男性と女性の考え方の違い…お互いを理解するためのコツは?

男性と女性の考え方の違い…お互いを理解するためのコツは?

女性は「私の話を聞いてくれない」男性は「話は長いし、何を言いたいのかわからない」など、女性からしてみたら理解できない男性心理。
一見男性が身勝手にも見えますが、実は女性の心を「乙女心」というように、男性にも「男心」があります。
それが女性からすると理解に苦しむ訳です。

今回は男性と女性の考え方の違いを比較し、両者の考え方の違いから、今後お互いを理解するためのコツをお伝えします。
二人の仲をより充実させるための一助にしてください。

男女の「考え方・行動」

男女の「考え方・行動」スタイルを登山に例えると

男女の「考え方・行動」スタイルを「登山」に例えると、男性の場合は、周りと競い合うように一刻も早く頂上を目指して、ひたすら突き進む、文字通りの「山登り」です。
目的をいかに効率的に達成するかがポイントなので、その間寄り道するなど、目的のための行程を楽しむということはありません。

一方女性の場合、山を登りつつ、風景を楽しんだり、一緒におしゃべりしたり、興味のあるものがあったら、ついつい寄り道しながら頂上を目指す「ハイキング」に似ています。
目的達成はもちろん考えていますが、そこまでの行程を楽しみたいのが女性の「考え方・行動」スタイルです。

どちらが優れているということではありません。男性の考え方・行動は合理的に見えますが、度が過ぎると、考え方の幅を狭くして、殺伐とした雰囲気になり、周りが近寄り難くなりますし、女性の場合は、いつ目的地に着くのかがわからず、場の雰囲気も締まらなくなります。

お笑い芸人にみる「男女の会話」の違い

お笑い芸人にみる「男女の会話」の違い

男女の会話の違いは、お笑い芸人のスタイルをみると分かります。
男性のお笑いは、相手が面白いことを言うと、自分はもっと面白いことを言おうとする、笑いに笑いを掛け合うスタイルです。

バラエティ番組をみると、「こんな面白いことがあった」と言えば「いやいや、俺も実はこんな事があって・・・」と笑いを掛け合ったり、ボケとツッコミの掛け合いなど、互いに笑いを「競わせる」ことで場を盛り上げます。
それに対して、女性のお笑いは、自分のコンプレックスやその日あった出来事を面白おかしく話し、周りから「共感」を集めることで笑いにしていきます。
日々の暮らしで感じたことや、自分のコンプレックスをネタにした自虐ネタをすることで周りから「あるある!」と「共感」を誘うのです。
お笑いではありますが、女性同士の会話の延長と考えてもいいでしょう。

これは男性同士、女性同士の日常会話でも同じです。
男性同士は、会話の中に情報を散りばめ、競わせることでお互いの優位性を図ります。
女性同士は、会話の中でいかに共感を誘うかでコミュニケーションを図ります。

ところで、女性は男性の笑いに対して、本当に面白いと感じている一方で「始まった、始まった~」「しょうがないわね」みたいに一歩引いて笑いを楽しむところがあります。
学校で男子のおふざけに付き合う女子のようなところでしょうか。

なぜその笑いに付き合ってくれるのでしょうか?それは、少なくともその笑いに包まれた空間が「平和」だからです。
女性は基本的に平和主義者であり、面と向かって争う状況に慣れていません。
共感力も男性より強いので、場の雰囲気が悪くなると、男性以上に不安に駆られます。
結果として、常に平和な環境に身を置こうとします。

お笑いもそうですが、スポーツ観戦の女性にも同じことが言えます。
本当に熱狂的な女性ファンがいる一方で、スポーツにそこまで詳しくなくても、その環境に身を置き、好きなチームを互いに応援する、スポーツバーで同じ好きなチーム同士の人間がいる環境で一緒に応援することで、その場所では平和でいることができるわけです。

男性は「シミュレーション」通りに実行したい。女性は「シチュエーション」を楽しみたい。

男性は「シミュレーション」通りに実行したい。女性は「シチュエーション」を楽しみたい。

二人で出かけるときに、予約したお店の時間に間に合いたいために、男性は女性に早く準備するように急かしますが、女性が出かける直前になって別の作業を始めて、男性がイライラするという場面に遭遇したことが、一度や二度はあると思います。

また、待ち合わせ場所に来たとき、なぜか女性の方が機嫌が悪かったりなど、男性からみると女性が考えていることがわからなくなることがあります。

男性は女性に喜んでもらうのと同時に、女性の心を掴みたいために様々な仕掛けを自分の中でシミュレーションし、それを実行することで一定の満足感を得ます。
一連のデートの段取りを守りたい気持ちが強いので、その思いが強くなるとつい相手を急かしてしまったりして結果的にうまくいかなくなってしまうこともしばしば。
功を焦るあまり、女性の気持ちを置いてきぼりにしてしまいまうのです。

一方で、女性はその時の最高の自分を演出したいために、デートの場所にあった服、アイテム、メイクなど、男性の思慮が及ばないところまでシチュエーションを考えます。
なので、時間ギリギリになっても、何か思いついたら、ついついそちらを優先してしまいます。

また、待ち合わせ場所に向かう途中で気分の削がれることが起こると、途端にそれまでのテンションが下がってしまいます。
これは場合にもよりますが、たいていの女性は、生理的に嫌悪する出来事に遭遇した時、例えば、電車の中で隣にいた男性の体臭がきつかったり不潔だったり、ということに遭遇してしまうと、それまで高まっていた気分が一気に下がってしまいます。

女性は気分の切り替えがうまくないので、そのまま引きずってしまうようです。
相手に会うまでに高めた気分が一気に台無しにされた気分にり、結果的に機嫌が悪いように見えるのです。

こういう時の対応法は、女性の性格によります。気遣ってほしい女性もいれば、放っておいてほしい女性もいますので、男性は女性の性格を考えながら行動するのが良いでしょう。

まとめ

みなさん、いかがでしたか?男性と女性では同じ場面に身を置いたとしても、考え方がまるで違います。
この違いを理解した上で、お互いに良い関係を保てるかが、二人の仲を円満にするカギと言えそうです。