土星でわかるあなたのストレス耐性と困難時期1

土星でわかるあなたのストレス耐性と困難時期1

土星でわかるあなたのストレス耐性と困難時期1
前回の「あなたの人生の大幸運期~ジュピターリターンを人生に生かしましょう~5」までは、木星による人生の幸運期についてお話してきました。

しかし、中には、「ジュピターリターンの時期に、いいことなんて何もなかったよ!」という人もいると思います。
天体は幸運星だけではありませんから、プレッシャーを与える星が同時期に太陽や月に関わってきていたりすると、木星のギフトを感じ取れなくなるパターンもあるでしょう。

特に、木星よりも遠くにある、土星、天王星、海王星、冥王星は、木星よりも強いエネルギーを持っているため、木星の幸運エネルギーを上回る重圧を受けることになります。

惑星は遠くにある星ほど強い力で影響してきますので、他の天体が絡んでいる場合は、より遠くの天体の影響を重んじるようにすると良いですよ。(ただし、遠くの天体ほど運行に時間を要しますので、実質的に意識はしにくいかもしれません)
さて、今回は、そんなプレッシャーを与えてくる星の中でも、特に注目されやすい、土星について見ていきましょう。

 

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■ホロスコープにおける土星の意味とは

土星は、忍耐、試練、重圧、という意味を持つ星です。

30年周期でホロスコープ上を一周するため、人生の節目を計りやすい星ですね。
この時期しんどかったなーと思うような時期は、大抵は土星が効いています。

ただし、感情の浮き沈みの激しさに苦しむような場合は、土星よりも天王星や海王星の影響が考えられます。
土星が与えるのはあくまでもプレッシャーです。
特に感情を示す月に土星が絡むときは、きつい思いをしていることが多いのではないかと思います。

ただ、土星はそれを乗り越えることで人間的に成長できる星でもあります。
その経験を受けて次からは同じ失敗をしないように対策を取るようになる星なのです。

ですから、特に中年期以降は土星とうまく付き合えるようになる場合が多く見られます。口うるさい上司や厳しい保護者のような存在ですね。
■ホロスコープにおける土星の意味とは
土星とうまく付き合えれば、上司との付き合い方がうまい人のように、出世することもできます。
真面目で堅実な管理職や、官公庁などの堅い仕事との相性も良いでしょう。管理的な仕事は嫌がる人も多いのですが、適性がある人はそれによって富を得られます。

上司からの高い評価は社会生活においては武器になります。いわゆる学級委員タイプです。土星はそういった、義務やプレッシャーに伴う良い面ももたらしてくれる星なのです。

土星はその性質上、凶星の扱いを受けがちですし、実際、土星が太陽や月にハードアスペクトを取っている時期は人生においても正念場ということが多々あります。
そんな土星が生まれながらに太陽や月等の重要天体に絡んでいるホロスコープを持っている人は、その重圧が一生続くことになります。

そう考えると気おくれしてしまったり心配してしまう人が出て来るのは当然です。
しかし、土星が太陽や月に絡むということは、大きく成長できる星の下に生まれたということでもあります。
■ホロスコープにおける土星の意味とは-2
土星が効いている人は、持っているものがソフトアスペクトにしろ、ハードアスペクトにしろ、潰されるということが滅多にありません。

人生を生きる上で重い星が常に付きまとってきたわけなので、それだけ重みに強いのです。
昔のアニメで体を鍛えるために常に重りをつけて行動するというものがありましたが、そういう感じです。

いわゆるストレス耐性が異様に高いので、何をやっても乗りきってしまうタフさがあります。
ソフトアスペクトで土星が関わっている人はより自然に、ハードアスペクトで土星が関わっている人はきつさを感じつつも乗りきっていくイメージです。

どちらにせよ普通の人が挫折するような局面で壁を越えられる力を持っていますので、大事業を成し遂げたような人には土星とのアスペクトを持っている人が非常に多いのです。
特に、土星とのアスペクト持ちの方が幸運星である木星の加護を受けたときには、これまでの試練のご褒美のように努力が実を結ぶことになります。
■ホロスコープにおける土星の意味とは-3
木星は拡大と発展を司るとともに、気持ちに余裕を生じさせてくれるほんわかした星です。
それが土星に良い角度で絡んだり、土星が効いている人の太陽に良い角度で関わってきたときには、その人がこれまで背負っていた重りを一時的に取り払って大きく羽ばたかせてくれます。

重りを外した時の飛躍は相当なものです。
土星と関係が深い人は人生において常に頑張っている感じの人ですから、それが報われる時期というのがあるのです。

そのタイミングを見るために、木星は重要な役割を果たしますので、太陽や月に土星が絡んでいる人は自分のホロスコープを分析して、木星と太陽や月が良い角度になる時期を調べておくとよいでしょう。

今の大変な時代を乗りきるためには土星の試練による人間的なレベルアップは不可欠ですので、生まれながらに土星とのアスペクトを持っている人は悲観することなく自分はプレッシャーに強い星を持っているのだと考えると良いでしょう。

 

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