これまでは、恋愛傾向を見る上で欠かせない、月と金星、火星の関係について見ていきました。
水星、金星、火星と見てきましたので、今回は木星との関係についてお話ししましょう。
木星は、これまで「最強のラッキースター！木星パワーで恋愛幸運期を活用！」でもお話ししたように、全天体中最強の吉星です。
この木星が月とアスペクトを取るときには、当然、様々な影響が現れます。
もちろん良い影響の方が多いのですが、木星は「発展」の星なので、時として悪い影響を及ぼすこともあります。
今回はそんな、木星のアスペクトについてお話ししていきましょう。
■大吉星としての木星の強力な効果
まずは、木星がどんな星なのかについて知っていきましょう。
「最強のラッキースター！木星パワーで恋愛幸運期を活用！」でお話ししたように、木星は約12年でホロスコープ上を一周します。1つのサイン（星座）につき、約一年間滞在するのですね。
最大の幸運星である木星が12年スパンで、１年1サインで移動していく、ということは、人の運命が12年感覚で一定の法則性をもって進んでいく、ということになります。
12年、というと、思い当たる方もいらっしゃるかもしれませんが、子、丑、寅、卯……の12支と同じですね。
四柱推命などの東洋系の占いではこの12支を用いてその人のその年の吉凶を占いますが、西洋占いと東洋占いが全く同じ、12年というスパンで一つのサイクルを見いだしていることは単なる偶然ではないと思っています。
占いと言うと科学的根拠がないものだと言われますが、占いとは太古の人間が膨大なサンプリングをもとに編み出した統計学です。何千、何万と人の人生を見るなかで見つけ出した法則性ですから、そこには一定の信頼性があると考えられます。確かに現代科学では確かめようがありませんが、西洋占星術が言うように星の力なのか、東洋占いが示すように五行の気なのかは分かりませんが、この世界には一定のサイクルでエネルギー循環がなされていて、西洋占星術や東洋占いはそのエネルギー循環が人間に与える影響について見るためのツールなのだと言えます。
さて、そんな太古から多くのサンプリングをもとに、大吉星として「天のサンタクロース」の名前まで得ている木星。
この木星はタロットで言えば、やはり最高クラスの大吉カードである「運命の輪」との関係が深いと言われている星です。
不思議なことを一つお話ししまょう。
私は実生活でもタロットカードを用いることがよくあるのですが、ある時期に、ワンオラクルで占っていると「運命の輪」が立て続けに出るということがありました。
その時期は、まさに出生の星並びであるネイタルの木星と、現行の星の配置であるトランジットの木星が出会うジュピターリターンの時期。12年間で二ヶ月しかない大幸運期でした。
その時はまだ、運命の輪のカードが木星と深い関係があるということを知らなかったので、最近良いカードがよく出て嬉しい、くらいだったのですが、あとでそのことを知ってとても驚きました。
木星の幸運が高まっている時期なのかを知るには、ホロスコープだけでなく、タロットカードも併用してみると良いかもしれませんね。
実際にその大幸運期の頃は、運勢にとても勢いがあったと思います。ちょうど転職の時期と重なっていたのですが、ちょうどネイタルの木星とトランジットの木星がぴったり重なる日に狙い済ましたかのようにヘッドハンティングにもあいましたし、一般的な相場よりもかなり良い条件での転職も可能でした。
そのヘッドハンティングにあうまでは、実を言うと私自身木星のパワーをそこまで信じていなかったのですが、12年間で本当に数時間しかない0度に完全にぴったり重なる日に人生初の幸運が訪れるとさすがにジュピターリターンのパワーを思い知らされずにはいられませんでした。
さて、そんな最大の吉星を活用するためには、まず自分の木星の状態について知る必要があります。
■自分の木星の状態について見てみましょう
「無料ホロスコープ作成サイトMyAstroChart®」の左側メニューから、「シングルチャート」を選び、表示されたフォームに生年月日等を入力していきます。
暦はグレゴリウス暦、時差はそのまま、ハウスは好みで選ぶ形になりますが、個人的にはプラシーダスをおすすめしています。
入力し終えたらフォーム左上の「クッキーに保存」を押すと、次回からわざわざ入力しなくてよくて便利ですよ。
そして、フォーム下の「シングルチャートを作成」ボタンを押しましょう。
表示されたホロスコープの下にある、以下の画像の中でピンクの枠になっている部分が、あなたが生まれたときの惑星同士の関係を示します。
そのさらに下の部分もあると思いますが、ひとまずはこの画像の部分だけを見れば、大きな影響については十分理解することができます。
次回は、図の見方も含め、惑星同士の関係性の見方と、これまでお話してきたとおり、月と木星の関係性についてお話します。
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