おはようございます。志方弥公です。
今日は冥界と心理学 ~夢を通して闇を見つめよう~ その2をお送りします。
前回の記事はこちらです→冥界と心理学 ~夢を通して闇を見つめよう~ その1
では実際に無料夢分析依頼してきた夢を紹介していきます。
【夢内容】
家にいるとインターホンがなり、ドアを開けると子連れのお客さんでした。ですが、私の視界が白く濁っていて誰なのかはわかりません。
「目がよく見えないのですが誰ですか?」と問いかけても何も答えてくれず、二、三度同じ質問をするうちに視界がクリアになり誰かわかりました。
そのお客さんを部屋に招き入れてしばらくすると、突然十年以上前に亡くなった祖父が現れます。私はとてもびっくりします。
祖父は私に「生前に残された時間が本当はあと三日あったので、その三日を使って今ここにいる」と教えてくれました。祖父は私が独身の時に亡くなっていて、私の子どもを知らないので長男から順番に一人ずつ祖父に見せます。祖父は微笑んでいます。
生前の自分の過ちを祖父に謝るのですが、どうやら祖父の生前の話をすることはタブーなようで、祖父は困った顔をしています。でも、私はどうしても謝りたくて話を続けるのですが、話してる途中で祖父の顔が何度か白い狐のお面に変わり、私もこれ以上話すことはまずいのだと思い、とにかく「ごめんなさい。大好きだよ。」と伝えると、「わかったよ。もういいよ。」と笑顔で答えてくれました。
祖父と離れたくない私は「三日だけじゃなくて、もっといればいいのに」というと、何もなかった真っ白の壁が突如重い横開きの扉になり、扉が開いた向こうには白いテンガロンハットをかぶった、人間ともおばけとも神とも鬼とも、なんともわからない何かが立っていて、その背後は黒と紫がもやもやとした感じの空間でした。そして、その何かが「もっと一緒にいたいなら、こっちに来なさい」と私に言います。けど、私はそこが死後の世界のように感じたので、私は「まだそこにはいかないよ」と答えます。祖父は笑顔のままでした。
ここで夢が終わりです。
【鑑定結果】
さぞ心残りがあって辛いと思います。
おじいさまも心を痛めていると思いますよ。おじいさまはちゃんと分かっています。
どんな正しい事でも、間違いであっても、あなたはこれが良い、という信念のもとで動いたわけですから。
決して悪い気持ちでやったわけではないと思います。
良かれと思った事がたまたま裏目に出たのだ、とあなたが下した結果なだけで、おじいさまからしたら、正しいか過ちかどうかは、分かりません。ひょっとしたらこれで良かったんだ、と思っているかもしれませんよ。
物事の出来事は一つではありません。色んな要因が絡み合い、あたかも一つの事件として浮上しているように見えているだけです。
あなたから見たら悪いものと映っていても、おじいさまからしたら正しいとか間違いとかどうでも良いレベルだったりしますし、あるいは過ちだったとしても、それはそれだ、というふうに肯定しているかもしれません。
視点は本当に多重になっているんです。
いくつものの視点が絡み合って、複雑なんですね。何かを切り離してしまうと、その物事は成り立たなくなってしまうことも。
おじいさまが心を痛めているのは、あなたがいつまでも自分の事が原因で生きるのが辛くなっていることです。
だからもう触れないでくれ、忘れてしまって、幸せになってくれ、と言っているのだろうと思います。
あなたはこれからも長い長い人生を歩むのですから……。
忘れるということも大事な作業の一つだと思って下さい。
あなたが欲しかった答えは、きっとこのような答えだったんじゃないかと思います。
「正しい」「間違っている」という二択の答えじゃないんだと思います、きっと。
その後のコメントをいただきましたので、次回の記事にて掲載します。そしてどうしてそういう分析結果を出したのかも併せて書きますので、乞うご期待!