「恋叶う待ち受け」としてのタロットカードの効果と断定法について(ページ2)

■タロットカード待ち受けと断定法の関係性

タロットカードの待ち受けをお守り画像にするおまじないは、この断定法を利用しています。断定法とは、例えば「○○君と付き合えますように」「○○君と仲直りできますように」といった願い事をするときに、「~できますように」と言うのではなく、「○○できました」という言い方を用いる方法です。
成功者は引き寄せの法則をマスターしていると言いますが、何かを実現させる力の強い人は、願いが実現したあとのイメージが明確で、その願いが必ず叶うと非常に強く信じています。
断定法は、その思考パターンに近い状態に自分の思考を持っていくやり方です。願い事を「未来に起こりうる可能性」ではなく、「すでに実現した事実」であると思い込むことで、望む未来を引き寄せやすくするというやり方です。おまじないと言うよりは、自己啓発法に近いかもしれません。逆に言えば、それだけ効果が現実的であるということです。実際、ありとあらゆる成功者の思考法関連の著書において、未来を具体的にイメージすることや絶対に成功できると強く思い続けることの有効性が述べられています。そして、タロットカードを待ち受け画像にすることで望む未来を引き寄せるやり方は、この現実的な自己啓発メソッドである断定法と、神秘主義の領域である魔術的な儀式という、二つの方法を取り入れたものであるのです。おまじないというとオカルト的な面が強いように感じますが、リアリストの方にもお勧めの方法なのです。

そこで注意したいことが、タロットカード占いはあぐでも人間の深層意識にアクセスして、そこからイメージする未来の可能性を映し出す占いであるということです。
その絵柄には魔術的な意味を示すアイテムがたくさん描かれています。そういったアイテムの意味を知らなくても幸福を呼ぶ効果はありますが、無意識にアクセスして幸運を引き寄せる意味合いもあるため、知らないよりは知っていた方が良い情報が詰まっています。
また、特に現実主義な面が強い人は、そのカードに描かれたアイテムにどのような意味があるかという部分をきちんと理解していた方が、タロットカードを利用した断定法を適切に実行しやすいという面もあります。イメージできないものは断定法に使うこと自体ができないからです。そして大切なのは「こんなもので本当にうまくいくんだろうか」と疑いながら画像を待受にするのではなく、「きっとこれでいいことがある」と思い込むことです。だからそこそ、待ち受けに設定する画像は自分にとって納得のいくものや、見ているだけで華やかな気持ちになれるものである必要があります。気持ちがアップしていれば、幸運も訪れやすくなるものです。

歴史とは実績です。タロットカードは何百年も人々に利用されてきました。タロットカードに描かれたアイテムに込められた意味には更に長い歴史があります。そういった実績あるアイテムが持つ神秘的な側面から見た効果を把握しておくことが、タロットカード待ち受けを断定法的に120パーセント有効に利用するために大切なことであると言えます。