ホロスコープにおける相性占いで見る星は、恋愛相性と結婚相性では違いがあります。
恋愛の相性と結婚の相性が違うことは、体感としても皆さんお分かりではないなと思いますが、実際に占いで相性を見るときにも、この二つの相性を見るときには違う星を用いて占います。
一般に、恋愛は非日常を楽しむものであり、結婚は日常を過ごしていくものです。ですから恋愛に絡む星は、まるで社交界のように華やかな星になります。
ホロスコープで恋愛相性を見るときは、自分の生まれた時のホロスコープの星と相手の生まれた時のホロスコープの星の関係性――アスペクトの状態をまず最初にチェックします。
相性診断においては、愛の星である金星と、情熱や性的エネルギーの星である火星のアスペクトは非常に重要な意味を持ちます。
数あるアスペクトの中でも、この二つほど恋愛相性に影響を及ぼす組み合わせはありません。
ただし、注意しておかなければならないことがあります。
この二つの星が恋愛相性において重要であり、結婚相性とは違うというのは、結婚後の生活形態が「日常」になるからこそでもあります。
逆に、結婚しても二人の関係性が「日常」にはならない結婚形態を結ぶ場合は、結婚した後も恋愛相性の相性をより重視することになるでしょう。
例えば、週末婚や、お互いに活動のホームベースが別々で時々会う形になるような、まだまだ一般的ではないものの中にはそういう夫婦もいるという形態での結婚の場合は、いつまでもお互いの関係性は日常にはなりません。
最近は男女ともにバリバリ仕事をするのが当たり前になってきていますから、昔に比べればこういったご夫婦は当然増えてきているのではないでしょうか。とはいえ、そんなに多くいるわけでもないので、これはあくまでも参考程度と考えていただければ大丈夫です。
さて、それでは、具体的に火星と金星のアスペクトがどのような形であれば、恋愛をするにあたって良い相性であるといえるのでしょうか。
相性診断のためのホロスコープチャートを作りましょう!
二人の相性を見る場合には、まず、二人の持つ星がお互いにどういった関係性であるかを調べる必要性があります。
そのためには、ホロスコープチャートを作ってみることです。
私が愛用しているのは、MyAstroChartの無料ホロスコープ作成です。
以下のページ、「ホロスコープ 二重円設定フォーム」に、自分とお相手の出生データを入力してください。
相性占いの場合、内円と外円はどちらがどちらというのはないのですが、基本的には内円に自分のデータを、外円に相手のデータを入れるようにすると分かりやすいでしょう。
ですので、リンク先サイトのINNER CIRCLE (内円)に自分のデータ、OUTER CIRCLE (外円)に相手のデータを入れてみてください。
分かりにくい部分、「暦」の項目については、初期値の「グレゴリウス暦」のままで大丈夫です。
出生時刻は、母子手帳に載っています。重要な情報ですのでできれば分かったほうが良いですが、どうしても分からない場合は昼の12時0分を選択してください。
出生時刻は主にハウスの位置と月の位置のために必要な情報なので、金星と火星を占う今回の場合はそこまで厳密に分からなくても大丈夫です。
「UTC/GMTとの時差」は、初期値のままでOKです。
「ハウス」は、好みによりますが、個人的には「プラシーダス」がお気に入りです。今回の占いではハウスを使った解釈は用いませんので、さしあたってはハウスはどれでも大丈夫です。
「出生地」の経度と緯度は、フォームの下部にリンクが張られている、「地図閲覧サービス[国土地理院]」から検索することができます。
十字カーソルで出生地の付近を選択して、画面下部の上矢印∧をクリックすると、その場所の経度と緯度が表示されます。
入力し終わったら、「二重円を作成」ボタンを押せば、相手と自分の相性を示す二重円ホロスコープチャートデータが作成されます。
ここで見る必要があるのは、円そのものよりも、円の下部にあるアスペクトを示した欄の部分です。
conjukution、sxtile、のような文字が並んでいる欄の部分ですね。
一番左から、コンジャンクション(0度)、セクスタイル(60度)、スクエア(90度)、トライン(120度)、オポジション(180度)になります。
このうち、エネルギーの流れがスムーズな、仲の良い角度をソフトアスペクト、対立したり緊張感があったりする角度をハードアスペクトと言います。
コンジャンクションはソフトアスペクトとハードアスペクト両方の面が出る関係性ですが、つながりの強さとしては最強になります。
セクスタイルとトラインはソフトアスペクトです。強さとしてはトラインの方が上になります。
スクエアとオポジションはハードアスペクトです。スクエアは不和、オポジションは対抗になりますが、男女の相性においては「障害がある方が盛り上がる」という要素があるため、ノーアスペクトよりもハードでもアスペクトがあった方が惹かれあったりします。
さてそれでは、次回いよいよ、具体的なチャートの見方について見ていきましょう。
次回9/4(水)16:00更新→「運命の恋人がわかる!火星と金星の相性診断3」