火星の位置で見る「恋に落ちやすい男性のタイプ」その２

「火星の位置で見る「恋に落ちやすい男性のタイプ」その１」では、火星が牡羊座からかに座にある場合の好みのタイプの男性について見ていきました。
ここで、太陽と火星の関係性について説明しましょう。

太陽が入っている星座は、結婚相手のタイプです。
火星が入っている星座は、好きになるタイプです。
「そうはいっても、好きになった人と結婚するのが普通じゃないの？」「好きな人を結婚相手にしてはいけないの？」と思う方もいるかもしれません。
火星が入っている星座は、あくまでも「その女性が恋に落ちやすい男性のタイプを示す星座」です。
たとえば、あなたはとても堅実で、将来のこともしっかりと考えている女性かもしれません。そういった人は、やはりしっかり者で堅実なタイプの男性を夫に持ちたいと思うものでしょう。そして、結婚生活も、そういった男性との方がうまくいくはずです。
けれども、もし火星が不安定要素のある星座や、目の前のことに熱くなってしまうような性質の星座にあった場合、精神的、生活的に不安定だったり、ギャンブル趣味があったりする男性にどうしてか惹かれてしまう、とういうことになりうるのです。
ですから、あなたはあなたが好きになりやすいタイプが、必ずしもあなたが結婚して幸せになりやすいタイプではないということを知る必要があります。
もちろん、太陽と火星が入っている星座が同じであったり、星座同士の関係性が良かったり似た性質を持っていれば、好きになった人をそのまま結婚相手として考えて問題ありません。

星座同士の相性については、同一エレメントのものであれば相性が良いと考えてよいでしょう。
エレメントとは、１２星座を同じ性質によって水・火・地・風の４つのグループに分けたものを言います。それぞれのグループ分けは以下の通りで、このグループ内の星座が基本的には相性の良い星座ということになります。

水のグループ……蟹座・蠍座・魚座
火のグループ……牡羊座・獅子座・射手座
地のグループ……牡牛座・乙女座・山羊座
風のグループ……双子座・天秤座・水瓶座

■火星の位置で見る好みの男性像～しし座から天秤座～

火星の入っている星座による好みの男性像について、今回はしし座から天秤座について見ていきましょう。

火星がしし座の好みのタイプ

火星がしし座にある女性は、リーダー性に惹かれます。上昇志向があり、リーダーシップのとれる男性や、華やかで目立つ、社会的ステータスの高い男性が好みです。これはこの女性が肩書に惹かれているというのではなく、自分のパートナーが輝いていることを誇りに思うことで充足感を得ることができるからです。もちろん、女性自身も非常に情熱的な人で、人生を明るく華やかなものにすることに情熱を燃やす人ですから、恋人にも輝きを求めます。
このタイプの女性は、頼られると一生懸命になるタイプなので、王様のように振る舞う自信満々の彼がより一層輝けるように尽くし、彼を立て、世話を焼きます。しかし、だからといって使用人のようにないがしろにされることを好むのではなく、むしろお妃さまのように大切にされることを好みます。王様タイプが好きだからと言って、いわゆるＭ気質というわけではなく、あくまでもカップルで輝いて見えることがポイントなのです。

火星がおとめ座の好みのタイプ

火星がおとめ座にある女性は、口だけの男性には興味がありません。これは肉体派であるとか頭脳派であるとかは関係なく、行動的であるかどうかがポイントになるということです。それも、情熱的な行動力というよりは、地道に目的遂行のために努力する実務遂行能力の高さがカギになるのです。
実直で、働き者で、社会的地位が高い必要性はありませんが、コミュニティ内で信頼されるポジションにある男性を好ましく思います。女性自身もあまり情熱的なタイプではないため、前面に出るような愛情表現は苦手です。ですから熱血なタイプというよりも、シャイだけれど細かいところによく気が付き、さりげない気遣いのできる、誠実な男性が好みなのです。

火星が天秤座の好みのタイプ

天秤座の支配性は金星です。貴族的で芸術的な、バランス感覚の優れた星座です。
そんな天秤座に火星がある女性は、上質なセンスのある芸術家タイプの男性が好みです。それも偏屈なタイプの芸術家ではなく、紳士的で社交性もあるタイプに惹かれるでしょう。その分八方美人になりやすいので、ライバルになる女性も多いかもしれません。
また、愛と感性の星である金星の影響を得た天秤座ですから、同じ趣味をもつ男性や同系統の仕事の男性など、いわゆる「ウマがあう」タイプに魅力を感じることでしょう。価値観や趣味が似ている相手は非常に魅力に感じるはずです。
また、天秤座に火星がある女性は不公平さを非常に嫌うため、弱いものを助けようという優しい心のある男性に惹かれます。
芸術的センスと優しさが調和した相手をパートナーとして選びたがるでしょう。

次回は、さそり座以降について見ていきましょう。