自分と気になる人の月と太陽の関係性による夫婦相性占い(ページ2)

自分と気になる人の月と太陽の関係性による夫婦相性占い

今回は、少し発展して、惑星同士の関係性についても触れていきましょう。このやり方を覚えると、好きな人や友達、職場の人や家族との相性も自分で占えるようになりますよ。
これまで月のお話を通してホロスコープに触れてきましたから、まずは理解しやすいように、今回も月を例に取って解説していきます。

まずは、チャートの見方をおさらいしましょう。一番内側から二番目の、数字が書かれている円がハウス番号です。
その一つ外側の円が、その人のネイタル(出生時)の惑星配列を、その更に外側の円がトランジット(現行)の惑星配列を表しています。一番外側の円はサイン(星座)です。
前回と同様、1990年1月1日のチャートを用いていますが、あなたや気になる人のチャートを見るときは、「無料ホロスコープ作成サイトMyAstroChart」の「二重円」のメニューから作成してみてくださいね。

さて、例えば、7月1日のチャートを見てみましょう。
自分と気になる人の月と太陽の関係性による夫婦相性占い
画像の一番下部に、惑星同士の関係性を示す表があります。□(square)の欄の二番目で、丸のなかに黒丸があるマークと月のマークがセットになっているのが分かるでしょうか。この丸のなかに黒丸があるマークは、太陽のマークです。左にあるものがネイタルの惑星、右にあるものがトランジットの惑星を示しますので、これはネイタルの太陽とトランジットの月がスクエアであるということです。欄の真ん中に薄い線がありますが、この線に二つの惑星を仕切る線がぴったり重なれば重なるほど、影響の強いスクエアであるということになります。スクエアは占星術においてはハードアスペクトと言って多くの場合良くない影響を及ぼすものです。

また、同じように7月5日のチャートを見ると、月同士がスクエアになっていますね。
自分と気になる人の月と太陽の関係性による夫婦相性占い
こんなふうに、月は数日のうちにホロスコープ上を移動するため、一ヶ月の中で影響する惑星がかなり頻繁に変化します。特に女性は、精神的・肉体的な安定時期と不安定時期を見定めるのに良いですよ。実際私も、ネイタルの月とトランジットの天王星のスクエア、ネイタルの冥王星とトランジットの月のスクエアが同時に起こったときは、生まれてはじめて重度のインフルエンザにかかって仕事をお休みすることになりました。月は心(女性は体も含みます)の状態を表す星、天王星は突然の変化の星、冥王星は重い病気を示す星ですから、この3つが同時に良くない位置関係になったことで、突発的な重い病気にかかってしまったと言えるでしょう。

スクエアというのは、惑星同士がホロスコープ上で90度の角度に位置することを言います。同じように、0度をコンジャンクションと言って吉凶混合、60度をセクスタイル、120度をトラインと言ってこちらは良い配置(ソフトアスペクト)になります。逆に、スクエアや180度のオポジションは悪い配置(ハードアスペクト)になります。

このような惑星同士の関係性については、また別の機会に詳しくお話ししていきましょう。

■月と太陽の関係性による相性占い

■月と太陽の関係性による相性占い
自分のチャートをネイタル、占いたい相手のチャートをトランジット扱いにして二重円を作成すれば、惑星同士の関係性から二人の相性を見ることができます。ただし、出生時刻までが分からなければ正確な月の配置とハウスの割り振りが分からないので、出生時刻が分からない場合の的中率は七割程度と考えましょう。

ここでも月について述べますが、月はプライベートの顔や素の感情面を示します。ですから二人の夫婦としての相性を見るときには、この二つはとても大切な要素なのです。一般に、二人の月と太陽がコンジャンクション(0度)、もしくはソフトアスペクト(60度と120度)を取っていれば、その二人は良い相性ということになります。特にお互いの太陽がお互いの月とコンジャンクションになる場合は、夫婦として非常に良い相性であると言われます。ぴったり0度や60度、120度であればあるほどそれは強まります。ただしぴったりでなくても、前後8度ほどは影響があると見て良いでしょう。これはソフトアスペクトだけでなく、ハードアスペクトにも言えることです。

具体的に、一つの例を挙げましょう。AさんとBさんがいるとします。Aさんの太陽星座は水瓶座、Bさんの月星座は山羊座であり、一般的にはあまり良くないとされる星座同士です。しかし、この二人は何をするにも一緒で、喧嘩も滅多にしません。もし喧嘩になってもすぐにまた仲直りできます。周囲からも本当に仲がいいねと言われるほどの仲の良さです。
実はこの二人は、Aさんの月星座が山羊座で、Bさんの月星座が水瓶座であり、二人の太陽と月がお互いにコンジャンクションの関係にあるのです。

こういった関係性ですと、まるで分身といるようなものでとても良い相性ということになります。もし気になる相手との相性が、太陽星座を見ても当たっていないと思える場合、それは月星座が関係しているのかもしれません。