回転寿司好き女子必見!身近で危険なアニサキスを口にしない方法とは

回転寿司好き女子必見!身近で危険なアニサキスを口にしない方法とは

皆さんは最近、よくアニサキスって聞きませんか?
芸能人でも被害に遭っていて、大変な思いをしています。
どうせいいもの食べたからでしょ、なんて思ったら大間違い。
実は生魚が食べられない人以外は、誰でも体験する可能性があります。
しかも私たちのとても身近にいるんですよ。
特に回転寿司が大好きならすごく危険!
注意喚起もかねて、防げる方法をお知らせします。
そもそもアニサキスって何?から説明していきますね。
怖くて痛いアニサキス、被害に遭わないための知識をいろいろ紹介しましょう。

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【アニサキスは魚につく寄生虫】

「アニサキスが寄生している生魚を食べて、酷い激痛に襲われた」

そんな記事が最近出るようになりました。
アニサキスは、生の魚介類に付着する寄生虫で、ノロウィルスやカンピロバクターに次ぐ食中毒原因物質の第3位に挙げられているほど、身近で怖いシロモノです。
厄介なのが、新鮮であればあるほど、いる確率が高いということ。
しかも、産地直送でその場で調理、がとても怖いのです。

アニサキスが寄生する魚はアジ・サバ・カツオ・イカ・鮭などの内臓で、虫体の長さは2~3㎝、幅が0..5~1㎜の白色の太い糸ような形をしています。
アニサキスの卵は海中にいて、孵化したあとにオキアミを餌とする魚の体内に入り込みます。
魚が死ぬと筋肉に移動するので、身の方に潜んでいるというわけです。

実はアニサキスは加熱か、マイナス20度以下で24時間冷凍すれば死滅しますが、他の方法では生きたままです。
それを取り除くには、調理する者がその場でみつけて処理するしかありません。
見つけられる大きさなのですが、魚によっては20~30匹くらいはいるそうなので厄介です。
しかも、イカは身が白いのでとても見つけにくく、中には調理しても紛れている可能性さえあるのです。

 

【回転寿司が怖い理由は?】

実は、もう実際に回転寿司で食べたことで、アニサキスの被害に遭った人がいるのです。
回転寿司も競争が激化し、それぞれの特徴で差別化を図ってきました。
それが「産地直送」や「獲れたて新鮮」で、捌きたてのものがネタとして提供されることになりました。
獲った魚をその場でシメ、お店に送られて店で捌いてネタにするのです。
今日のオススメ!で紹介されれば、大量に消費されます。
すぐにネタにしなければならないので、時間との闘いになりますから、当然チェックは甘くなります。
それもあってアジの握りを食べた客の中に、アニサキスによる食中毒患者が出たのです。
回転寿司は、チェーン店で寿司職人が握っているわけではないので、どうしても処理が甘くなります。
なので、目玉商品とか、限定とかで新鮮なネタを謳っている場合、安易に飛びつかないことです。
一番いいのは、店員に店がアニサキスについて対処しているかどうか、聞いてみることです。
業界で食中毒患者が出ているので、きちんと対応できているなら返答してくれるでしょう。
もし曖昧だったり、誤魔化すような態度をとったら、リスク大と思ってください。

また、それは居酒屋などでも同じことが言えます。
ただ、居酒屋の場合は調理についてはプロがやっているので、チェックはしているでしょう。
刺身の盛り合わせや、今日のおすすめで旬の刺身があったら、まず店員に聞いて確かめてみてください。
客から問い合わせがあったとなったら、いい加減なことはできないはずです。
そういった情報があって、それを気にしているという態度は店側にも刺激になりますから。

【アニサキス症の痛みは半端ない!】

では、アニサキスによる食中毒、アニサキス症の症状はどのようなものでしょう?
食後数時間後に腹痛などの症状が出始め、十数時間後にみぞおちに激しい痛みを感じます。
それはまるで火箸を胃に当てられているようだとか、とにかく今までに感じたことのない、強い痛みと聞きます。
また、吐き気や嘔吐にも襲われますし、場合によってはアレルギー反応が出ることもあります。

内視鏡などで胃の中を見ると、アニサキスが胃壁を食い破っていて、それが激痛の原因と思われがちですが、実は胃壁は痛みを感じていません。
その痛みは、不審物が体内に入ったことを体自信が知らせるためのもので、免疫作用によるものです。
体が悲鳴を上げるほどの痛みを出すアニサキスは、相当な不審物と言えますね。

なるべく早い処置が必要で、胃に入っているアニサキスを内視鏡でつまみ出すしか方法はありません。
ただ、人体中では1週間程度で死んでしまいますが、そこまで耐えられないほどの痛みが続きます。
胃にいるアニサキスをつまみ出した途端、うそのように痛みは消えます。
また、腸管の外に出て症状が出ているなら、駆虫薬を内服します。
生魚を食べてから症状が出たなら、まず消化器内科で診察してもらいましょう。
重症化すると、他の病気と区別がつきにくくなるので、内視鏡専門医のいる消化器内科を受診するようにしてください。

 

これからの季節は、食べ物が傷みやすくなります。
食中毒も増え、特に生ものは気をつけなければなりません。
寿司でも刺身でも、口に入れる前にまず白い糸状のものがついていないか、よくチェックしてください。
もしそれが動いているようならアニサキスです。
すぐに捨てるか、お店なら店員にきちんといって処置してもらうようにしましょう。
体を守る情報をしっかり得ることが自己防衛につながりますよ。