地方よりも都会の方が晩婚化が進むのはなぜ?その原因とは?

地方よりも都会の方が晩婚化が進むのはなぜ?その原因とは?

地方出身の私には、結婚ラッシュが2回ありました。

1回目は20歳の時。これは地元に残っている友達でした。
そして2回目は、25~26歳のとき。これは大学の友人や、東京近郊の友達。

でもこの差って何?っていう素朴な疑問、晩婚の地域差とその理由を探ってみました!

 

初婚年齢は上昇を続けている!

初婚年齢は上昇を続けている!

親世代と現在のアラサー世代では、初婚年齢に大きく差があります。
その差はなんと、女性で2.7歳!

平成2年の平均初婚年齢が25.9歳に対し、平成21年は28.6歳に。
ちなみに男性は平成2年に28.4歳、平成21年に30.4歳と、こちらは2歳の開きがありました。

やはり晩婚はどんどん進んでいるようです。

一番結婚が遅いのはやっぱり東京

地域差をみてみると、結婚が遅いTOP3は東京・神奈川・京都で、いわゆる都会が独占していて、東京の女性の平均初婚年齢は30.5歳でした。
一方、結婚が早いのは山口・福島・宮崎と、地方がランクイン。山口の女性の平均初婚年齢は28.6歳と、東京都はなんと1.9歳も差が!!

 

どうして地方は結婚が早いの?

どうして地方は結婚が早いの?

実際に都会と地方では平均初婚年齢に差があることが確認できました。
ではその差はどこからくるのでしょうか。

実際に地方出身、都内で一人暮らしの私の実体験も含めて、その理由を考えてみました。

出会いが少ない

大きな理由はこれのような気がします。

実際東京には、東京出身者も多いけれど、地方から来た人が多いのも事実。
そうなると、仕事以外でなかなか出会いの場を探すのって難しかったりします。

地元であれば友達の紹介や知人の紹介で付き合って結婚という話も聞きますが、東京ではそれもなかなか聞きません。

都会だと親族や友達、職場の上司、先輩などが世話を焼いてくれて誰かを紹介してくれたり、親や親戚からプレッシャーがかかったりすることもありませんよね。

出会いが多すぎる・選択肢が多すぎる

逆に出会いが多すぎるというのも結婚が遅くなる原因でもあるように思います。

今はマッチングサイトやアプリもあり、それらを頼って出会いの場を増やすことができます。
特に都会ではそういったSNSやサービスを利用する人も多く、また、街コンや相席など出会いの種類やスポットも数多くあります。

出会いの場に積極体に行く人ほど、出会う数が増えすぎて、「この人!」という相手に巡り合えないという声も。
「今回の合コンはいい人がいなかったから、次に期待すればいいや」と、ドンピシャのタイプに出会わない限り行動に移さない人も多いので、出会いは多いけど恋愛にまで発展しないというケースが非常に多いですね。

娯楽が多い・趣味に忙しい

地方都市にも言えないことではないですが、都会の方が遊ぶ場所も多く、一人の時間を謳歌しやすいというのが実感。
何も急いで結婚する必要を感じないのです。

地方は遊ぶ場所もちょっと離れないとなかったりするので、そういう点では娯楽がたくさんある都会は一人の寂しさだったり退屈さを感じない分、自分の時間を楽しんでいる人が多い印象です。

私はあまり好きじゃない言い方なのですが、昔からよく言われることで『田舎は遊ぶ場所がないから家で遊ぶ→子どもができやすい・でき婚が多いから結婚が早い』というのも、確かにあると思います。

子どもを育てるのに不安

実家のある地方であれば、自分の両親や親戚もいて、いざ子どもが生まれても頼ることができます。

しかし都会のカップルの場合、お互いの両親は地方にいて、核家族でやっていかなければいけないというケースもざらにあります。
そうなったとき、待機児童の問題やお金の問題なんかが気になってきます。

このご時世、女性は妻になっても母になってもバリバリ働きたい人や、働かざるを得ない状況が多いのもまた事実。

地方の平均初婚年齢にあたる28歳前後は大卒女性であればちょうど一人前になって仕事が楽しくなる時期でもありますから、もう少し働いてから・・・と考える方も多いです。

結婚を考えるとき、多くの女性は妊娠・出産も考えるでしょうから、これはやっぱり懸念材料の一つです。

 

周りの友達も独身だから焦らない

周りの友達も独身だから焦らない

周りの友達がみんな結婚してしまうと、気軽に遊べる相手がいなくなり、独身同士でつるむようになります。

結婚した友達とはどんどん疎遠になり、独身同士の結束が強くなりやすいので、結婚を焦らなくなっていきがちですね。
この場合、独身仲間が1人結婚すると、周りにも火がついてわらわらと結婚に向けて動き出すケースが多いです。

気付いたらみんな結婚して自分だけ取り残された…という状況にならないように注意したいですね。

 

無理に焦る心配はなし!自分の幸せ優先に生きよう☆

女として生まれたからには、結婚して子どもを産みたい!と思っている方も多いではないでしょうか。

かく言う私もその一人。地元の友達の結婚・出産ラッシュに焦ったりもしますが、焦る時ほど上手く行かないのが人生。

平均年齢や周りの状況、実家の両親からのプレッシャーなどなど、焦る要素がいっぱいあったりしますが、自分がどうしたいのかをしっかり考えて人生設計を立てましょう!

目的や目標、今やりたいこと、どうなりたいかなどを明確にイメージすることで、周りからのプレッシャーにも焦る必要はないんだと思えるようになると思いますよ。
親や周囲の人のために結婚するわけではないでしょうから。