そうだ お見合いパーティー、行こう。
ごきげんよう。婚活適齢期系シロクマのシロクマ子です。
趣味の合う恋人が欲しいと参加した「謎解き合コン」で
勝負に勝って試合に負けたシロクマ子。
趣味での出会いを諦めたシロクマ子は
とにもかくにも、婚活だ!
と、お見合いパーティーに行ってみることにしました。
■初めてのお見合いパーティー
シロクマ子が参加したのは20代中心の婚活パーティーでした。
主催は婚活パーティー「シャン・クレール」
シロクマ子はよく知らなかったのですが、シャンクレールは
MANAちゃん曰くお見合いパーティー業界では最大手
とりあえず、一番有名なところなら安心。
単純なシロクマ子はそう考えました。
参加費も女性はワンコインと安いので
初心者にはとっつきやすいと思います。
※男性は5000円~です。女性の10倍…!
会場はホテルの喫茶スペースのような場所でした。
全面窓の開放的な空間。高層階だったので眺めは最高です。
しかし、景色を楽しんでいる余裕はありません。
何故ならば、シロクマ子は開催時間に遅刻していたから…!
どうしてこうなった!
と、焦ったのもつかの間。
スタッフの方々は10分遅れのシロクマ子も
スムーズに席に案内してくれました。
※途中参加出来ないところもあるので遅刻には注意!
とはいえ、多少の時間ならちゃんと電話連絡さえすれば
入れてもらえると思います。
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■天使現る…!
初参戦の婚活パーティーに遅刻したシロクマ子。
開始時間を過ぎていたので、会場ではすでに
「回転寿司」が始まってしまっていました。
最近はテレビ番組でも婚活パーティーの様子は
よく放送されているので知っている方も多いでしょうが、
婚活パーティーの主流はこの「回転寿司」方式です。
1人あたり2~3分、女性のテーブルを
男性が順番に回ります。
そんな方式であるため、
遅刻したシロクマ子が座るはずだったテーブルには
ぽつんと1人で座る男性の姿が……
ごめん!マジごめん!
と、(心の中で)唱えながら、男性の前に座ると、
「大丈夫ですか?気にしないでください」と紳士な対応。
その上、貴重な自己紹介タイムであるはずなのに、
プロフィールカードを書く時間がなかった
シロクマ子のために、今書きながらお話しましょうか?
と気遣ってもくれました。
※普通プロフィールカードは
パーティー開始前に書いておきます。
変な人ばっかりだったらどうしよう…と
心配していたシロクマ子には
本当に天使に見えたこの男性。
彼のおかげで順調な滑り出しとなりました。
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■自己紹介マシーン
天使な男性のおかげで無事プロフィールカードを
書き終え、なんとか回転寿司の流れに乗った
シロクマ子でしたが、
初めての回転寿司は想像していた以上に大変!
正直とりあえず婚活だ!と勢いだけで来てしまった
シロクマ子は相手のプロフィールのどこを見たら
良いのか、どういう基準で○×をつけたら
いいのかわからず、メモも禄に取れていません。
名前と年齢と職業、メモ出来たのは最低限の情報だけ。
何の話をしたとか、どう感じたとか
記憶に残ることを書いておかないとあとで役に立たないという、
お見合いパーティーで必要な最低限の知恵すら
この時のシロクマ子は持っていなかったのです。
そもそも、実は極度の人見知りなシロクマ子。
知らない人間に自分から質問するのは難しく、
質問に答えるばかりで相手の情報を引き出すことが出来ません。
その上、短い時間で情報を得るために、
相手はプロフィールカードに書いてある中でも
特に目立つ部分についての質問をしてくれるので、
来る人来る人同じ話の繰り返しになってしまいがちです。
仕事の内容は? 出身地は? 休日は何してるの? が
三大あるあるでしょうか。
そのため、来た相手の基本情報をメモし、
同じ話を繰り返すだけの自己紹介マシーンと化してしまったシロクマ子。
結果、一切誰も印象に残っていない
という事態に陥ってしまいました。
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■絶対にやってはいけない中間投票
誰も印象に残っていなくても
投票時間はやってきます。
大抵のパーティーは回転寿司で顔合わせ、
中間投票→フリータイム→最終投票
という流れが一般的です。
この中間投票が意外と侮れないのですが、
何度も言う様にこの時のシロクマ子は
何も知らない初心者なので、
白紙投票という禁じ手を使ってしまいました。
これは今のシロクマ子が横で見ていたら
はっ倒したくなる暴挙です。
これ以降の経験から考えても、
皆様には中間投票だけは“必ず”
誰かの番号を記入することを強くおススメいたします!
その理由についてはまた別の機会にお話しするとして……
そんな禁じ手を使ってしまった直後のフリータイム。
シロクマ子の元には
「さっきちゃんと話せなかったから」と
最初に出会った天使がやってきてくれました…!
この時やっと、
そういえば天使がいたやん!
と思い出すシロクマ子。
中間投票時に天使の事を思い出していれば……、
運命は変わっていたのかもしれません。
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■天使の裏の顔
中間投票の結果はフリータイム中に発表です。
女性の元にはスタッフが隠密の様にやってきて
「あなたは何番さんから投票されました」
と書かれた紙をこっそり渡してくれます。
シロクマ子も何票か票を貰いましたが
碌なメモを取ってないので番号だけでは
誰なんだかさっぱり……
一方男性は音声案内。
スタッフがマイクを使って選ばれし者の番号を発表。
番号を読み上げられた男性はスタッフの元に行き、
「あなたは何番さんから投票されました」
と書かれた紙を受け取ります。
……この方式が、悲劇を生みました。
シロクマ子と雑談中の天使。
番号の発表が始まった途端、ピリッとした雰囲気に。
黙るシロクマ子。
緊迫した空気が流れる中、発表された番号には
残念ながら天使の番号は入っていませんでした。
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その時……
「チッ」
聞こえてきた音(+目の前の天使の動作)に
シロクマ子は驚きが隠せません。
天使が……舌打ちを…した、よ…?
そして、あからさまにテンションが下がる天使。
「俺お見合いパーティー5回目なんだけど、
一度も投票してもらったことないんだよね~」
と愚痴モード。
「たまたまですよ!これだけいっぱい人がいますから……」
とシロクマ子がフォローに回ったにも関わらず、
「でも君も俺に投票してないんでしょ?」
と厳しい切り返し…!
天使はどこにいってもうたん?
というか、まだまだ中間発表、
諦めたらそこで試合終了じゃないのか天使!!!
と、思いましたが割と豆腐メンタルなシロクマ子は
そこで心が折れてしまいました……。
しかし、シロクマ子を襲った悲劇は
これだけでは終わらない…!!