恋叶う待ち受け!金星パワーを宿した「女帝」を味方に!(ページ2)


◆女神イシュタルとは?

女神イシュタルは、世界最古の文明であるメソポタミアの女神です。天の女主人の意味の豊穣神が発展し、愛と美、豊穣、王権、多産、金星、戦いなど、多くのものを司っています。英名ヴィーナスことローマ神話のウェヌス、ギリシア神話のアフロディーテのモデルになった、愛と美の女神としては大元とも言える、非常に歴史の長い女神なのです。古代の彫刻では、翼のある女神として描かれています。様々な点が女帝のモチーフと重なりますね。

 

◆「女帝」のカードの恋愛への効果

そんな金星そのものとも言える「女帝」のカード。恋愛においてももちろんたくさんの幸せな効果を持っています。

「女帝」のカードのタロットにおいての意味は、「恋愛・結婚・妊娠・出産・豊穣・繁栄・芸術・豊かさ・女性的魅力」など。
愛と美、豊穣を司るイシュタルの神性のつまったカードです。
あらゆる意味での「豊かさ」「実り」を示すカードであり、恋を実らせたい。愛情豊かな生活を送りたい、子供がほしい方などにはぴったりのカードだと言えます。

ただし、「女帝」のカードにも、やはり使用にあたって注意していただきたい点があります。

それはこのカードが「妊娠」を表すカードであること、その名の通り女性の帝王として、「傲慢」になる可能性を持ったカードだということです。

女帝は性愛の象徴であり、愛されること、愛で満たされていることを当然として受け止めることのシンボルです。そのために誤った方向に働けば、望まない妊娠や軽率さ、愛されることへの傲慢さ、わがままさや浪費癖、嫉妬や感情的な問題として現れます。女神イシュタルもまさにそのような短所を持つ女神なのです。ホロスコープにおける金星も、マイナスに働いた場合は節度のない恋愛関係や傲慢さ、浪費、情緒の不安定さとして働きます。

そうならないための心構えとして、素直になること、与えられる愛に対しての純粋な喜びを抱くようにすることが大切になります。また、成熟した大人の女性としての落ち着きや節度ある行動も必要です。学生の方よりは、お勤めされている女性向けのカードかもしれません。

 

◆「女帝」のカードをよりよく生かすには

金星のパワーを宿した女帝のカードを生かすには、やはり金星の力を借りるのが一番です。こちらの記事でホロスコープの作り方と見方を、またこちらの記事で金星との関係による恋愛運のいい時期について説明しましたが、このようにホロスコープ上で恋愛運のいい時期を狙って待受画面や壁紙を設定すると、金星のパワーが惜しみなく発揮されることでしょう。

また、曜日であれば金曜日、日付であれば6のつく日、時刻は午後6時頃に設定するのが良いでしょう。6は金星が司る数字であり、午後6時はちょうど宵の明星としての金星が空に見えているくらいの時間帯です。これ以上ないほど絶好の時間帯であると言えます。

更に言うならば、このカードについて言えばあまりコロコロ変えずに、ある一定期間は設定しておいた方が良いでしょう。
女神イシュタルは愛に貪欲な女神であり、自分に対して愛を示さない相手には非常に残酷に接したと言います。その反面、信者に対しては非常に慈悲深く、愛をもって接する女神でもあります。

女帝のカードを愛し、信じて設定することができれば、金星はきっとあなたに愛の力を貸してくれるでしょう。