ゲーム感覚で勉強する方法&おすすめの勉強アプリ

ゲーム感覚で勉強する方法&おすすめの勉強アプリ

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勉強しなければいけないと分かっていても、ゲームがやめられない…、そんな経験ありませんか?「うちの子はゲームばかりで勉強しない」と悩む親御さんも少なくないはずです。多くの人は勉強よりもゲームが楽しいと感じるもの。それならば、ゲーム感覚で勉強する方法を考えてみてはいかがでしょうか?今回は、勉強をゲーム化する方法や勉強に使えるゲームアプリ、ゲームソフトなど、勉強をゲーム感覚で楽しむ方法についてご紹介します。

勉強とゲームの違いは「達成感」と「動機付け」

勉強とゲームの違いは「達成感」と「動機付け」

勉強は嫌いだけど、ゲームは好きという人は多いですよね。勉強とゲームの違いは、「楽しい」かどうかにあります。つまり、勉強が嫌いな人は、勉強が「楽しくない」から嫌いなのです。では、ゲームが楽しくて、勉強が楽しくないのはなぜでしょうか?
実は、勉強とゲームの違いは「達成感」と「動機付け」にあると言われています。

勉強とゲームの達成感とは

達成感とは、やり遂げたという充実感、満足感に近い感覚のことです。
勉強は、小学生から中学生、高校生と年齢を重ねるごとに、少しずつ難易度が上がっていきます。小学生の頃は「新しい漢字を覚えた」「算数の問題が解けた」という達成感を得やすいですが、難易度が上がると問題も難しくなるため、勉強による達成感を感じにくくなりますよね。
1ステージ進むごとに難易度が上がっていくという点では勉強もゲームも同じですが、ゲームの場合、長い時間やり続けることで自分のレベルを上げることができます。つまり、ゲームはやればやるほどレベルが上がるため、ステージをクリアしたときの「達成感」を得やすいのです。

勉強とゲームの動機付けとは

動機付けとは、人間がやる気を出すために必要な行動の原因、目的のことです。
たとえば、小学生の頃は「勉強したら褒めてもらえる」「100点取ったら玩具を買ってもらえる」といったことが、勉強の動機付けになりやすいです。それが、中学生、高校生と成長するにつれて、勉強で褒められることが減り、「勉強するのは当たり前」「勉強は自分のためにやるもの」と言われ始めます。しかし、そう言われても、なかなかやる気になれないのが人間の心理。褒められたい、認められたいという明確な動機があってこそ、初めて人はやる気になるのです。
ゲームの場合、ステージをクリアしたときにはアイテムがもらえたり、ボーナスコインがもらえたりしますよね。ゲームをやるだけでレベルが上がっていく、それも動機付けのひとつになります。

勉強とゲームは似てる?勉強もゲーム感覚で!

勉強とゲームは似てる?勉強もゲーム感覚で!

ここまで読んでいただいた方のなかには、「もしかして、勉強とゲームって似てる?」と気付かれた方もいらっしゃるかもしれません。人がやる気を出すために必要なものは「達成感」と「動機付け」です。この2つがあれば、勉強もゲーム感覚で楽しむことができます。勉強をゲーム感覚で楽しむコツ、そのポイントは次のとおりです。

目標を決めて達成感を味わう

勉強をゲーム感覚で楽しむコツは、達成感を味わうために、1日の目標を決めて取り組むことです。高すぎる目標を設定してしまうと、クリアできなかったとき「勉強なんてつまらない」と感じてしまいます。なので、勉強するときに決める目標は、「テストの復習を完璧にする」「ドリルの1ページを最後まで解く」など、今日できると思う簡単なものから始めてみましょう。その目標をクリアできたときに味わう達成感が、勉強を楽しいと思わせ、ゲームのようにやり続けることができるかもしれませんよ。

ご褒美で勉強に動機付けをする

ゲームと同じく、勉強でも目標をクリアできたときにご褒美を用意しておくと、勉強することが楽しいと思う動機付けができます。子供にも「今日はドリルを1ページ解き終わったから、おやつはケーキね」というように、勉強のあとのご褒美を用意しておくと、ゲーム感覚で勉強し続けることができるでしょう。
勉強を頑張ったらご褒美がある、ご褒美があるから勉強を頑張ろう!という動機付けを行って、「今日も勉強頑張るぞ!」というふうに子供の気持ちをもっていくことが大切です。

勉強はゲーム!?勉強を楽しくゲーム化する方法

勉強はゲーム!?勉強を楽しくゲーム化する方法

勉強をゲームのように続けていくことは、意外と難しくありません。達成感を味わうことや動機付けを行うこと以外に、勉強をゲーム化させる方法があります。ここでは、子供が楽しく勉強できるように、勉強をゲーム化させる方法をご紹介していきます。

勉強にゲームのようなイベントを用意する

勉強にゲームのようなイベントを用意すると、毎日の勉強にメリハリができて楽しくなっていきますよね。たとえば、ゲームにはモンスターを倒すクエストや物を集めるイベントが用意されており、長く遊び続けるための工夫がされています。勉強にはゲームのように、長く学んでもらうための工夫はありませんよね。「問題を解き続ける」という単純作業の繰り返しでは飽きがきてしまうのです。
「10分後に突然モンスターが乱入(抜き打ちテスト)」「1時間後の復習でミスすれば時間が巻き戻される(再度同じ問題を解く)」など、イベントを用意することで勉強をゲーム化し、単調になりやすい作業に遊びを加えていきましょう。

勉強する場所を決めない

勉強する場所とゲームする場所はどこか決まっていますか?勉強は基本、自分の部屋ですることが多いでしょう。ですが、ゲームする場所は決まっていないことが多いですよね。勉強をゲーム化するなら、どこで勉強してもOKにしてしまいましょう。
どこでも勉強できるようになると、場所が変わっても勉強に集中できるようになります。どこでも勉強に集中できるようになると、いつもと違う環境で受けなければいけない受験では、有利に働くはずです。
また、自室でないと勉強してはいけないと決められると、子供は楽しくありません。テレビがある部屋、家族が集まるリビングなど、子供が自分で勉強する場所を決めるのも、勉強をゲーム化する方法のひとつです。

勉強=クリアできるゲーム

勉強をゲーム化するときに気をつけたいのが、クリアできない目標を立てないことです。解けない問題はクリアできないゲームと同じで、楽しくありません。
「勉強はゲームと同じでクリアできるものだ」と考えられるようになったら、勉強はつまらないものではなく、楽しいものに変わっていくでしょう。勉強をゲーム化するには、最初は簡単な問題をクリアし、少しずつ難易度を高めていく方法が適しています。

勉強とゲームを両立させる方法

子供が勉強をせず、ゲームばかりしてしまうという悩みを抱えている親御さんは多いですよね。ゲームを取り上げても、子供が勉強するとは限りません。また、ゲームは息抜きになるので、勉強とゲームを両立させて、上手く付き合っていきましょう。勉強とゲームを両立させるポイントは、メリハリをつけることです。

勉強とゲームの時間を決めてメリハリをつける

勉強の時間とゲームの時間を決めることで、子供の生活にメリハリをつけることができます。勉強をせずにゲームばかりしてしまうのは、ゲームには時間制限がないからです。
まずは勉強する時間を決めましょう。「○時~×時までは勉強時間」と決めると、その時間は勉強するという習慣をつけることができます。

勉強はどこでもOK、ゲームする場所は固定

勉強はどこでやってもOKだと先にご紹介しましたが、ゲームする場所は決めておくとメリハリがついていいでしょう。たとえば、親が見ているところでゲームをすると決めておけば、時間の管理ができます。ゲームが終わったら、ゲーム機は親が預かるようにすると、遊びすぎることはないでしょう。

勉強できるゲームアプリ・ゲームソフト

勉強できるゲームアプリ・ゲームソフト

勉強できるゲームで、遊びながら学ぶのもいいですね!ここでは無料で遊べるゲームアプリや、楽しく勉強できるゲームソフトをご紹介していきます。

算数ファンタジア

計算が苦手な子供におすすめのアプリが『算数ファンタジア』です。算数の問題を解いていきながらバトルする、クイズRPGなので、勉強しながらゲームとしても楽しめるアプリになっています。ダンジョンごとに足し算や引き算など出される問題が変わっており、遊びながら勉強できるのがおすすめです。また、勉強として遊ぶだけでなく、スキルバランスを考えてキャラクターを育成していくなど、子供がハマるゲーム要素や宝箱などのご褒美も用意されているので、楽しく勉強し続けることができるでしょう。

全国市町村ジグソーパズル

日本地図が覚えられない、地理が苦手な子供におすすめのアプリが『全国市町村ジグソーパズル』です。このアプリでは日本地図をパズルとして組み立て、ゲームとして遊びながら地理の勉強ができます。少しずつ地理を覚えていきながら、パズルを完成させる達成感も味わうことができるのでおすすめです。

グレコからの挑戦状!

Nintendo Switchのゲームソフト『グレコからの挑戦状!』シリーズでは、たし算・ひき算・かけ算・わり算などの算数と、小学校1~6年生用に分かれた漢字の学習ソフトが販売されています。オバケを倒しながら最終ステージを目指すシステムで、遊びながら楽しく学ぶことができますよ。子供がどれくらいプレイしたのか、スマートフォンアプリ『Nintendo みまもり Switch』を使えばプレイ時間などを確認することもできます。

まとめ

勉強とゲームは一見、違うものに見えますが、考え方を変えるとゲームを勉強に活かすことができます。ゲーム感覚で勉強に取り組んだり、勉強自体をゲーム化したりすることで、毎日楽しく学ぶこともできるはずです。また、アプリやゲームソフトなどのゲームで勉強することもできます。勉強とゲームを両立させ、上手く付き合っていきましょう。