『病院の花嫁~愛の選択~』<ハッピーエンド>~惣一朗ルート~
第7話へ⇐ 明日は、臨時理事会。 お義母さまはこの頃、やっと起き上がれるようになったけれど……。 惣一朗さんが、院長の座から正式に退くことが決まったら、また寝込んでしまうかもしれない。 そんな弱々しい気配を漂わせていた。…
第7話へ⇐ 明日は、臨時理事会。 お義母さまはこの頃、やっと起き上がれるようになったけれど……。 惣一朗さんが、院長の座から正式に退くことが決まったら、また寝込んでしまうかもしれない。 そんな弱々しい気配を漂わせていた。…
第7話へ⇐ 美咲 「お義母さまが?」 惣一朗さんから聞いた話はにわかに信じがたかった。 お義母さまが、病院の資金を私的流用していたというのだ。 お義母さまも鈴恵さんも、確かに派手で金遣いが荒いけれど……。 …
華やかなパーティー会場の中央では、スーツ姿のお兄ちゃんが多くの人に囲まれている。 誰もが笑顔でお兄ちゃんの旅立ちを祝い、激励していた。 客A 「いやぁ、恵介君もずいぶんたくましくなったな! いつ跡をついでも…
第7話へ⇐ 自らが理事長を退陣した上に、惣一郎さんまで院長の座から退くことになり、義母は伏せってしまった。 美咲 「お義母様、何か食べないと身体にさわります」 義母 「ほっといてちょうだい…私なんて、いなく…
第7話へ⇐ 政治家への献金を始め、お義母さまが病院の資金を私的流用していたと知った惣一朗さんは その証拠を手に警察へ行き、こう君の誤解を晴らしてくれた。 こう君は釈放されたが、代わりにお義母さまは逮捕され、鈴恵さんは事情…
第6話へ⇐ いざという時私が逃げられるようにと、こう君の提案で別々に働いている。 こう君は町の小さな診療所、私は漁港に隣接する魚の加工場で働き始めて二週間が経つ。 体を動かすのは好きだ。 従業員は温かく親切で、毎日楽しい…
第6話へ⇐ 鈴恵さんがつくった借金を払いきれず、借金取りに催促されていると告げると、 心配して集まってくれた松宮先生をはじめとする職員達は思わぬことを言いだした。 松宮 「そういう事なら、問題が解決する間、…
第5話へ⇐ 惣一郎 「病院のことを思うからこそ言うんだ!」 この頃、毎晩のように芳恵と惣一郎さんは言い争いになる。 新設される小児難病センターに富裕層の子供を優先していれる件について、見直して欲しいと訴える…
第5話へ⇐ あの家から、とうとう逃げ出してしまった。 もう後戻りできない。 松宮 「痛む場所ない?怪我してるのに随分と無理させたな」 美咲 「うん、大丈夫」 美咲 (無理をさせたのは、私……) …
第4話へ⇐ 公園の前を通ると、夕方5時を告げるサイレンが鳴っていた。 子供達が、公園から駆け出すのが見える。 美咲 (みんな、お家に帰っていくんだ……) 惣一朗 「どうして、僕の電話に出ない」 …
第4話へ⇐ 優しかったお義父さまが亡くなったショックと葬儀の準備に追われ、 鈴恵さんが、森村製薬のMRに5000万の融資をお願いした事、 家の金庫から宝石や現金、家の権利書を持ち出したことを伝えたのは、 お義父さまが亡く…
第3話へ⇐ 電話の向こうから、惣一朗さんの声がする。 いつも冷静な惣一朗さんのこんな慌てた声は聞いたことがない。 惣一朗 『美咲、どこにいるんだ!?美咲、返事しろ!』 美咲 「……」 惣一朗 『美咲、帰って…
第3話へ⇐ 美咲 (この番号、だれかしら……) 見覚えのない番号からの着信に、出ようか戸惑った。 美咲 (鳴りやまない……気になるから、出てみよう) ??? 『もしもし』 美咲 (この声……)…
第2話へ⇐ 一人っ子の私は、妹が出来たようで嬉しかった。 だけど、鈴恵さんにとって私は家政婦。 というより、奴隷のような存在だった。 鈴恵 「うちの家政婦なんだから私のハイヒール磨きなさいよ!」 美咲 「こ…
第1話へ⇐ 立川先生、松宮先輩、睨みあってる場合じゃないわ。 人命救助が第一なのに、どうなってしまうの? 惣一朗 「松宮先生と言いましたね、状況を把握せず先走った行動は慎んで下さい、先に6名の患者が搬送され…