ふたご座は、双子の兄弟の星座。なぜ二人がひとつの星座なのかを知ると、ふたご座の性格を理解する手助けになるかもしれません。
おひつじ座、おうし座と来て、ようやく人間の星座が出てきましたね。
気になる彼に限らず、身の回りにふたご座の人がいる場合はちょっとそのふたご座さんたちを思い出してください。「物知りだな」とか「どうしてこんなこと知ってるの?」とか思った経験はないですか?
ふたご座の一番の特徴は知識欲。とにかくなんにでも興味を持ち、知識を飲み込んでいきます。最新の情報に常に触れていたい彼らは、スマホやタブレットともっとも相性がいいと言っても過言ではないでしょう。
フットワークの良さも特徴のひとつ。腰が軽く、頭の回転が速くて会話が上手。ふたご座が風の星座というのも納得です。
環境の変化に合わせられる柔軟さでそつがなく、マルチタスクもお手のもの。爽やかで有能な好青年という印象を最初に受ける人が多いことでしょう。
「ふたご座って隙がなくてずるい」と思われるかもしれませんが、それはあくまでふたご座の表面だけを見ているから。ふたご座にだって、裏にまわれば欠点があるのです。
常に移ろう風のように、ふたご座には粘り強さや執着がありません。
物知りなのも、あくまで知っているだけで深く研究したわけではないことが多いのです。
要するに飽きっぽいのです。
とことん打ち込む熱量がないことが、逆に第一印象をスマートに見せているのかもしれません。
女性に対してもそうで、一人の女性に熱を上げることがあまりありません。あっても、すぐに対象が変わることが多いです。
「ここからは浮気」という概念自体がなく、彼女がいても他の女性に誘われれば食事くらいなら軽く付き合ってしまうことも。
ふたご座の彼とは「ここから先はダメ!」というルールを取り決めておく必要があるかもしれません。
爽やかなふたご座の彼ですから、あなたのライバルは多いはず。
彼の好みそうな話題や最新のスポットへの小旅行など、飽きっぽい彼を飽きさせない工夫は必要です。
会話が刺激になるふたご座は、話題が尽きない関係を喜びます。積極的に会話しましょう。
そして何より重要なのは、あなたが自立していること。
彼が知り及ばない交友関係(仕事でも、趣味などプライベートでも)や、あなたのほうが詳しい分野があったりなど、「未知の部分がある女性」のほうが彼の興味を誘うようです。
密度の濃さ、風通しの悪さが不快なふたご座の彼が苦手なのは、「あなたにすべてを捧げます」的な重たい愛を見せ付けること。
そんなつもりではなくともふたご座は縛り付けられるような感覚に陥ってしまいます。
ふたご座はひとつの星座に二人の人格がいる星座。実は常に自分を客観視する目線を持っています。
そして自らを省みて「完璧ではない自分」に落ち込むのです。
自分に点数をつけ続けるようなもので、とても疲れます。そうやって自滅しかねない、実は精神的にもろい星座でもあります。
下手に頭の回転が速いので、昨日と今日で言うことが変わることがあり(ふたご座的には最新情報によりバージョンアップしただけですが)嘘つき・気まぐれ・信用できないなど不名誉な評価を受けてしまうことも…。
こういったことは年齢とともに社会に適応し、上手に立ち回れるようになるのであまり心配いりませんが、精神が疲れやすいことには変わりありません。
八方美人・日和見・上辺だけなど、よくふたご座の欠点として挙げられることを、実はふたご座自身よく自覚しています。裏を返せば欠点が長所だったり自分自身を守るための技だったりするので、追い討ちをかけるような言葉はかけないであげてね。
とはいえ複数のことを同時進行できる器用さや適応力、コミュニケーション能力は実社会では大きな武器です。
疲れてふさぎ込むこともありますが、それはあなたを武装せずともよい、気が置けない間柄とみなしている嬉しい証拠でもあります。
二つの面があり、どちらも彼自身であることを理解してあげてくださいね。