美白化粧品が効かないシミもある!? 紫外線最多シーズンに要注意!(ページ2)

日差しが強くなってくると、気になるのが紫外線ですよね。日本ロレアルの調査によれば、1年で最も紫外線のUV-A量が多くなるのが6月(※)です。そう、7月や8月じゃないんです。

「日焼けしていないから大丈夫」と思っているあなたは気をつけて。いわゆる日焼け、サンタンを引き起こすのはUV-B。一方、UV-Aはそこまですぐにわかる肌の変化は起こしにくいのですが、肌の奥深くまで到達する性質を持っています。

シミは多くの人が「ある日突然できた」と言いますが、実は長年、ジワジワとシミの原因を蓄積していただけのこと。それがある日、目立つようになるのです。症状が出るのは数年後、ということも……。

シミを予防するには、一にも二にも紫外線対策。そして、できてしまったシミを消したいなら、できるだけ早く、正しいケアをすることが必要です。中には美白化粧品の効果が期待できないシミも。種類別にチェックしてみましょう。美白化粧品を選ぶコツについてもまとめます!

※日本ロレアルのサイト
http://www.nihon-loreal.jp/uva/uv_ray/year_data.html

★ 老人性色素斑
シミの中で最も多いのがこのタイプ。日焼けが原因で、最初は薄茶色で目立たないものであっても、放置するとどんどん濃くなっていきます。定着し、盛り上がって脂漏性角化症となることも。

<美白化粧品は効く!?>
シミがまだ薄い初期のものであれば、美白成分の含まれた美白化粧品を使うことで薄くなる可能性があります。ただ、濃くなってしまったもの、できてから時間の経ったものは、肌の構造そのものが変化してしまっているため、あまり期待できないでしょう。レーザー治療など、美容外科であれば消すことができます。

★ 炎症性色素沈着
ニキビ跡や傷跡は時間とともに消えることが多いのですが、シミとして定着してしまうこともあります。綿棒やコットンで、同じ場所に長年刺激を与え続けていると、この炎症性色素沈着ができる可能性があります。

<美白化粧品は効く!?>
美白化粧品は効く可能性が高いでしょう。ただ、できてから時間が経ったものはなかなか消えないことがあります。根気強いケアを続けましょう。ピーリングも有効です。

★ 雀卵斑
いわゆる「そばかす」と呼ばれるタイプのものです。鼻まわりから頬にかけて小さなシミが散らばったようにできるものです。雀の卵のカラによく似た模様であることから、この名がつきました。遺伝的なもので、小学生くらいから発症が見られ、10代になると目立つようになるのが特徴です。紫外線を浴びると濃くなることもあります。

<美白化粧品は効く!?>
美白化粧品は効き目がないと言われています。レーザー治療で取ることができますが、何ヶ月もすると再発することが多いようです。

★ 肝斑
左右対称に薄く広がってできるシミです。女性ホルモンとの関連が指摘されており、更年期の人に多く見られます。ピルの服用や妊娠を契機にできる人もいます。他のシミと違い、広い範囲に色素沈着が見られるのが特徴です。

<美白化粧品は効く!?>
美白化粧品や外用薬で効果を期待することができます。外用薬は血栓の原因となる可能性もあるので、副作用をよく確認しましょう。

“効かない”美白化粧品を見分けよう

美白化粧水は、メラノサイト(メラニンを作り出す細胞)の働きを阻害するもの。ただ、美白をイメージさせるような名前がついた商品であっても、ものによっては効果のある成分が含まれていないこともあります。

薬用美白成分として認められている成分には、下記のようなものがあります。

・ ビタミンC誘導体
・ コウジ酸
・ エラグ酸
・ リノール酸
・ トラネキサム酸
・ アルブチン
・ ルシノール
・ マグノリグナン
・ プラセンタエキス

効かない美白をしていても、お肌もお金ももったいない! しっかり成分を見て買うようにしましょう。「薬用美白成分」という表示をチェックすると良いでしょう。

ピーリングで肌をフレッシュに

レモンやリンゴなどのフルーツに含まれているフルーツ酸(AHA)で古い角質をはがし、肌のターンオーバーを整えることをピーリングといいます。美容外科で施術を受けることもできますが、ドラッグストアもAHA配合の石鹸や洗顔フォームが販売されています。

「はがす」というとなんだか肌に悪そうですが、オフできるのはあくまで古い、余分な角質。老人性色素斑の初期のもの、炎症性色素沈着、肝斑を改善できる可能性があります。

ただ、刺激が強いのも確か。ピリピリと少し刺激を感じるくらいであれば問題ないのですが、痛みが強いようであれば回数を減らしましょう。石鹸タイプは刺激が強め。クリームタイプ、洗顔フォームタイプは比較的マイルドな使用感です。また、ピーリング後はいつもよりしっかりと保湿をするようにしましょう。

★家の中でもシミの原因は作られる

紫外線対策の大切さがイヤというほど語られている今。日焼け止めクリームや日傘、手袋などで紫外線対策をしている人は多いと思いますが、家の中での対策はしていますか?

実は、多くの方が紫外線対策をするのは、お出かけ前。つまり、家の中でのんびりしているときは素肌の状態です。ただ、シミやシワの原因となるUV-Aは、ガラスを通り抜けますので、明るい部屋ではガンガンに降り注いでいます。

日当たりの良い部屋は、確かに気持ちが良いもの。でも、同時に紫外線をシャワーのように浴びる場所、ということも覚えておいてください。

さらにいえば、これはすでに常識かもしれませんが、曇りの日でも紫外線はガンガン降り注いでいますよ。「今日は曇りだから大丈夫♪」なんて、紫外線対策ナシで出掛けないでくださいね。

ABOUT この記事をかいた人

bulk

フリーウェブライター、恋愛ライターとしても活動中。主にいろいろな目線で、ライフスタイル/恋愛/占いについて執筆。たまにライブ活動も行うが執筆最優先の生活が続いている。常に面白いことを探しに旅をしている。「初めまして、バルクです。ベリーグッドではいろいろなジャンルの記事を書かせていただいてます!読者のみなさんのお役に立てたらうれしいなと思います。よろしくお願いします。」