。

むしろ、いかに的中率を当てるかということが焦点になりますし、皆さんも「一つの占いだけ取り扱っているそこそこ当たる占い師さん」と「様々な占い方法を取り入れて的中率が高い占い師さん」の方がいいと思うはずです。

■複数の占いを組み合わせることのメリットについて-2

様々な占い方法を取り入れるというのは、お医者様の診断法に似ています。

例えば「足が痛い」と言う人がいたとして、痛み止めを飲めばそのうち直ってしまう場合もあれば、温めればいい場合、逆に冷やせばいい場合、ストレッチをすればいい場合、手術をするしかない場合など、対処法は様々なことが考えられます。
どの治療法を選ぶか見極めるために、レントゲンを取ることもあれば、触診をすることもあるでしょう。
内臓系であれば、更にエコーやMRIなども考えられます。

様々なアプローチによって、医師は最適な治療法を見極めるのです。
もちろん、その道の権威と言われるお医者様なら、レントゲン写真ひとつあればほとんどのことが分かってしまう方も中にはいらっしゃるかもしれません。

しかしそんな方はお医者様の中でも非常にまれな存在です。
占いもこれと同じです。
一種類だけでどんどん当ててしまわれる方は、テレビなどで有名になっていたり、数年先まで予約で埋まっていることがほとんどです。

 

しかし、最新の機器を取り入れ、様々なアプローチにより病状を見極めることで、例え研修医であってもベテランの出す答えに近い診断をすることができます。
大学病院や総合病院が強いのはこのような面があるからです。

占いも、様々な占術を取り入れることで、医者の診断と同じく、占断も精度が上がります。
もちろん各占術についてきちんと勉強していることが前提ですが、様々な占術を取り扱っているからと言って、必ずしも的中率が低いということはありません。
むしろ、より正確な答を導き出すために、様々な占法を取り入れていらっしゃる方がほとんどです。

■複数の占いを組み合わせることのメリットについて-3

タロットや霊視などは占者自身の霊感に頼ったやり方なので、占い師個人の資質のみが問われる占い方法ですが、占星術や四柱推命は現在占いというカテゴリに含められているだけで、実は昔は政治にも用いられていたれっきとした統計学です。

統計学はサンプリングが大事ですので、珍しいパターンについては判断の難しい部分も出てきます。
そういうときに別の視点から判断するために、両者を同時に用いることは有効です。

 

では、どういう面で西洋占星術と四柱推命を使い分けるとよいのでしょうか。
この使い分けができると、運勢占いがぐっと楽になります。

次回はそのことについてお話ししましょう。