結婚生活3年目。
男性の浮気に注意!とはよく言われますが、なぜなのでしょうか?
愛し合って結婚した二人ですが、一緒に暮らして3年経つと、愛の形が変わってくるのかもしれません。
お互いに愛し合っていることには変わりがないのですが、人と一緒に暮らすということは、自分の素をさらすということ。
一緒に暮らしていれば、相手の行動や言動にイライラすることもあります。
このイライラは、3年目くらいになると、一度ピークがくるのかもしれません。
男女ともに、毎日同じことの繰り返しに飽きてくるとはいいませんが、倦怠感のようなものが湧いてくることは事実です。
結婚をしていなくても、同棲生活が長くなると同じではありませんか?
お互いに愛し合っていてもそうなります。
そんな時に、この映画の主人公のように浮気の誘惑が向こうから寄ってきたら、誘いに乗らずにいられるでしょうか・・・?
誰だって新しい関係に興味があるものです。
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結婚3年目のある夫婦のある一夜の物語なのですが、ドキュメンタリーを観ているように思えるほど、リアルに描かれています。
夫の会社のパーティに出かけたジョアンナ(キーラ・ナイトレイ)は、夫のマイケル(サム・ワーシントン)と同僚のローラ(エヴァ・メンデス)との関係がアヤシイと女のカンが働きます。
しかも、明日から、ローラと泊まりの出張に行くマイケル。
ローラのことでケンカをする2人ですが、ジョアンナは、マイケルを信じることにして彼を出張に送り出します。
その日、ジョアンナの元カレアレックス(ギョーム・カネ)がひさしぶりに彼女を訪ねてきます。
彼は、ジョアンナにとっては特別な人で、夫のマイケルにも二人のことを話していない大切な存在。
夕食に誘われて、久々にバッチリメイクをして身支度を整えるジョアンナ。
ウキウキして楽しい時間を過ごすのです。
一方、夫のマイケルは、商談の後、セクシー美女の同僚ローラからバーに誘われて、猛アプローチを受けます。
男だったら断るの難しそう・・・
お互いに別の人と一晩を過ごす、ジョアンナとマイケル。
はたして浮気してしまうのか、思い留まれるのか。
それともそういう気持ちを抱いた時点でアウトなのか。
気になる同僚と出張中の夫と、夫の出張中に元カレと食事する妻。
しかし、お互いにパートナーを裏切ることはできないと考えているのです。
わかるその気持ち・・・
と、思わず釘付けになって観てしまいました。
倦怠期がきて、相手にイライラすることもありますが、イライラをぶつけられるということは、愛し合っている証拠なのかもしれません。
確かに、仕事から帰ってくる夫を迎えるのにバッチリメイクをしなくなったかもしれません。
けれども、ノーメイクでも帰りを待っていて、夕飯を食べたかどうか心配するのが愛なのではないでしょうか。
お互いの美化した部分だけではないものを受け入れている2人の関係には、セクシー美女だってなかなか割り込めません。
と、信じたい。
新鮮な相手とドキドキするのは恋。
このドキドキは何物にも変え難い魅惑的なものですよね。
長年続いた二人の関係では、特別なドキドキ感はないかもしれませんが、胸がキュンとする瞬間はあるはず。
たとえば、映画の中でマイケルがしてくれたように、ケンカをしたあと、仲直りのスクランブルエッグを作ってくれたりとか、そういう日常生活の中にあるキュンとする瞬間を忘れずに過ごしていきたいものですね。
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2010年公開作品。マッシー・タジェディン監督