沖縄の手つかずの自然が広がる、やんばる地方。亜熱帯のジャングルを思わせる緑の濃さは、海ばかり目がいきがちの沖縄旅行の中で、沖縄の印象がガラッとかわるかもしれません。
沖縄の北部、本当の一番上のほうに位置する「やんばる」は、那覇市からは、高速道路の先の先、ドライブにかかる時間もかなり長く、2泊3日くらいの予定で沖縄を訪れる方には若干厄介な場所。
遠いので、やんばるまで足を伸ばそうという観光客の方は少ないかもしれませんが…、やはり沖縄の神秘のパワーを感じるには外せないスポットがあります。
ここでは、沖縄が誇る大自然やんばるのにある、おすすめのパワースポット、大石林山（だいせきりんざん）について、ご紹介したいと思います～♪
＜大石林山って何？＞
大石林山は、やんばるにある安須杜（アシムイ）と呼ばれる山々の一つで、亜熱帯のジャングルの広がる神秘的な場所でもあります。
大石林山の山は、２億年前の石灰岩層が隆起して、長い歳月をかけて侵食された四連の岩山で構成されていて、地元の古老には安須杜の四峰は「シノクセ」、「アフリ」、「シジャラ」、「イヘヤ」と呼ばれているそうです。
ちなみに、安須杜は長老の杜で、「アフリ」の意味は「天帝の差す傘」、「シジャラ」の意味は女性の乳房なんだそうですよ。
＜琉球神話に登場する聖地＞
沖縄の神話によれば、大石林山は沖縄を作った「アマミキヨ」が初めに降り立って、沖縄において最初の聖地である安須杜を創ったのだという伝説があるんですね。
もちろん、琉球王国時代には、王様たちが家の繁栄や五穀豊穣、航海安全を祈るために訪れていたとされ、大石林山の中にはなんと40か所以上にわたって御願所（拝所）があり、神様に使える神人（かみんちゅ）の人がお祈りをささげているとか。
大石林山は今も聖なる地、イヘヤ、シジャラの杜をめぐる自然と対話する場所として、沖縄の人たちに大切にされている場所なのです！
＜どんなコースがあるの？＞
大石林山には、そのコースによって奇岩や巨石、亜熱帯の森、大パノラマなど４つの散策コースがあり、ゆるやかなスロープの「バリアフリーコース」も設置されています。「私、トレッキングはちょっと」という方から、お年寄りの方、車いす、小さな子供さんも安心して歩けるコースがあるので、みんなで楽しめそうですね。
＜どこにパワースポットが？＞
亜熱帯自然林コースにある、「御願（うがん）ガジュマル」が、パワースポットとしてはお勧めなんです。キジムナーが住むといわれているこちらのガジュマル、亜熱帯自然林コースは距離も時間もかかるため、ちょっと無理という方はシャトルバスの運転手さんに御願ガジュマルの近くで下してもらうように頼んでくださいね。
このガジュマルには逸話があり、なんでも初めてこのガジュマルを見つけたスタッフが写真撮影をしようとしたらカメラが壊れ、新しいカメラで撮ろうとしたけれど、また新しいカメラも壊れてしまったのだとか。そこで、お願いをしてみたら、撮影することができたとか。
その他にも、「仙人ガジュマル」「骨盤石」「輪廻生まれ変わりの石」というスポットがあり、それぞれ不思議なエピソードなどがあるんですよ。
パワースポットに興味がある人は外せないという大石林山、これでその理由がわかりましたよね(^^)！
＜大石林山の詳細＞
・営業時間：
4月〜9月 9:00〜17:00（18:00閉園）
10月〜3月 9:00〜16:00（17:30閉園）
＊営業日 年中無休
・一般料金（個人）大人：820円 小人520円
・住所：〒905-1422沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241
・電話：0980-41-8117
・Web: http://www.sekirinzan.com/
★お得情報：
下記サイトにアクセスすると、クーポンをプリントアウトするページがあり、一般の大人の入場料金がちょっとだけ割引されて散策を楽しむことができますよ♡
http://www.sekirinzan.com/info/coupon.html
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