人生においては、誰しもしんどくてしんどくて仕方のない時期というものが存在します。
今いる環境から逃げ出したいくらいつらい時でも、逃げ出すわけにはいかない環境にある場合というのも存在します。
もちろん、肉体的に疲弊していたら物事は満足な結果になりりくいものですし、体力がなかったりけがをしていたり、病気にかかっていた場合、「しんどさ」はその分健康な人よりも感じやすくなります。
普段であれば何でもない職場や学校までの道のりを、３８度の熱を出しながら歩けというのは誰だってしんどいでしょう。
しかし、そういった肉体的なハンデのない、健康体でいるときにも、しんどい時期というのは訪れます。それは職場の人間関係で会ったり、家庭の事情であったり、人によってさまざまでしょう。
しかしそういう時期でも、ゴールがいつごろなのかということが分かっていたら、意外と乗り切れることってありますよね。
そういった、人生における「つらい時期」が占いから見るとどういう星回りの時期なのかということは、かなりはっきりと見ることができます。
今回は、その時期を知る前に、自分が耐性が高いつらさの分野についても見ていきましょう。
＜自分が「しんどさ」を感じにくい分野とは？＞
悲観は気分、楽観は意思、という言葉があります。
これはどういう意味かと言うと、「悲観的になるのは状況的なものではなく、要は本人の気分次第のものであり、楽観的になるのは状況的なものではなく、本人が意識的に楽観的であろうとする意思の力によるものである」ということです。
要は、悲観も楽観も状況は関係ない、本人次第である、ということですね。
状況は状況でしかありません。半分水をこぼしたコップを見て、半分しかなくなってしまった、と思う人もいれば、半分も残っている、と思う人もいるというのは有名なたとえ話ですが、このようにその状況を「しんどい状況か希望的な状況か」を決めるのは、実際に置かれている環境や状態よりも、本人の気分、気持ちの状態がどうであるかの方が大きいのです。
例えば、残業続きで、プライベートの時間が全く取れないような時間が続いているとします。ちゃんと残業手当が出ているとしても、この状況に対して、こんな職場はまっぴらだ、早く転職したい、と思う人もいれば、たとえ残業手当が一円も出ないサービス残業だったとしても、今自分はとても充実している、成長できている、いまのこの時間は未来への投資だ、といった思考で生き生きと仕事ができる人もいます。これは別に洗脳されているとかそういうことに留まらず、生まれながらにハードワークに充実感を感じる人というのがいるのです。
そういう人は逆に、特に難しいこともなく定時で帰れるような仕事に従事していると物足りない上に「こんなぬるい環境では有事の時に対応できる人間になれない、やりがいも成長も感じられない」とさっさと辞めてしまったりします。そしてこういった性格や価値観の違いは、面白いほどホロスコープ上に表れています。
悲観は気分、楽観は意思の言葉の通り、「しんどさ」って、気分的なものなんですね。
まずは、自分のホロスコープが、どういった種類の「しんどさ」に対して強いのかを見ていきましょう。そして、運勢的にしんどい時期についても見ていけるようにしていきましょう。
＜さっそく占ってみましょう！＞
準備するものは、「生年月日・生まれた時間（母子手帳などに書いています。ない場合、お母さんに聞いてみてください）・生まれた場所・無料ホロスコープ作成サイト」です。
特にその人がどの分野に対して耐性が高いのか、低いのかを見るには、生まれた時間は非常に重要になるので、できる限り用意してください。
どうしても分からない場合、後で挙げるやり方に従って生時を割り出してみてください。
さて、生年月日・生まれた時間と場所が分かったら、無料ホロスコープ作成サイトに入力しましょう。
どこでもいいのですが、私はMyAstroChartを利用しています。
「ホロスコープ 設定フォーム」に、生年月日（暦はグレゴリウス暦）、出生時刻（UTC/GMTとの時差は初期値）、ハウス（私はプラシーダスにしています）、出生地を入力します。入力し終わったら「ホロスコープ 設定フォーム」の下の「クッキーに保存」を押しておきましょう。次回からの入力が楽になります。
最後に「シングルチャートを作成」を押せば、あなたの生まれた時点でのホロスコープチャートができあがります。
もし、生まれた時間が分からない場合、あなたが人から「そんなに無理しなくてもいいのに」と言われる・言われそうな分野について考えてみましょう。
その分野は、土星の支配下にあり、あなたが「しんどくてもやらなけらばならない（やるべきだと自分に強く強いている）」と魂レベルで考えている分野です。
出来上がったホロスコープの円の中心部に数字がありますが、それがハウスと言ってその人がどの分野について得意だったり苦手だったりするのかを示す部分になります。
どのハウスに土星のマーク（ひらがなの「ち」に似たマーク）が入っているかで、その人が「しんどくてもやらなけらばならない」と考えている分野が分かります。
次回は、具体的な見方についてお話しします。
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