浴衣の印象を可愛くする恋文結び

✿７月はお祭りの季節

夏になるとあちこちでお祭りが開催されます。

楽しい季節、せっかくですから浴衣をかわいく粋に着こなして出かけたいですね。

今回はしっとりと浴衣を着こなす基本の着付け方法と、かわいい帯結びのアレンジをご紹介します。

浴衣は新しく買うのも素敵ですが、レンタルする事もできるのです。

海外からたくさんの観光客が訪れる都心部には、着付けもしてくれる格安の着物レンタルショップがありますし、ネットで予約して必要な時に浴衣を送ってくれるサービスもあります。デザインもたくさんあるので選ぶのも楽しいですね。

観光地などのお店なら、店員さんにお任せするだけであっというまにかわいく着付けてくれるサービスもありますが、郵送してレンタルした場合は自分で着付けしなければ行けません。

初めてでも手順通りにすれば誰でも浴衣を着ることができます。最近は帯を結ばなくても良い背中に固定するだけのものもありますが、やはり大人っぽく着こなすなら自分で結ぶのがおすすめです。

浴衣の帯結びには、多様なアレンジ方法があります。古来から日本人はさり気ないオシャレを楽しんできました。

一般的な結び方は「文庫結び」といって、羽が２枚の一見リボンのような形です。今回紹介する「恋文結び」というアレンジは、帯の上部分がおみくじを結んだような形になります、昔はラブレターをこんな風に結んで好きな人にわたした事から、恋文結びとされているのですね。

見た目も可愛らしく比較的結び方も簡単なので、お祭りデートの時にもおすすめです。

女性の浴衣姿をより華やかにしてくれるのが、ふんわりとした変わり結びです。

一般的な帯結びが帯自体をしっかり結びこんでいくのに対して、変わり結びは帯とは別に帯紐や時にはゴムなどを活用してボリュームのある後ろ姿をつくっていく方法です。

慣れればひとりでも結べますが、最初は形を整えたり、ほどけにくくするのに時間がかかるかもしれません。友達同士で一緒に楽しみながら挑戦してみるのがおすすめです。

蒸し暑くなる季節、せめてお祭りのときには浴衣で涼やかに着飾って特別な一日を楽しんでみてください。