ズッキーニってあると便利な野菜!夏の美味しい食べ方を紹介します

ズッキーニってあると便利な野菜!夏の美味しい食べ方を紹介します

野菜売り場に行くと、きゅうりのような形をした野菜を見かけますよね。
でもきゅうりのようにとげがなくつるっとした表面で、へたもしっかりついています。
これがズッキーニ、知らない人も結構いるでしょう。
でも、これからが旬で、夏にぴったりの野菜なんです。
温かいのはもちろんだけど、冷えてもとっておいしいんですよ。
野菜をいっぱい食べたい料理にぜひ加えたい食材です。
地味だけど、これからの時期にあると便利な野菜、ズッキーニ。
その食べ方、楽しみ方を紹介していきましょう。

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【ズッキーニってどんな野菜?】

この見慣れない、聞き慣れない、ズッキーニとはいったいどんな野菜なの?と思いますよね。
実は、ズッキーニはかぼちゃの一種なんです。
細身なのに固いへたがあるのも、その証拠です。
ただ、かぼちゃは中が空洞で種がびっしりですが、ズッキーニは中が空洞にならないよう、実が熟し切る前に収穫します。
なので、輪切りにすると種はなく、きゅうりのような切り口で、それでいて水分が殆どありません。
でも食感はなすのよう、皮ごと生で食べられ、加熱すると食感がガラリと変わる面白い野菜です。

選び方は見た目がやっぱり大事です。
まっすぐでつやがあり、濃い緑色でへたもしっかりしているものがいいですね。
きゅうりと似ていますが、ちょっと角ばっていてがっしりしています。
大きいと、中が空洞ということもあるので、目安は太めのきゅうりってところでしょうか。
食べたいときとか、レシピが決まっている時に買うのがいいでしょう。
新鮮なら、まずサラダに使いたいですから。
特売で数本買ったなら、1本ずつラップに包んで、ポリ袋にいれて野菜室に入れておきましょう。
できるだけ早く食べてしまいましょうね。

 

【夏を乗り切るための栄養】

夏野菜として食べやすいズッキーニの栄養をちょっと紹介しましょう。

・カリウム

ミネラルの一種で、体の余分な水分や塩分を外に排出してくれます。
食欲が落ちたり、むくんだり、足がつったりするのはカリウム不足のせい。
水分をたくさん摂る夏にこそ必要な栄養素といえます。

・βカロチン

摂ると体の中でビタミンAに変わり、目の疲れや視力回復に役立ちます。
また、強力な抗酸化力があるので、免疫力が上がるので夏バテ防止にも。

・ビタミンC

美白効果があり、活性酸素を抑えるため、細胞の老化を防ぎます。
ダメージを受ける夏の肌には必須な栄養素です。

・ビタミンB群

ビタミンB1・B2・B6・B12、葉酸、パントテン酸、ナイアシン、ビオチンなどの総称です。
精神を安定させたり、糖質や脂質を燃焼させたり、肉体疲労やストレスにも効果があります。
また、皮膚や血、毛を作るためにも必要な栄養なので、体も心もばてやすい夏には必要といえます。

【さあ、ズッキーニを食べよう!】

皮ごと生でも、焼いたり炒めてもおいしいズッキーニ。
実崩れしにくいので、煮込み料理にも合うんですよー。
では、簡単レシピから、夏に冷たく保存できるものなど、紹介しましょう。

1.ズッキーニのサラダ

ズッキーニを縦半分に切り、スライサーで薄く切ります。
それに塩を振ってしばらく置くとしんなりするので、よく絞っておきます。
これを使えば、新タマネギのスライスオニオンや、カットしたトマトと混ぜて、グリーンサラダに。

きゅうりを混ぜたり、ツナやクルクル早茹でマカロニなどを混ぜて、さっぱり系のドレッシングをかけて。
また、マヨネーズで和えたり、ポテトサラダの具にしてもおいしいですよ。

2.トマトのパスタソース+ズッキーニ

市販の一人用のパスタソースにひと手間加えておいしく。
ズッキーニを8㎜程度の輪切りし、油をひいたフライパンで焼き、塩コショウで味付けします。
ゆであがったパスタにズッキーニをのせ、温めたレトルトのソースをかけてください。
ズッキーニは焼くとほっこり、中はとろっとしてトマトとの相性は抜群です。

3.夏野菜カレー

夏は野菜をいっぱい使ったカレーが食べたいですよね。
ズッキーニはそれにぴったりです。
鶏もも肉に、野菜はトマト、ズッキーニ、パプリカ、なす、オクラ、玉ねぎ、そして処理済みのひよこ豆。
使い切れる材料や、余っているものでいいです。
あとは、火が通りやすい野菜、ピーマンやヤングコーンを入れていいですね。
ひよこ豆以外、全て一口大に切っておきます。
まず熱した鍋(大き目のフライパンでもいい)に油をひき、鶏肉を炒めて火が通ったら、トマトとひよこ豆以外の野菜を炒めます。
全体になじんだら、水を入れて煮立ったら中火にして5分ほど煮込みます。
そして火を止めて、カレールウを加え、トマトとひよこ豆をいれて弱火で10分煮込んで出来上がり。
材料や水は市販の出来上がり量を見て加減してください。
ルウはあまり辛すぎないほうが、野菜の甘味が楽しめますよ。

4.夏野菜のラタトゥイユ

カレーと同じような材料でラタトゥイユができます。
たくさん作っておいて冷やしておけば、食欲のない時や面倒くさい時に、そのままや麺類にかけて食べられます。
ズッキーニ、たまねぎ、セロリの茎、パプリカ、なす、にんにく、そしてトマトを中3個使って作りましょう。
玉ねぎはくし切り、セロリは斜め切り、にんにくは包丁の腹で潰しておきます。
トマトはヘタを取って熱湯につけ、皮が膨れてきたら冷水に入れ、皮を取り除いてざくぎりにします。
ズッキーニとなすは炒める直前に輪切りにします。
フライパンにオリーブを入れてにんにくを温め、香ってきたら野菜を炒めて塩コショウをし、火が通った鍋に入れます。
そこにトマトと白ワイン50ccを入れて、中火で15分ほど煮込み、仕上げにハーブを加えます。
水分がほぼ野菜だけなので、濃厚で甘味たっぷり。
冷めてから密閉容器に入れれば、冷蔵室で1週間、冷凍で1か月ほど保存できます。

 

他に、炒め物や、グラタンやドリアなどのオーブン料理でもおいしく食べられます。
チーズとの相性もバッチリですよ。
1本あるとちょっとした料理に使えるズッキーニ、ぜひお試しくださいね。