婚活中に注意?隠れ収入重視である可能性【婚活コラム】

Savings

年収での婚活

婚活でよく話題になる「年収」

将来、専業主婦になりたいという女性は男性の年収を重視します。
養えるだけの収入があるのか、子どもができても余裕があるのか、老後の暮らしも心配はないのか。
年収の高さによって、様々な不安を解消しようとします。

これらは一時、大きな話題となりましたが、今では「三平」や「四低」というキーワードが婚活の基準になっているように、高収入が結婚相手に求める第1の条件とは言い難くなってきました。
高収入であることより、自分の話を聞いてくれる相手・無駄遣いしない相手などを求める方が増えてきたのです。

しかし、結婚相手に「安定」を求める方は未だに多くいらっしゃいます。
その方々は結婚相手に年収を求めていないようで、実は高収入を求めている隠れ年収重視の方なのです。


高収入とは

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隠れ年収重視の方々は、自分が年収を重視しているとは気付いていません。
ただ、「最低限の生活をするためにこれだけの年収は必要」だと考えているのです。
その最低限の生活をするために必要な年収が、現実とはかけ離れている可能性があります。

たとえば、20代後半で年収350万と言われたら、皆さんはどう思いますか?
それだけでは生活できないと考えるでしょうか。
しかし、20代後半で年収が350万と言うと平均より少しだけ足りないくらいです。

女性で多いのは「贅沢は言わないから年収400万~500万はほしい」という意見。
これで最低限と考える方も多いでしょうが、20代後半で年収350万くらいです。
30代で500万に届くか届かないか…400万以上あれば良いのです。
けれど、これでも生活する上で少ないと感じる女性はいます。

というのも、年収は手取り額ではなく総収支額です。
いろいろな税金が引かれる前の金額になりますので、400万以上あっても税金を差し引けば月々の手取りは少ないのではないか?と考えて不安を覚えます。
だから、「最低限の生活をするにはもう少し必要」と考えて、最低収入を平均より上に考える方がいらっしゃるのです。

Investment risk and uncertainty in the real estate housing markeけれど、自分としては「高収入」の方を求めているのではなく、「最低限の生活を送る」ための収入を求めていると考えているので、世間とズレが生じてしまいます。
「これでは足りない」と思っている収入が、実は世の中の平均年収で、最低限の生活を送るにはそれだけで充分と言うことがあります。


最低限の生活とは

女性が考える最低限の生活とは、今の自分の生活基準です。
雨風から守ってくれる家があって、3食きちんと食べられて、たまに遊びにでかけたり外食に出かけたり旅行へ行ったり、趣味を楽しんだり、季節ごとに新しい洋服を買ったり、たまに贅沢をしたりする生活。
結婚したら子どもが生まれるかもしれないから、積立貯金もしたいし、習い事もさせたいし、色んなところへ出かけてたくさんの思い出を作ってあげて…と計画も立てているでしょう。
自分が親にしてもらったことをしてあげて、自分が親にしてもらいたかったことをしてあげて…とあなたの人生プランは出来上がっているかもしれません。

そして、それを最低基準だと思っていたら、今すぐ訂正しましょう。

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今の自分の生活基準は親に支えてもらってできたものであったり、自分が稼いで1人で生きてきたからこそ実現できていた生活です。
2人暮らしになればそうはいきません。

これまでの自分の生活を崩したくないから相手にはこれだけの年収を求める…と考えている方は、隠れ収入重視である可能性があります。

結婚相手とは新しい生活を作るもの。
今までの自分だけの生活を基準とせずに、相手との新しい生活を楽しめるようにしましょう。