映画レビュー『カフェ・ド・フロール』~愛の力で自分を、未来を変える~

映画レビュー『カフェ・ド・フロール』~愛の力で自分を、未来を変える~

3月28日よりロードショウのフランス映画『カフェ・ド・フロール』

監督は、ジャン・マルク・ヴァレ。主演は、ジョニー・デップとの破局が話題となったヴァネッサ・パラディ。彼女の演技にも大注目の映画です。特に、仕事や恋愛にがんばる女子のみなさまにおすすめしたいと思います!

それでは、一足先に映画を視聴した感想をつづっていきますね。

~あらすじ~
1969年、映画の舞台はフランス・パリ。ジャクリーヌ(ヴァネッサ・パラディ)は、ダウン症の息子ローラン(マラン・ゲリエ)をひとりで育てることを決意します。ひとり息子のローランが生きがいのジャクリーヌ。絶望の中にも一筋の希望を見出し明るく暮らしていました。しかし順調に思えた日々の中、ローランがクラスで問題を起こし養護施設への転校をすすめられてしまします。

時代は移り変わり、現代のカナダ・モントリオール。アントワーヌ(ケヴィン・パラン)は2人の愛娘と恋人のローズ(エヴリーヌ・ブロシュ)とともに悠々自適の生活を送っています。しかし、別れた妻キャロル(エレーヌ・フローラン)は1人離婚から立ち直れずドラッグにたよる日々を送っています。

この2つの異なる時代、背景をもつ家族。時を越えて重なり合う時、思いもよらぬ奇跡が起こります。

hana (2) テーマは、ずばり愛!!


ずばり、この映画のテーマは愛!!家族愛と男女の愛です。

愛を誓い合うのは恋人同士だけではありません!
家族愛、子どもにかける無償の愛情、友人愛など。さまざまな愛の形がありますよね。

とくに、劇中でジャクリーヌがローランにかける無償の愛情には胸が熱くなります。親子の絆は切ってもきり離せないものなのですね。

一方で、男女間の愛も壊れやすいもの。しかし、全身全霊で愛した相手のことを完全に嫌いになれないし、簡単に忘れることはできませんよね。夫のアントニーに不倫されたキャロルもそう。ひどいしうちを受けたはずなのに、どうしても彼のことを忘れられずにいます。

その心象風景がとにかくせつない!!恋をしたことのある女性なら共感するところがあるはずです。

hana (2) あなたは前世を信じますか?


ストーリーも映像も、とても神秘的!!過去と未来が交互に重なり、どの時代にも愛があふれています。

きっと今この時も、世界中の人々が恋人や家族を想いあっているのでしょうね。

そして、それは今このレビューを読んでいるあなたも同じ。
過去、現在、未来。いつの時もあなたを愛してくれる存在がいるはずなのです。

しかもその存在は“前世”からあなたとつながっているのだとしたら…
それって、とってもロマンチック!

でも実際は、そんなことありえないって思ってしまいますよね(笑)

しかし、『カフェ・ド・フロール』のテーマといえる「前世を超えた愛の力」
“自分を信じ、他人を愛する力”が重要なキーポイントになります。

仕事や恋に疲れた女子におくるヒーリングムービー!気になった方はチェックしてみてくださいね。

『カフェ・ド・フロール』公式サイト:http://www.finefilms.co.jp/cafe/

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yuuki

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