暴走するアクセルと、それを止めるブレーキに出会った後、誰にも止められないオカダゾーンに入っていった私。
(→前回参照)
2回目のタイムリミットがきて、ラストの席替えです。
アクセルとブレーキ、再び
三回目の席替えで、またアクセルとブレーキと同じテーブルに。
オカダゾーンから抜け出した私、彼らの落ち着き具合になんだか少しだけ安心しました。
盛り上げてくれるのは嬉しいし、楽しかったけれど、あのテンションに付き合い続けるのは難しいですね。
席替えはくじ引きなため、彼ら一帯はたまたま席の移動が少なかったらしく、一同が2回目の話の続きをします。
それに私も誘ってくれますが、彼らはどうやら、合コンらしいことをやっていたようです。
合コンらしいこととはいったいなんでしょうか?
…そう、ここまで来て、皆さん再びお気づきでしょう。
私、一回も恋バナとやらをしてないんですよ!
思えば、オカダは自分の話しかしていません。その前の彼には無難な質問しかしていません。1回目はアクセルの暴走を見守っていただけです。
今日の目的を思い出して!
席に着いた私は、いそいそと恋バナに加わりました。どうやらお昼番組みたいに、サイコロを転がして話題を決めていたようです。
彼らの恋バナを聞きながら、私はあることに怯えました。
語るほどの恋バナなんてもってないよ…!
そもそも、恋愛を楽しんできていたならこういった場に参加していないと思うのです。
出会いがないからこそやってきたのに、今更学生時代の恥を曝せというのでしょうか?
私は葛藤しました…。
→[次]過去は振り返らない
アクセルの暴走
…結果、微妙な曝し方をするという、微妙な態度を取ってしまいました。
もう二度と、恋バナする合コンなんて参加したくありません。
こういった流れからアクセルの暴走が始まりました。
ちょっとお酒も入って、酔ってきているアクセル。そういえば、1杯目からほろ酔い加減でした。酔うなら飲むなというお話ですよね。目的はお酒ではないでしょうに、緊張していたのでしょうか?
女性陣の恋バナを深追いすると、「好きなタイプは?」と聞いてきます。
まあ、そういう場ですもの。皆、無難に答えていきますよね。中には個性的な解答をされた方もいらっしゃいました。
さらにアクセルは突っ込んできます。「でも、どうせ皆、イケメンが好きなんでしょ?」
……(#`皿´)イラ
アクセルは例として、当時人気が出てきていた俳優さんの名前を挙げていきます。「松坂桃李とか?」
…(#`皿´)イライラ!!
世間一般的にカッコイイと言われている人を、皆が好みのタイプにあげると思わないでほしいですね。
イケメン? 確かに松坂桃李はイケメンかもしれませんが、私は鳥谷敬とかね、そっちの方が好きですよ!
誰がタイプかって言ったら、渡辺直人とか東浜巨とか挙げますよ! ちょっと高望みでごめんなさいね!
アクセルのこの言葉にイラッとくる女性陣。
そういう決めつけた言い方が嫌われるっていうことを知らないんですね、きっと。
アクセルの失言に気付いたブレーキが慌てて軌道修正を試みます。
なるほどですね。
アクセルが不手際すると、ブレーキが光り輝くっていう図式が出来上がりました。
タイムリミット
こうして3回目のタイムリミットもやってきて、この日のイベントは終了を迎えます。
最後に人数分のメッセージカードが配られ、上の方に自分の番号と名前、お相手の番号と名前を書かされます。
このカードは全員分、書かなければなりません。
皆、名前や番号がわからなくてチラチラと確認をとっていきます。こういうとき、ネームプレートが役に立つのです。
後から確認したときにわかったのですが、ネームプレートに名前を書いてあるにも関わらず、カードには番号のみで名前を書いてくれていない方がいらっしゃいました。
それはちょっと、マイナスポイントですね。ここはお相手の名前と自分の名前をしっかりと書くことをオススメします。
カードにはメッセージを書きますが、これにアドレスを書いてもいいのです。
気になる!という人がいれば、連絡先を書いて渡しましょうというものでした。
今回、好印象だったのはブレーキのみ。
せっかく参加したのに、誰にもアドレスを渡さないのはもったいない!
ということで、ブレーキにだけアドレスを書いて、他の方々には無難な挨拶のみに留めました。
女子の技
メッセージも書き終わったし、余裕だなと顔をあげると、まだ皆カードに書いている様子。
あ、あれ?
慌てて下を向く私。すかさず、さり気なく、隣の女性を確認。
すごい丁寧にメッセージを書いてる…!
隣の女性の文字は細かく、女子らしい丸文字でした。あんな文字にずっと憧れていた私、思わず凝視です。
カードは手のひらサイズな上、ペンの太さが結構あったので、本当に1行しか書けなかったのですが、隣の女性はどんな技術を駆使しているのか、びっしり書き込んでいるのです。
こういう文字を書けてこそ、女性らしいと言えるんですね…。
敗戦
カードを回収すると、スタッフさんが分けて封筒に入れてくれます。
それを受け取り、女性陣から退室です。
後から男性陣も退室するので、彼らに追いつかれないようにしなければとダッシュで帰りました。
封筒の中身を確認できるところまできて、開封。
なんと、オカダとアクセルからLINEのIDが…!
アクセルには最後に嚙みついたし、オカダにいたっては話を聞いていただけなのに、どうしてこうなったかわからん状態です。
おそらく、全員に書いて渡したなと納得。
アナログ人間の私はアプリを利用できる環境にないため、LINEも始めていませんでした。
ヾ(*’-‘*){ごめんなさい、このためだけにLINEを始めようとは思えませんでした。
婚活現場ではガラケーユーザーの肩身は狭いなと身に沁みて帰宅です。
…ブレーキから連絡は来ませんでした(o;TωT)o
最後に
考えてみれば、女性陣はバラバラで帰りましたが、男性陣はしばらく会場に残されるわけです。
その場で男性陣、一斉に封筒を開いていたら…と考えると恐ろしくなります。
だって、あの子は誰に連絡先を教えていて、あの子は誰にそっけないかって言うのが丸わかりですよ?
当時はまったく気にしていませんでしたが、こうして振り返ってみると、男性陣でカードの見せ合いとかしたのかな?と考えてしまいます。
さて、マーズカフェはお見合いパーティーとは一風変わった、恋活・婚活現場です。
お互い、初めに名前と住んでいる場所、年齢を自己紹介で言いますが、ハッキリ言って覚えられません。近い人だったら、違うかもしれませんが…。
気軽に出会いたいというときは、マーズカフェはいいと思います。
お菓子は出てくるし、飲み物は飲み放題ですからね。…お菓子は1度しか出てこないし、男性の前でぼりぼり食べるわけにもいきませんし、飲み物もがぶがぶ飲めるわけでもありませんが!
でも、気軽な雰囲気はとてもいいです。
20代限定ではなく、趣味が合う人の回に行ったら、たぶん皆でもっと盛り上がることもあるのかなと思います。
ここらへんのチョイスは大事ですね。
それでは、素敵な婚活ライフを送って、幸せな未来を掴んでください。
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【婚活体験記】姉さん事件です!出会えるカフェで出会っちゃいました【後編】