地震大国日本と言われるほど、世界でも日本は地震が多い国のひとつに数えられています。
数々の大地震を乗り越え、今がある日本。
地震から日本を守っていると言われる「要石」という言葉を聞いたことがありませんか?
要石とはどんな存在なのか・・?
■ 人智が自然に及ぶことはない
自然を目の前にした時、その雄大さに心を打たれ人が絶対敵うことはないと痛感させられます。
これまでの歴史の中で人類は多くの自然災害と対峙してきましたが、その威力を目にした時、無力さを思い知らされるばかりで過ごしてきました。
それは科学が発達した現代も昔も変わりはありません。
人類の力が自然にあらがうことが出来なくても、神の力で自然の猛りを治めようと古来より祈りを捧げてきた風習が今も伝えられています。
地震から日本を守っている要石もその存在の一つとして数えられているのです。
■ 地震から日本を守る【要石】とは?
要石
かなめいし茨城県の鹿島神宮境内にある石。祭神たるタケミカズチノカミが降臨したとき坐した石で,地震を防ぐと伝えられる。 【出典】鹿島神宮(かしまじんぐう)とは – コトバンク
■ 要石が祀られている神社
① 鹿島神宮
所在地:茨城県鹿嶋市宮中 2306-1
公式サイト:鹿島神宮について | 鹿島神宮
茨城県にある鹿島神社には要石と言われている石が祀られています。
全国にある鹿島神社の総本社で、関東最古の神社と伝えられています。
ご祭神は【(ヤケミガヅチノオオカミ】とされ、勝利の神様として崇められています。
雷神・航海を司る神とされ、その御姿は鯰に乗り大剣を携えたものが絵として伝えられています。
鹿島神宮は「始まりの地」とされ、レイラインと呼ばれる日本のパワースポットを結ぶ直線上の最も東に位置しています。
人生を転換させる作用を持つとされ、仕事や人生の総合運気の開運にご利益のある神社とされています。
要石は境内の奥宮に祀られており、鹿島神宮の見どころのひとつとして多くの人が参拝しています。
神様の使いとされている鹿に出会える鹿園があるのもうれしいポイントのひとつです。
② 香取神宮
所在地:千葉県香取市香取1697-1
公式サイト:香取神宮 | 千葉県香取市 全国約400社の香取神社の総本社
こちらも要石と言われている石が祀られている神社のひとつ。
全国の香取神社総本社としてあげられています。
最初にご紹介した鹿島神宮とペアで、関東の東を護る神社として地域の守り神的な存在になっています。
千葉県一霊力を持ったパワースポットとして紹介されることも。
ご祭神は【フツヌシノオオカミ】とされ、霊剣布都御魂を神格化した刀剣の神様と言われています。
鹿島神宮と同じく勝利の神様とされています。
香取神宮境内には強いパワーを放つスポットが3か所あるとされ、一つは本殿周辺、二つ目は要石のある奥宮、三つ目は境外摂社(大戸神社・側高神社)と言われています。
強いパワーを放つ要石は、昔から香取神宮の信仰対象とされてきた神聖な石。
鹿島神宮と反対の凸型の形で地中で鹿島神宮の要石とつながっていると伝承されています。
「要石」と書かれた災難除けのお守りを購入することが出来ます。
強大なパワーで守っていただきましょう。
■ おわりに
日本を地震から守る要石を祀る神社についてご紹介しました。
古くから多くの地震災害に見舞われていた日本を守るため、先人たちが神様へ託した信仰のシンボルとなる要石。
鹿島神宮、香取神宮どちらの石にも強大なパワーが宿っていると言われています。
強力な厄除けパワーを頂きに是非足を運んでみませんか?