私は優しくない。冷たい心の持ち主。

私は優しくない。冷たい心の持ち主。

つねづね思うことがあるの。

私って優しくない。
人が困ってるとき、面倒なことはパス。
見て見ぬふりをする。
家族が疲れてイライラしているとき

私だって疲れているとムカつく。
「大丈夫?」
「どうしたの?」
やっぱり優しいコトバは出てこない。
「そっとしておいてあげよう」ではなくて「うざい、シカト」
ギスギスがずっと続く。
イライラが続く。

そこにマザーテレサ的な女の出現したりするの。
「そうなんだ、わかるわ、大変よね」
とまったく素敵な聞き上手。
いつも笑顔。
ニコニコ顔が張り付いているような女。
そういうのって
一見、計算高い女にも見えるのよね。

「何、あの女」ムカついて、
「あたしって最低かも」結局、自己嫌悪。

そうそう、残念ながらあなたは最低です。
最低だから歪んでる見方になるの。
もちろん計算高いかもしれない。
それでもニコニコしてられることが素敵なのよ。
笑顔を向けられて嫌な気持になることって
そうないもの。
あるとしたら、それは心の歪み。

朝起きて、すぐにカチンときて、職場で家庭で

ムカッとして眠る寸前までイライラしっぱなし。
イライラが積もり積もって、身体の偏重。
顔まで歪んでくるわ。

あなた自身が
可哀想よ。

自分をどこで柔らかく
ふんわりした優しい気持で包んであげるのよ。
とんがってトゲトゲを自ら生み出して、
それではみんな逃げて行ってしまうわ。

さあ、そしたら、
優しいコトバはどうしたら出てくるんだろう。
どこから出てくるんだろう。
あの人はどうして、あんなに…。

比較で終わってしまってはダメ。
比較しても何も始まらないわ。

今は他人の優しさの出どころなんていいの。
解決にはならないから。
とりあえず、あなたを優しくしましょう。

さあ、見回してみて。
近くに花はあるかしら。
そう、花びらのついた色鮮やかな花。

玄関を開けたときに広がる風景のなかに、
最寄り駅までの道すがらに、
花は咲いていますか。
見つけたらちょっとだけ立ち止まって見上げてみてね。
何色かしら?
可愛い?キレイ?
大きい?小さい?

触れて見て
匂いはあるかしら。

ねえ、この先を曲がった一軒家に
そっと咲いてたの知っていた?

イライラしていると花って
一番にあなたが見る景色から外れて見えなくなるの。
花はそこに存在しているにも関わらずね。
気持ちが優しく温かだと自然をめでる気持ちも
沸き起こります。

だからね!
花に気づくようにして、優しさをもらおう。
わざと、ぐいぐい見ていくの。
目を向けて、身体を向けて、まず一歩。
少し近寄って二歩。
手で触れて三歩。
あとは花があなたを包んでくれるわ。

春や夏のほうがたくさんの種類があるし
華やかではあるけれど
秋も冬も上品でなんとも言えない
美しい色合いの花たちがいるわ。
それも寒さに耐えて一生懸命に
咲いているわ。
冬であれば雪のなかの赤い実のマンリョウ。
椿は音を消すように佇んでいます。

花には安らぎのパワーがあります。
そのことに
気づきもしなかったあなた、
気づいたあなたに今、変わりました。

「花ってこんなに…」

愛しいと感じるようになったら、
小さい鉢植えをひとつ買ってください。
陽の当たる場所に置いて、水をあげましょう。
枯らさないように、イライラで花の存在が
あなたの視界から消えてしまわないように。

もし枯れてしまっても悲しまないでね。
「ごめんね」と言って捨てましょう。
そしてまた、もうひとつ新しい鉢を買ってください。
命のあるものです。
枯れるものです。

なるべくたくさんの時間咲かせてあげましょうね。

ほら!優しい心育ってきた。

最後まで読んでくれてありがとう。

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フリーウェブライター、恋愛ライターとしても活動中。主にいろいろな目線で、ライフスタイル/恋愛/占いについて執筆。たまにライブ活動も行うが執筆最優先の生活が続いている。常に面白いことを探しに旅をしている。「初めまして、バルクです。ベリーグッドではいろいろなジャンルの記事を書かせていただいてます!読者のみなさんのお役に立てたらうれしいなと思います。よろしくお願いします。」