過去の恋愛がトラウマになって、新しい恋ができない・・・。
どれだけ周りから励まされても、前向きな気持ちになれない・・・。
そんな時は無理に前向きにならなくてもいいのです。
今回は、ゆっくり焦らずに恋のトラウマを癒していく方法を紹介していきます。
トラウマを抱えた心の仕組み
過去の辛い出来事や嫌な思いを早く忘れてしまいたい! 出来ればなかった事にしてしまいたい! そう思いますよね。しかしこれが曲者で、その嫌な思いが十分に癒されていない場合、気持ちを切り替えたつもりでも、実際は意識しなくてもいい心の領域(無意識)に押しやっているだけになっているのです。
これを心理学では、「抑圧」「否認」等といいます。この押しやられた感情が強ければ強いほど繰り返し思い出され、「また同じことが……」という恐怖感にさえなってしまいます。これはなかった事、忘れたい事にしたい過去の心の傷が、「なかった事にしないでよ! こんなに傷ついているんだから!」と訴えているのです。
自分を責めない
自分に自信がない人ほど、こういった状況になりやすい傾向があるようです。例えば「どうせ私なんて可愛くないし」とか「私のこと好きになってくれる人なんていない」など自分を否定してしまうことに心当たりがあるなら要注意!
相手を信じたい気持ちの裏で、実は相手に依存していた部分があったのかもしれません。もちろん、恋愛関係にもなれば多かれ少なかれどこかで相手に依存はしてしまうもの。だけど、自分自身の自信の無さを相手で補うというのは違います。
親切な男性には素直に甘える
例えば、もし同僚の男性に『手伝いますよ!』と言われたら「迷惑をかけてしまうんではないか…」なんて思わずに『お願いします!』と甘えてください。
小さなことから少しずつ積み重ねて行くことで、素直で可愛らしい女性になれるハズです。
また、男性自らあなたに対して「手伝います!」と言ってきてくれたということは、少なくともあなたのことを嫌ってはおらず、むしろ好かれていると言っても差し支えありません。
それを断ってしまうと彼は「あぁ、断られてしまった…。嫌われてるのかなぁ」なんて悩み始め、実る恋も実らなくなってしまうかもしれませんよ。
トラウマを過去のものにする方法
1.目の前に映画館のスクリーンをイメージします。
2.そのスクリーンの上に、自分の体験を映画のように映し出します。
画面には自分の姿も映っています。あなたはその映画を見ている観客です。
イメージの中で、映画館の一番後ろの椅子に腰かけてその映画を眺めてみましょう。
※この時ドキドキしたり苦しくなったりしたら無理をせず中止するか、場面を選び直しましょう。
スクリーンを遠ざけるのも一つの方法です。
遠ざけることで、臨場感が薄れる、その場面がより客観的にイメージできるという効果が期待できます。
3.その映画を見ながら、この体験は今の自分ではなく、画面の中の彼/彼女がしているのだと感じられるまで、その映画を繰り返します。
そして心の中で「これはもう終わったことだ」とつぶやいてみましょう。
4.引いて自分をイメージします今度は映写ホールの出口に立ちます。
そして椅子に座って映画を見ている自分の後ろ姿を眺めてみてください。
そしてまた「あれはもう終わったことだ」とつぶやきます。
5.最後に、スクリーンに幕が降り、出口に立っている自分が映画館を出るようなイメージをしてみましょう。
【引用】トラウマを克服する方法 2 ~トラウマを克服・解消するセルフメソッド~| 健康Salad“カウンセリングの現場から”