くしゃみした時に臭いが…くしゃみが臭い原因と対策

くしゃみした時に臭いが…くしゃみが臭い原因と対策

目次

くしゃみをしたときに、臭いと感じることはありませんか?今回はくしゃみが臭い原因や病気などについて紹介します。くしゃみが臭い原因となりうる臭い玉や蓄膿症とはなんなのか、どんなにおいがするのか、またくしゃみが臭いとき口の中が酸っぱいと感じた場合の考えられる病気についても紹介していきます。くしゃみが臭いと気になる方はぜひ参考にしてくださいね。

くしゃみが臭い原因や病気

くしゃみが臭い原因や病気

まずはくしゃみが臭いときに考えられる原因や病気について紹介していきます。

蓄膿症(副鼻腔炎)

普段、口臭は気にならないのに、くしゃみをしたときの臭いが気になるという方は、もしかしたら蓄膿症かもしれません。鼻の奥に溜まった膿が、くしゃみをしたときに臭うとがあります。

虫歯や歯周病

くしゃみが臭いのは虫歯や歯周病なども原因のひとつといわれています。くしゃみが臭いということは、くしゃみをして飛び散る唾液が乾燥して臭うということです。虫歯や歯周病、食べかすなどの影響から口の中で菌が繁殖するのが原因で、くしゃみが臭くなります。

口の乾燥

普段から口呼吸の人など、口の中が乾燥することで口内の環境が悪化し、菌が繁殖して口臭につながることがあります。虫歯と同様に、菌が繁殖した状態でくしゃみをすると、唾液が乾燥してにおいが気になるのです。

胃の病気

くしゃみが臭い原因は口内のトラブルだけではありません。胃の調子が悪いときや、消化不良を起こしているときなど、胃の中で消化しきれていない食べ物のにおいが、くしゃみと一緒に外に出ることで、臭いと感じるということもあるようです。
胃の病気以外にも、においの強い食べ物を食べたときなどにくしゃみをし、唾液とともににおいが放出されて臭いと感じることもあるようですね。

くしゃみが臭いのは臭い玉が原因かも!?

くしゃみが臭いのは臭い玉が原因かも!?

くしゃみが臭いのは臭い玉が原因の可能性もあります。くしゃみが臭いと感じる原因のひとつ、臭い玉についてみていきましょう。

臭い玉とは

臭い玉とは、喉の奥にある扁桃のくぼみに発生する黄色や白っぽい米粒ほどの塊です。正式には「膿栓(のうせん)」と呼ばれています。
くしゃみや咳などをしたときに喉から出てくることがある臭い玉は、潰すと強烈な悪臭を放ちます。くしゃみをしたときに嫌なにおいがするという場合、喉の奥にある臭い玉がにおいを放っているという可能性が考えられます。

臭い玉ができる原因

食べ物のかすなどのほかに、喉に入ってきたウイルスや細菌を倒し、その死骸が溜まって臭い玉ができます。臭い玉は基本的に誰にでもできるものですが、通常なら唾液と一緒に飲みこんだり、痰や咳などと一緒に外に出ます。扁桃の形や、口の中の水分不足などによって喉の奥に溜まってしまう人もいます。

臭い玉の対処法・取り方

臭い玉は基本的にあっても害はありません。しかし、口臭の原因のひとつともいわれていますので、気になってしまいますよね。
臭い玉を自分で取ろうとすると、喉を傷つけてしまう可能性があります。
無理に取ろうとはせず、口を乾燥させないようにし、唾液の分泌を促すように努力しましょう。また、食べかすが喉に溜まらないようによく噛んで食べ、ご飯を食べたあとは、しっかりうがいをしてくださいね。
臭い玉の取り方としては、くしゃみや咳などで自然と出てくるのを待つのが一番です。しかし、どうしても気になってしまうという人は耳鼻科に行って診てもらいましょう。

蓄膿症(副鼻腔炎)とは?どんなにおい?

蓄膿症(副鼻腔炎)とは?どんなにおい?

続いて、くしゃみが臭い原因でもご紹介した蓄膿症(副鼻腔炎)についてみていきましょう。

蓄膿症(副鼻腔炎)とは

「蓄膿症」は俗名で、医学用語で「副鼻腔炎」と呼ばれています。副鼻腔は鼻とつながっている骨のなかにある空洞です。ここに膿が溜まって炎症が起こると、頬骨など顔が圧迫されるように痛くなったり、頭痛、鼻づまりなどの症状を引き起こします。
蓄膿症は、細菌やウイルス感染、ハウスダストや花粉などが副鼻腔に入って炎症を起こすことが原因です。
また、副鼻腔に溜まった膿が悪臭を放ち、鼻水と混ざって喉に落ちてきて、くしゃみが臭い原因になるのです。

蓄膿症は臭い…どんなにおい?

蓄膿症はどんなにおいがするのか、よく使われるのが「イヤなにおい」という表現です。「イヤなにおい」とはどんなにおいなのか、たとえでよく言われるのは生ごみのにおいです。魚などが発酵したような生臭さが、蓄膿症のにおいの特徴として挙げられます。

蓄膿症になったときの対処法

蓄膿症になったときは自分で対処することはできません。放っておくと慢性副鼻腔炎になってしまいますので、なるべく早めに耳鼻科を受診したほうがいいでしょう。

蓄膿症が臭いのは他人にバレない?

蓄膿症は膿が副鼻腔に溜まって臭い原因となりますが、「鼻のにおいは他人に気づかれないだろう」と思ってしまいますよね。しかし、臭い膿が鼻の奥から喉に落ちてくることで、においが口から出て、他人に臭いと思われてしまうこともあるようです。
また、くしゃみをしたときに膿が混ざった唾液が口から出ることで、くしゃみが臭いと感じることもあるようです。蓄膿症の生ごみのような臭いにおいは、自分だけではなく他人にも伝わっているかもしれないと考えたほうがいいでしょう。

くしゃみのにおいが酸っぱいのは、胃が悪いのかも?

くしゃみのにおいが酸っぱいのは、胃が悪いのかも?

続いて、くしゃみが臭いときに「酸っぱい」と感じた場合についてみていきましょう。くしゃみが酸っぱいにおいがしたのであれば、もしかしたら胃の不調なのかもしれませんよ。

酸っぱいにおいがする原因

くしゃみをしたときに酸っぱいにおいを感じた場合、胃や食道などの不調が考えられます。これはくしゃみに限らず、酸っぱいと感じるのは胃酸や食べ物が胃から逆流してきている可能性があるのです。

酸っぱいときの対処法

くしゃみをして酸っぱいにおいがする、普段から酸っぱいにおいがこみ上げてくるという場合、逆流性食道炎などの可能性がありますので、消化器内科など病院に行って診てもらうようにしましょう。また、暴飲暴食は避けて食生活や生活リズムを整えるようにしてください。

くしゃみでマスクが臭い…原因と対策は?

くしゃみでマスクが臭い…原因と対策は?

マスクをしていると特にくしゃみをしたあとに、「なんか臭い…」と気になることもありますよね。くしゃみをしたあとマスクが臭いと感じる原因や対策をご紹介します。

くしゃみでマスクが臭い原因

唾液自体は本来、臭いものではないといわれています。しかし、マスクの中の湿度と温度は菌にとって好条件で、繁殖しやすい環境なのです。そのため、くしゃみをしたあと、マスクについた唾液の菌が繁殖して臭くなるといわれています。
またマスクなしでは気づいていなかった口臭に、マスクで空気がこもることで気づかされるということもあるようです。

くしゃみでマスクが臭いときの対策

続いてはくしゃみをしてマスクが臭いときの対処法について紹介します。

スプレーでにおいを消す

マスク専用のにおいスプレーというものが販売されています。消臭効果だけでなく、除菌や花粉ガードなどの役割も担ってくれるので、一石二鳥ですね。くしゃみしてマスクが臭いと思ったら、ハーブやアロマの香りつきのスプレーでいい香りをプラスするのがおすすめですが、においに敏感な人は無香料のものでマスクの嫌なにおいを消すのもいいですよ。

二重にする

くしゃみをしてマスクが臭いのが気になるという方は、マスクの内側にティッシュを1枚入れておくのもおすすめです。マスクは頻繁に替えられませんが、ティッシュならくしゃみをするたびに入れ替えればOK。くしゃみで飛散した唾液などをティッシュがキャッチしてくれるので、マスクに唾液がつかず、くしゃみをしてもにおいがマスクにつく心配が少なくなります。

まとめ

くしゃみが臭いのにはさまざまな原因があります。くしゃみがどんなにおいなのかによって、蓄膿症や臭い玉、胃の不調などがわかるかもしれません。くしゃみが臭いと感じたら、原因をまず探り、口臭の改善や病気の治療などを考えていきましょう。しかし、自分で判断せず、歯医者や耳鼻科など、病院で相談してみてくださいね。