周りに迷惑かけたくない!咳が止まらない時の原因と対処法

周りに迷惑かけたくない!咳が止まらない時の原因と対処法

咳が止まらない時ってありますね。咳が止まらない時は、自分は苦しいし、咳の音で周囲にも迷惑をかけてしまうし、一刻も早く止めたいと思うのではないでしょうか。今回は、止まらない咳の原因や、咳が止まらない時の対処方法について調べてみました。咳が止まらない時に何科に受診したらよいかもご紹介します。咳が止まらず苦しんでいる方は参考にしてくださいね。

咳が止まらない時の原因

咳が止まらない時の原因

咳が止まらない原因は、精神的なことからウィルス性まで様々な原因が考えられます。まずは、咳が止まらない原因について確認してみましょう。
※ここに紹介している原因以外にも、さまざまな原因が考えられます。咳が止まらない時は自己判断せず、かかりつけの病院などで診察してもらいましょう。

咳が止まらない原因①ストレス

咳が止まらない原因の一つに、ストレス性が挙げられます。ストレスは呼吸器系にも影響を与えることがあります。また、咳をすることでストレスが緩和すると条件づけられている場合、ストレスを感じたときに咳が出ることもあるのです。
緊張している場面で咳が出て、何かに集中しているときには咳が止まっているようでしたら、ストレスを感じたとき咳が止まらない可能性があると考えてみてもいいかもしれません。ストレスで咳が止まらない時は、乾いた咳が出ることも特徴です。

咳が止まらない原因②マイコプラズマ肺炎

咳が止まらない原因の2つ目は、マイコプラズマ肺炎によるものです。特に子供の咳が止まらない時には、マイコプラズマ肺炎を疑ってみてもいいかもしれません。マイコプラズマ肺炎は、咳が止まらない他、発熱や倦怠感も見られます。風邪かなと思っていたら、だんだん咳がひどくなり、長期化することも。また、マイコプラズマ肺炎でも、乾いた咳が止まらなくなることも特徴です。

咳が止まらない原因③百日咳

咳が止まらない原因には、百日咳菌の感染によるものも考えられます。特に小さな子供がかかることが多く、ワクチン接種などが行われています。
百日咳に感染すると、数か月にわたり断続的に咳が止まらなくなります。特に激しい咳が止まらない痙咳期という期間には、咳で吐きそうになることもあるといわれています。

喉に違和感があって咳が止まらない時の原因は

喉に違和感があって咳が止まらない時の原因は

喉に違和感があって咳が止まらない時は、アトピー咳嗽が疑われることも。咳が止まらないだけでなく、喉にイガイガ感があったり、喉に何かがへばりつくような違和感があったりします。アレルギー性鼻炎や花粉症と関係していることもあります。
また、咽頭や喉頭に炎症を起こしていたり、アレルギー反応によって喉に違和感があり、咳が止まらない時も。同じ症状でも同じ原因とは限らないため、長く咳が止まらない時は病院へ行き、医師に相談しましょう。

乾いた咳が続く、熱はない時の原因は

熱はないのに乾いた咳だけが続く場合にも、いくつかの原因が考えられます。
一つは、風邪が治った後に咳だけが残る感染後咳嗽です。これは、風邪を引いたあと、喉の気道が荒れてしまっていることが原因で、熱はないのに乾いた咳が残ってしまう症状です。他にも、空気の乾燥によって、乾いた咳が続くことも。そのときも熱はないため、風邪を引いたあとではない場合は、環境を疑ってみるのもいいかもしれません。
また、喫煙で繊毛の働きが悪くなると、異物を排出するために乾いた咳が続くことがあります。

咳が止まらない時の対処法

咳が止まらない時の対処法

咳が止まらない時は、一刻も早く対処したいですよね。ここからは、咳が止まらない時に試したい対処方法としてのツボ押しや、咳が止まらない時に口にしたい飲食物をご紹介します。

咳を止めるツボを押す対処法

咳を止めるツボを押す対処法

咳が止まらない時の対処法としてツボ押しがあります。左右の鎖骨の間にあるくぼみ、天突(てんとつ)というツボを押す方法です。ややうつむき加減になり、押しやすい指で天突を押します。左右の鎖骨の中央から鎖骨の裏側に向かうイメージで何度か押してみましょう。気管が広がり、咳が楽になる効果が期待できます。咳が止まらない時に天突のツボを温める対処法もあります。

咳が止まらない時、飲み物での対処法

咳が止まらない時、飲み物での対処法

咳が止まらない時は何かを飲みたくなりますよね。咳が止まらない時の対処法として飲み物をのむなら、コーヒーなど温かい飲み物がおすすめです。
たとえばコーヒーなどに含まれるにはカフェインには抗炎症作用があります。喉の炎症により咳が止まらない時は検討してみましょう。ただし、カフェインの摂りすぎには注意してください。飲み物は冷たいものよりも、温かいものがおすすめです。
ただし、ウーロン茶は油を溶かす作用があり、飲み物は、喉の油分にも影響を与えますので、咳が止まらない時には控えるようにしましょう。

咳が止まらない時、食べ物での対処法

咳が止まらない時、食べ物での対処法

咳が止まらない時の対処法でおすすめの食べ物は、はちみつです。はちみつには抗炎症作用があり、せき止めとしても効果が期待できます。ただし、1歳未満のお子様にとってはちみつは、リスクの高い食品になりますので与えないように注意してください。
咳が止まらない時は、メントール入りののど飴を舐めることも対処法です。飴を舐めることで唾液が出て喉の保湿になり、メントールが喉のイガイガなどの違和感を軽減してくれるでしょう。

就寝時に咳が止まらない時の対処法

就寝時に咳が止まらない時の対処法

就寝時に咳が止まらない時の対処法としては、枕の高さを高くすることです。咳の原因にもなる鼻水が喉に流れ込むことを防いだり、胃酸の逆流を防ぐことで、咳を抑制します。
また、就寝時に咳が止まらない時は呼吸するのも苦しいですね。そんなときには横向きで寝ることで呼吸がしやすくなります。
就寝時には枕元に飲み物を置いておくのもおすすめです。

室内で咳が止まらない時の対処法

咳が止まらない原因がアレルギーの場合、室内のダニやハウスダストが症状を悪化させることもあります。
室内はこまめに掃除することで、咳が止まらない際の対象法になるでしょう。
また、寝具にダニやほこりがついていると、眠るときに咳が止まらなくなることもありますので、寝具はこまめに日干しするようにしましょう。

乾燥を防ぎ対処する方法

乾燥を防ぎ対処する方法

咳が止まらない時には、乾燥を改善することで対処する方法もあります。加湿器などを使い、部屋が乾燥しすぎないよう注意しましょう。
また、喉が乾燥していても咳が止まらなくなりますので、こまめに水分補給をしたり、マスクをつけることで喉の乾燥も防ぐことも、咳が止まらない時にできる対処法の一つです。

市販薬を試す対処法

咳が止まらない時の対処法には市販薬の使用もあります。その咳が明らかに風邪の症状である場合は、市販薬の咳止めも効果が期待できます。
ただし、先述のように咳の止まらない原因は風邪だけとは限りません。風邪以外の理由で咳が止まらない場合は、市販薬だけでなんとかしようとせず、早めに医療機関へ相談するようにしましょう。

漢方薬を試す対処法

止まらない咳の対処法には漢方薬も挙げられます。
乾いた咳が続く場合は、喉の粘膜に作用する麦門冬湯(ばくもんどうとう)がおすすめです。激しい咳が続く場合には、炎症を抑える五虎湯(ごことう)がよく選ばれています。

咳が止まらない時、何科へ行けばいい?

咳が止まらない時、何科へ行けばいい?

咳が止まらない時は、何科を受診すると良いのでしょうか。
咳が止まらずに何科を受診したらいいかわからないときには、まず内科を受診してみましょう。
咳が止まらない他に、発熱や頭痛腹痛などの症状がある場合も内科で一度相談してみてください。
喉の違和感や鼻水などの症状と併せて咳が止まらない時は耳鼻咽喉科へ、呼吸をしたときにヒューヒュー、ゼーゼーといった音が聞こえたり、息がしにくいときには呼吸器内科へ電話し、症状を伝えてください。
咳が止まらない時の受診の目安は、2~3週間ほど咳が止まらない時です。しかし、この期限に限らず、心配なときには早めに受診するようにしましょう。

まとめ

今回は咳が止まらない原因や対処法、受診の際の診療科についてご紹介しました。咳が止まらないと言っても、ストレス性からアレルギー性、ウィルスの感染など、様々な原因があることがわかりました。
どんな原因であるにせよ、咳が止まらないのは辛いので、対処法を活用しながら早く楽になりたいですね。ですが、自己判断はよくありません。咳が2週間以上続く場合は病院での受診をおすすめされますが、それよりも前に気になることがあれば医師へ相談しましょう。