冥界と心理学 ~夢を通して闇を見つめよう~ その11

冥界と心理学 ~夢を通して闇を見つめよう~ その11

おはようございます。志方弥公です。

まだまだ、まだまだ……続きます!

死体というのは夢であっても怖いですよね。嫌なものですよね。ビックリします。

バラバラ死体とか見た事もないのに……、と思いますが、アニメやどこかで見た事があると思います。そのイメージ連想ですね。

死体というのは夢分析キーワード分類法に則れば、「過去の遺物」「無意識に押し込められた感情」です。過去の感情やその時の抑え込んだモノです。

さて、鑑定例を紹介しつつ、死体についての説明をしましょう。

 


【夢内容】

船に何人かの人と乗っていました。
船の周りには瓦礫と死体が浮いていました。
悲惨であったので、目を伏せたく思っていました。
自分が殺されるという危機感を持っていました。

【鑑定結果】

記憶の残骸です。いらなくなったものを、死体として表現しているんですね。
その中に嫌な記憶も含まれています。
これらを無意識に沈めようとしているのです。
海は無意識領域です。

どんな些細なことでも、無意識は忘れません。意識に上ってこなくても、無意識は死ぬまでずーっと忘れませんから。
海というのはまさに無意識領域を示しています。水というのは基本的に無意識世界です。プールなどもそうですね。
死体が浮かんでいるのは、無意識世界に押し込められた感情の残骸です。忘れようとした嫌な感情もあります。その感情は何なのかは、カウンセリングを通してしか分かりません。しかし、思い当たる事が多いと思います。本当に夢を見た当人にしか気付けないものですので、自己分析のヒントには大いになると思います。

他にも紹介しましょう。

 

【夢内容】

気が付くと自分の前に死体がありました。
その死体は自分の死体でした。
生きていて動いている自分と、死体の自分とで、自分が二人いる状況です。
それに気が付いても自分の意識で体を動かすことができず、ただ見ていることしかできませんでした。
すると、生きている側の自分が、自分の死体を犯しだしました。
その後すぐ目が覚めたのですが気分が悪く、何を暗示しているのか調べようと思っても調べようがありませんでした。
内容的に不快になられたら申し訳ないです。

【鑑定結果】

いえいえ、全く気になりません。
一般的に死体というのは吉なんですが……、今回はちょっと特殊なようですね。
自分が死体になっていて、身動きが出来ない状態であれば凶となり、成長出来ていない、と痛感している意味になるんです。

自分の死体を犯す意味は、日常生活をもう少しきちんとしなければならないという警告です。

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このようなケースはまれです。殆どの人が見るのは、自分のお葬式の夢だと思いますが……、それは、過去の自分を切り離し、成長させていく心理状態にあります。
例えば、心境の変化だったり、今の恋人と別れて、新生活を始めようとしたり、学生から卒業して社会人としてスタートさせたり、と人生の節目に見やすいとされています。

よくあるのが、バラバラ死体です。
これも無料鑑定での例を少し紹介します。

 

【夢内容】

深夜なのに駅に人が集まっていた。
汽車が来る少し前に、数十人の人が落ちた。
そして轢かれた。
しばらくすると、今度は黒い車が線路の上に。
そしてまた轢かれた。
私は血や、ちぎれた手が貼り付いた汽車に乗った。
汽車の中は学校になっていて、
友達もいた。

【鑑定結果】

人生の途中の残骸ですね。過去の記憶だったり、色々です。

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文字通り、残骸です。

このように死体を見てしまって、悪いことが起きるのではないかと心配されますが、杞憂です。
ただの残骸だと思ってくださいね(笑)

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