へその掃除の仕方とは?オリーブオイルやクリームを使う方法と注意点

へその掃除の仕方とは?オリーブオイルやクリームを使う方法と注意点

へそをきちんと掃除していますか?腹痛になるから触らないほうがいい!と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。実は、へその掃除をしないと細菌がどんどん繁殖し、臭いの原因となったり、へそゴマの巨大化を招いたりすることも。今回は、オリーブオイルを使用した安全なへその掃除の仕方と、妊婦や赤ちゃんのへそ掃除をする際の注意点について紹介します。

へそを掃除しないとどうなる?

へそを掃除しないとどうなる?

へその掃除をしないと、へそを出した時に臭いや見た目が気になりますよね。では、へそを掃除しないとどうなるのか見ていきましょう。

へそ掃除をしないと臭い…

へそを掃除しないと、細菌が繁殖し続け、臭いの原因になることがあります。へそに潜んでいる細菌の数は、なんと便器の水の何倍も汚いといわれています。へそに汚れが溜まったままだと細菌が繁殖し、臭いを発するのです。

へそを出したときに汚い印象に

水着や下着姿になったとき、自信をもってへそを出せますか?普段あまり気にとめず、頻繁に掃除することはありませんが、あらわになったときに黒々としていては、不潔な印象を持たれてしまいます。
へそはあまり見えない部分だと思って油断していると、何かの拍子で見られたときに汚いのがバレてしまいます。
へそ掃除で臭いや不潔な印象を避けられるのであれば、定期的にケアしたいですね。

へその掃除はしなくても問題はない?

頻繁にへそを掃除しないと臭いや見た目の印象が良くない、と思われるかもしれませんが、「へその掃除は必要ない」という意見もあるようです。
へそを掃除しないまま放っておいても、それが体の中に入り込んだり、直接的な原因となって病気を引き起こしたりする危険は少ないといわれています。逆に、無理に取ろうとしてへそ内部を傷つけて炎症が起きてしまう危険性を考えたら、自分で掃除しないほうがいいという意見も。
自分でへそ掃除する際は、頻繁に行わず傷つけないように優しく安全に掃除するのが大切かもしれませんね。

へそ掃除の仕方

へそ掃除の仕方

へそ掃除は慎重に行わないとへそを傷つけてしまうことがあります。
そうならないためにも、オリーブオイルを使用して汚れを浮かせるへその掃除の仕方と、オリーブオイルが無い場合の身近なものを代用したへその掃除の仕方を紹介します。

へその基本的な掃除の仕方

へその掃除の仕方にはいろいろな方法がありますが、きれいに掃除したいからと言ってへそを強く刺激してしまうと、腹痛や炎症の原因となります。決して無理に取ろうとしてはいけません。
また、あまり頻繁に掃除することも、へその周辺の皮膚を傷つけてしまうため、1週間に一度にするなど、控えめにしましょう。必ず、安全なへその掃除の仕方を事前にきちんと確認してくださいね。

へその掃除にオリーブオイルを使用する

へその掃除にオリーブオイルを使用する

へそ掃除の仕方として無理にへそゴマを掻き出してへそ内部を傷つけないために、オリーブオイルを使用する方法がおすすめです。
オリーブオイルを数滴へそに垂らし、ラップをして20分程度浸します。オリーブオイルでへそのゴマをやわらかくすることで、汚れが浮き出て掃除しやすくなります。浮き出てきた汚れは、へそを刺激しないように、綿棒やコットンを使って優しく拭き取りましょう。

ニベアやオロナインなどのクリームで代用

ニベアやオロナインなどのクリームで代用

オリーブオイルが家に無いという方は、ニベアやオロナインなどのクリームでも代用可能です。
クリームタイプは、オイルのように垂れてくることがないため、絆創膏などでふたをしておけば、普段と同じように活動できます。
クリームを使用したへそゴマの掃除の仕方は、とくに硬くなったへそのゴマにおすすめです。まず、お風呂に入る数時間前からへそをクリームで埋めておき、しばらく放置します。その後拭き残しが無いようにしっかり拭き取り、シャワーで流せば完了です。

へそ掃除の注意点

へそ掃除は、「優しく、手短に」行いましょう。刺激が強すぎると、腹痛や炎症を引き起こすことも。では、体がデリケートな状態にある妊婦や赤ちゃんの場合は、へそ掃除をしても大丈夫なのでしょうか?

へその掃除が腹痛の原因になる

そもそも、へそを掃除すると腹痛を起こすと言われる原因は何なのでしょうか。
実は、へそのくぼみの下には腹膜という組織があり、大切な内臓を覆っているため、大変デリケートな部位なのです。へそを掃除しすぎると、その刺激が腹膜の神経に届き、腹痛を引き起こしてしまうといわれています。
へそを掃除する際には、強い力を入れず、優しく行うことに注意して、炎症や腹痛を起こさないように気を付けましょう。

妊娠中へその掃除をしても大丈夫?

妊娠中へその掃除をしても大丈夫?

妊娠中はへそが出っ張ってくるため、これまで気づかなかった、へその奥の汚れが気になってしまいますよね。
赤ちゃんへの影響を心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、妊婦のへそと赤ちゃんのへそが直接つながっているわけではありませんので、へその掃除はしても大丈夫です。
ただし、妊婦の体はデリケートな状態にあるため、掃除のしすぎには注意が必要ですし、普段と変わらず優しく掃除することが大事です。

赤ちゃんのへそ、掃除は必要?

赤ちゃんのへそ、掃除は必要?

赤ちゃんのへそのゴマが気になる場合は、掃除をしても大丈夫ですが、赤ちゃんの肌は大人に比べ傷ついたり炎症を起こしたりしやすく、動いた拍子に傷ついてしまうこともあるため注意が必要です。
赤ちゃんのへそ掃除は臭いや汚れがひどい場合のみ、ベビーオイルなどの肌に優しいものを使用して行いましょう。
新生児の場合、まだへそが乾燥し切っていないことがありますので、沐浴後消毒用のアルコールを少量綿棒につけ、軽くこする程度にとどめてください。

へそゴマの正体と溜まる原因

知らない間に溜まっているへそのゴマ。意外と正体を知らずにそのまま放置していませんか?放置し続けると、巨大化することも。そもそも、なぜへその中に溜まってしまうのでしょうか。

へそゴマの正体は「垢」

黒くて小さい粒のようなものが、へそのくぼみに溜まっていませんか?実はそれが、へそのゴマです。その正体は、身体から出てくる皮脂や垢、衣服の繊維やホコリなどが日常生活のなかで混ざり合い、集合体になったもの。毎日きれいに体を洗っているつもりでも、知らない間にどんどん溜まっていくのです。

へそゴマはなぜ溜まるのか?

へその形状には個人差がありますが、そのほとんどに小さなくぼみがあり、複雑なしわが取り囲んでいます。普段から着目することがないうえ、その形状ゆえに洗いにくい部位であるため、汚れが蓄積されてしまうのです。

へそのゴマが巨大化することがある!?

へそのゴマが大きさや硬さを増して、まれに巨大化することがあります。通常黒いゴマ粒ほどの大きさのものが、小豆や大豆の大きさになることもあり、医者の間では、それを「石」と呼ばれているようです。
へその形状や周囲の脂肪によって、お手入れが行き届きにくく、へそのゴマが巨大化し、石となってしまうのです。巨大化したへそのゴマは、自分で処置するのは少々危険なため、医師に診察してもらうことが賢明です。

まとめ

へその掃除について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。へそのゴマは、必ずしも頻繁に掃除する必要はありませんので、くれぐれも刺激を与えすぎることのないように注意してくださいね。臭いや炎症がひどい場合には、自分で無理に取ろうとせず、皮膚科や外科に相談するとよいでしょう。